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経営戦略は歴史上いつから始まったかその①

外を歩くと沢山の建物があります、建物一つ一つに所有者が存在し、それらの人々全てが建物の経営者と言えばそうです。(直接収益を得ることは無くても)

原始に人間が力を合わせてマンモスを狩っていた時代はもう終わりました

今は沢山の会社が存在し、会社に1人の社長が部下をまとめています。それぞれの会社が皆同じものを売っているとは限りません

社長の経営戦略によって、会社それぞれに個性が出ます。ではいつから経営に戦略がつき効率的になっていったか?

フレデリック・テイラーという男がいます。
1856年生まれです。
彼が働いていた工場は働くほど給料が上がる形態でした、歩合制ということです。
しかし、給料を上げると上がその分持っていくので手取りは変わらず、努力をする人はいませんでした。

テイラーは生産性向上のための研究をしました。ベスヘレム スチールによるショベル研究により進展しました。
これは、ショベルを使って鉱石を掘る仕事をしていた人達がそれぞれ好きなショベルを使って掘っていたので人による作業量に違いが出ていたことに対する研究です。

一回あたり9.5キログラム掘れるショベルが良いとわかったテイラーは掘る鉱石や灰によって様々な適したショベルを用意しました。

密度の大きくて重い鉱石は、小さいショベル
密度の小さくて軽い鉱石は、大きいショベル

といったようにです。
それだけではなくショベルを差し込む速さや高さ、賃金に関することも沢山研究し、それらによって新たな職が出来ました。
管理職です、もちろんコストは高くなりました。

しかし、結果を見ると
作業量は3.7倍
賃金量は+63%
生産量あたりのコストは-56%

上も下も徳をする結果になりました。
これを、

科学的管理法

と言います。
これには5つの内容があり

タスク管理
作業研究
マニュアル制度
段階的賃金制度
職能別組織(管理)

これらは効果が高い分、上が賃金を出さないと一気に最悪になります。
賃金を出してくれないなら好きなショベルで掘っていた方が楽ですから。

これにより、科学的管理法が批判されることもありました

しかし、これが現代経営戦略の最初です
彼は1856年に生まれ、
1911年に科学的管理法の原理を出版し、
1915年に亡くなりました。

100年ほど前のことです
ここから現代経営戦略は沢山の人によって作られていきます。

次は科学的管理法を使って、車の生産を劇的に改善したヘンリーフォードの話をします

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