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"邪念"になりかねない"目標と評価"志向

目標を立て、達成する為に、一つずつクリアしていく。そのやり方を否定する人は少ないでしょう。しかし"こういう考え方、やり方"で取り組まれている人も居るので、ちょっとだけ考えてみてください。

例えば箱根駅伝なら「憧れや走るのが得意だった」というスタートで取り組みだしたとしましょう。人より速かった。伸びが突出していた。それを才能と呼ぶかどうかは解りませんが、確かに人より向いている感じがした。そして取り組めばそれに対応した結果や実績が残り、そうして続けてきた。


こういう人は結構居ると思います。

しかし、どこからか"数字"に拘るようになたりします。どれくらいで走れば"目標"が叶う。周りに求められる。標準突破して「あの大会」に出られるなど。

そうして目標達成意識、課題意識が強くなる。

この流れが決して悪いものではないですが"初心"に戻れば恐らく上述のように、「強くなりたい」「誰よりも速く走りたい」「勝ちたい」などの想いがあり、ただひたむきに課題に、トレーニングに向き合う時期があったと思います。

目標を立てたり、目指すタイムに向けて練習していくのは良いことだと思います。しかしなんか行き詰ったな、苦しいな、と思ったら一度「初心」に帰ってみては如何でしょうか?

ここで掲げたのは気持ちの問題での「初心」より、その行動を指しています。とにかくひたむきにトレーニング、競技に励むこと。どこまで行けるか解らない、何のために(技術ではなく、精神的な部分で)やっているのか解らない。そんな風に競技を捉え始めた時に・・・


読書や勉強も同じ。

勉強なら受験があるし、大学なら単位があったりします。国家資格受験もあるでしょう。これを乗り越えてくるのはとても有意義です。

やはりこれらも社会に出て仕事に役立つ為だけに取り組んでいるとしんどくなることも大いにあります。教養や、知的好奇心を満たすこと、とにかく学びたいという衝動から取り組んで行く方が楽しかったりもするでしょう。

学びの意識を変化させないから、義務教育からの延長のような"勉強"の考えに囚われたままになるのかもと考えられます。

読書もそう。ただ好きで読んでいた時が懐かしいと思うことがあれば・・・

だって「自分を仕事に合わせる」のは大切ではあるのですが、今もこれからも益々「自分を育む、強化していくことで仕事が生まれる、見つかる」可能性も高いです。

フリーランスやプロフェッショナルでそうした自分を伸ばすことに注力していった結果、新たな仕事やイノベーションを生み出している人も多く居ると思われます。探してみましょう!


イノベーションはそれそのものを起こす意識で目指しても良いけれど、自分を強化していき、何か動機が湧いてきて提案したものが「結果的にイノベーションに繋がった」方が次から次へと動ける人になるのかなとも思います。

何かを沢山生み出す人って、「その生み出す」ことが目的、目標ではなく、「これが欲しい!」自分ならこう考える!周りの人に「必要!作って!」と言われ、作っていたり。

自分本位という表現が正しいか解りませんが、自分が持つ、創り上げている何かがあるからこそだと思います。(名言や記事を読んでみましょう)

ならばそういった自分を創り上げるのは今回書いた、とにかく面白いモノをバクバク食べていく、ひたむきに取り組む、難題に挑戦していく!知的好奇心に振り回されてのような形も有効だろうと思います。

これは指導者やメンターに良い意味で「ひきずりまわされ」伸びていくやり方も同じだろうと思います。

それは決して否定されるものではないし、「何も考えない」ことが悪い方に作用されなければ良いと思うことでもあります。

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