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不安がりを武器にする

私ってすごいネガティブで。旦那にもよく、「起こるかどうか分からないことで不安になりすぎ」と注意される。

自分でも本当にそう思う。あることないことずーと不安になりがち。
小学生の頃から不安症で、頭の中は常に「もしも〇〇だったらどうしよう」が、100個くらいあった。

挙句、もしもの時を考えすぎていつ使うのか分からない裁縫道具まで持ち歩いてた時期もあった(外出中に服がやぶれたらどうしようとか思っていたのだろうか)。

そんな私は今でも不安症だし、治る見込みはない。生まれ持った特性なのだろう。

正直、自分の不安がりなところはめちゃくちゃに嫌いだった。もっとポジティブに物事を考えられたらどんなにいいだろうと、何度も思った。

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自分の不安症にそろそろ飽きてきた頃。会社の上司と1on1をする機会があった。この日も当然、話せば話すほど不安がりが滲み出ていた。
でもそんな私に上司は言った。

「そんな風にことが起こる前から考えて事前に備えることができるところは君の強みだね」

強み?自分の不安がりは強みなの?はじめはすぐに飲み込めなかった。しかし、うまく使えば強みになることをだんだん思い出した。

先述のように、昔から常ににもしもが100個くらいあった人間だから、

[テスト勉強が間に合わなかったらどうしよう→テスト勉強を1ヶ月前からやる]

[旦那と別れたらどうしよう→いやなところは必ず言葉で伝えてもらう約束をした]

などと、事前に備えまくっていた。だから通知表でオール5を取ったこともあれば、旦那とほとんど喧嘩のない日々を過ごしていたことに気づいた。

ああ、そういうことかと。起こりそうな危険を未然に防いで結果の出るものもあったのだ。

今まで周りからも「そんなネガティブに考えるなよ」とたくさん言われてきたし、自分が一番自分の不安がりをどうにかしたいと思っていたから、上司の言葉にとても救われた。

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一見短所に見えるところも見方を変えたら長所になる。

嫌だと思っていたところも使いようによっては武器になる。

この言葉、大事にしまっておこう。


自分は不安がりだ。でも今の自分は不安がりであることに少し誇りを持っている。



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