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「自転しながら公転する」は、東京ラブストリーの地方&令和オマージュだ。

「自転しながら公転する」山本文緒さんの恋愛小説。

久しぶりに読んだ恋愛小説。テンポ展開の良さ。どの登場人物もきちんと描かれていて、今の30歳代の恋愛がリアルに感じられた。(60歳前のわてだけど)

読破後、これはドラマや映画にしたいなぁ。と思った。

主人公は、誰がいいだろう。と考えたら、なぜか「東京ラブストリー」のアマゾン版のドラマのメンバーを思い出した。

主人公は、石橋静河さんがいいんじゃないかなぁ。彼女は、27歳だけど、わての小説を読んでいた時の都(みやこ)のイメージに近い。

貫一は、まだ誰かというと思い浮かばないんだけど(笑

アマゾン版の「東京ラブストリー」は、ドラマをリアルに見ていた世代や昭和のあの綺羅びやかな勢いのある東京を知らない世代には、あまり評価が高くないんだけど、わては、あの有名なドラマのリメイクの主人公を受けたというだけでも、石橋静河さんを評価している。

二世の俳優&女優が出てくる中、自分の足で立ち確実に前に進んでいる感がある俳優や女優は少ない。その中で彼女は、ひとつ抜き出た感を感じている。

現在の地方は、ショッピングモールを中心に若い人は動いているし、働く場所もショッピングモールということも多い。

昭和のドラマみたいに一人暮らしでなく、実家に戻り兄弟姉妹も少なく一人か、二人で親の老いを抱えている。就職先も限られ、責任だけ重い給与も少ないなかで、必死にもがき、毎日を回している感を女の子には特に感じるのが地方なのだ。

わては、東京ラブストリーのリメイク版でなく、あのメンバーでいいから「自転しながら公転する」ドラマを制作してもらいたいなぁ。


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