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夏の思い出01

イラストレーターのミヤタジロウと申します。

唐突ですが、先日アップした「【PC用壁紙】夏の思い出 ほか」、あんな風にわっと上げっぱなしというのもなんだかなあと思いまして。一体どれぐらいの更新頻度になるかは判らないですし、そもそも誰が興味あんねんという感じですが、それぞれのイラストについての解説なんかをのんびりやっていきたいと思います。

まず今回は、これです。「夏の思い出01」。

ぼくのライフワーク(というには枚数が少ない....)でもある、夏の思い出シリーズの第1弾です。これは、MdNさんの依頼を受けて、2003年10月号のイラストレータ・アートワークスというコーナーに作例提供させて頂いたモノが初出となります。

要はAdobe Illustratorの様々な機能を駆使してカッコいいイラストを効果的に作成しよう!という趣旨の記事執筆の依頼だったのですが、当時のぼくの制作スタイルというのがほぼ8割がたマウスを使っての作業な上に、使うツールといえば大体ペンツールと選択ツールおよびダイレクト選択ツールぐらいという、ものすごい地味でアレな感じでした(今でもほぼ変わらずですが)。

最初から最後までマウスで延々ポチポチとか、それでは記事にならないですねどうしましょう。

ということで、担当の方と色々話を詰めた結果

●「写真を元にする」
●「Photoshopでラフを描く」
●「足りないところを想像で描く」
●「ペンタブを使い、Illustratorのブラシツールで葉っぱを作り、描く」

という線で行く事になりました。ちなみに、当時からペンタブは持っているのですが実際はあまり使わず、ラフは大抵コピー用紙にシャーペンでした。それをスキャナで取り込んでからのデジタル作業はほぼマウスによるものです。カチカチカチカチと毎日すごい数のクリックをしており、マウスがよく壊れました。

ちなみに現在はラフも大抵Illustratorでやってしまうので、さらにマウスが壊れます。

小さくて解りにくいですが、ここでは自分で撮ってきた写真を元に、想像に任せて足りない部分のラフをPhotoshopで描き足してゆく様が解説されています。

ご覧のように、当時のイラストは縦位置のものでしたが、後に自分自身がMacの壁紙として使用したくなったため、横位置になるよう色々描き足したものが現在のバージョンです。

当時とはモニタのピクセルサイズやアスペクト比も全然違うので、モニタを変える度に書き出し直しているのですが、ほぼAdobe Illustrator上で制作しているので必要であればいくらでも拡大縮小できるのがベクター・データの強みですね。

ちなみに、上のイラストはその派生版です。「夏の思い出01」のカメラ位置から少し後ずさりし、左に首を振ったら見える場所のイメージで描いています(この家も架空のものです)。これは「夏の思い出01」の5年後に描いたものなので、光の表現とかがより進歩してるな〜と今見ると思います。木漏れ日って難しいんですよね。

残念ながら、noteに貼り付けた画像はリサイズされてしまうみたいなので、大きいサイズのものが欲しいという方は、オフシャルサイトTOPページのスライドショーからダウンロードして下さい。http://m-26.jp

ただし、無断での商用使用や、それを目的とした再配布等は禁止ですのでご注意を。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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