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日本庭園、作ってみた!

私の記事に来てくれてありがとう🪴
この記事を読んで、少しでも「緑」に興味を持ってくれるよう、誠心誠意、書きます✏️

今回のお題は
「日本庭園、作ってみた!」です。
どうぞ、お楽しみに♪

まずは基本からね。
日本庭園の三大様式とは、「池庭」(いけにわ)、「枯山水」(かれさんすい)、「露地」の3つのこと。

その中でも今回、紹介するのは
「露地」を私の施工実績を基に解説していきます!

最初の仕事は図面作成

これはやっぱり手書きがいい。
庭師は茶道や絵の勉強も怠らない!
納得の行くまで、何度も何度も打ち合わせを繰り返して、図面作成で1年掛かってます!!

よっしゃ、作業に入るよー!

施工前

広さは165平米!
お客様からは「モミジを主体とした日本庭園を作って欲しい」との依頼からこの仕事は始まりました!

ブロック塀 解体。搬入通路の確保。

生涯残る庭として一切の妥協は許されない。気合い、入れて行くよー!✨

背脱石(くつ脱ぎ石)  搬入・据付

この背脱石には、もう採取が出来ない貴重な鞍馬石を使用し、こだわる。

背脱石 1石据付完了。景石等搬入。

この景石にも鞍馬石を使用!
やはり日本庭園。メインの石にはそれ相当の石を使用する。

景石おおよそ位置出し。GL(地盤)揃え

いざ、現場に入ると職人はオーラを放つ。図面でいくら緻密に計算をしても現場では、植栽と石のバランスを感覚で据付をしないとならないからね!

背脱石 2つ据付。景石 7つ据付。

ここから「モミジを主体の樹木にし、敷石で市松模様を描く。四季折々を楽しむ庭」を作り上げる。

敷石据付。RC40-0砂 搬入

さぁ、さぁ!面白くなってきました!
庭の形が見えてきた!

敷石据付。RC40-0砂 搬入。景石据付。

この石を据付ける。って作業。
これも奥深いんだよね〜
実は石には「顔がある」
それを見極め、庭を見た時にその顔がしっかり見えるようにする。

ここから第二段階、突入!!

樹木搬入。モミジ植付。

今回の主役が登場!!
ここからは植栽と石のバランス、客間からの見通しを常に意識しながらの作業となる。これが腕の見せ所!

樹木植付。地均し。うす据付。垣根ホゾ取付。貫取付。

一気に庭らしくなってきました!♪
でもまだまだ…
これから面白くなるよ〜

垣根束柱据付。御簾垣(胴縁)

やって来ました!!御簾垣作成!!
私の得意とする垣根制作!!!
乞うご期待!

石据付。御簾垣。石材搬入。

今回は165平米に2つの異なる庭を制作するからね!
周りだけじゃなく、庭と庭の間にもオリジナルの垣根を制作していく!✨

御簾垣(胴縁、押縁)

どうよ!?
素敵だね〜、惚れ惚れするね〜
自分の技術に!?笑
誰も言ってくれないから、自分で言うからいいよ〜♪

御簾垣(胴縁、押縁、結束)

まぁ私も仕事ですから。
褒められたくて、やってる訳じゃない…
でもさ、でもさ…
一言、コメントを残してくれると俺だって嬉しいんだよ?笑 

地被類植付。ビバソイル・タマリュウ搬入。ビバソイル敷均し。タマリュウ植栽

一気に色鮮やかになったね!♪
低木なんかも植えて、冬場の寂しい時期も花が咲く様に🌸

タマリュウ植栽

はぁ〜美しいの一言。
市松模様の敷石も相まって。
鞍馬石!モミジ!垣根!万歳🙌

御簾垣(胴縁、傘木取付、結束)。砂利敷き。排水穴開け。

さぁ、さぁ!これで終わりなのか?
もう仕上げなのか…?

御簾垣(胴縁、傘木取付、結束)

もうお別れの時…
そんな訳、あるかい!
まだまだ続くよ!!
日本庭園の奥深さを堪能せよ!!!

第三段階、開幕じゃー!

エッジ敷設。臼・砂搬入

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