ナカジマユウト
現代美術の研究者の卵が考える、世界に対するあれこれ 思想的じゃないよー、やさしいよー、アートアートしてないよー
タイトル 白髪一雄という画家はご存知でしょうか。彼は戦後の日本の現代美術を牽引した代表的な画家の一人で、僕の研究対象は彼の作品群なのです。白髪は足を筆がわりにして描く技法、フット・ペインティングを用いることで有名な、独自性の高い作家です 彼は2008年に亡くなっておりまたメディアの露出も少なく、著作もないため、頼りになるのは彼の作品と数少ないインタビュー記事や論稿、そして美術史家による研究資料です。 僕は毎日、夜な夜な作品の鑑賞と読書で大忙しです。 白髪自体
はじめに 僕はナカジマユウトです。京都工芸繊維大学で現代美術と僕たちの在り方について研究しています。 このnoteは最近僕の感じたことを飾らず、そのまま記録していく日記のような記事、その名も「ナカジのつれづれ草」です。現代美術というフィールドから一歩引いたときに見えてくる、世界への新たな切り口、といえば大袈裟でしょうが、小さな発見を皆さんに共有できれば幸いです。 さて記念すべき第一号に際して、最近の発見や驚き、そういったものを回想してみましたが、どうも言葉に起こそ