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4日で仕事を辞めた話。仕事で大切なことは?

 利尻の仕事を終えて、次の職場に行った。だけど、環境が嫌すぎて4日で仕事を辞めた。そこから利尻に急遽戻って、また前と同じ職場で働き始めている。9月下旬まで働く予定かな。
 先週、利尻での生活を終えて、よし!次の職場に行くぞ!と意気込んで利尻を出て行った。新しい職場でまた楽しいこともあるだろうと思って働き始めた。でも、環境が最悪だった。例えば、同僚にチャラい人が多い、業務にコミュニケーションが少ない、食堂の飯がまずい、現場に行くまで1時間かかる、寮が汚い、お客さんが多過ぎるとか。もう全然ダメでした。2ヶ月頑張り切れるかなと思ったけど、ギブアップ。4日目の勤務後、上司に退職の旨を伝えると嫌な顔をされた。でもどうしても辞めたかったので、すいませんを連呼して何とか押し切った。こんな短期間で辞めるのは人生で初めて。
 利尻の職場がよかったんだと今回の職場を経験して思った。人は優しくて、ほどよくゆるい。ご飯も美味しい。寮の環境も快適。他にもたくさんいいところがある。何よりも、利尻に戻りたいことを職場の女将さんに伝えると、来てくれるとありがたいと言ってくれた。自分が必要とされている。今回の職場のほうがお金は稼げるんだけど、やっぱりお金が全てじゃないと思った。自分は受け入れられているか、必要とされてるか。合っている業務内容か。食べ物、居住環境はいいか。すぐ通勤できるか。そういった色んな要素を踏まえて、自分がまた働きたいと思える職場を見つけていく。
 数ある職場のなかで、そんな職場を見つけるのは難しい。だから、嫌だと思ったらしっかりと自分の意思をもって職場を辞める。もう少し頑張れば、何かが変わるかもしれないと思ってがんばるのもあり。けれど、今回は1週間経とうが、1ヶ月経とうが楽しくはならないな、心身ともにきつくなっていくだけだなという予感があった。
 こんなすぐ辞めるのを伝えるのは気が引けたけど、自分の人生だし、嫌なものは嫌だった。少しの勇気をもって退職の意思を伝えて、すぐにフライトをとって利尻に戻った。離れてから初めて気づく居心地のよさ、働きやすさ。一緒に働いている人たちや職場環境に感謝の気持ちが生まれた。利尻という島、働いている職場に愛着が湧いた。あと2ヶ月、自分を受け入れてくれた利尻の職場でがんばっていこう。

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