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本日のAI:ハーバードビジネスレビューより読み取る

こういった系統の記事で、かっちりと書かれている感が強いのが『ハーバード・ビジネス・レビュー』で、オンラインで読めるものも多い。

もちろん、科学雑誌ではないので、経営者の視点、仕事でどう活用し、どう移り変わっていくか、イノベーションなどを軸に置いた記事が圧倒的である。

是非、参考に読んでみたい!

最高AI責任者を雇ってはいけない」2017年05月30日、
クリスチャン・ハモンド

AIは魔法ではない。特定のテクノロジーが特定の機能をもたらし、特定のデータを必要とする。それを理解するために、魔法使いやユニコーンを雇って対処してもらう必要はない。すなわち、最高AI責任者は不要なのだ。必要なのは、技術的ソリューションの知識を持つ人材に、現場の課題をうまく伝えられるチームである。
 今日のAIテクノロジーは驚くほど強力だ。これが企業に導入されたら、何もかも一変する。社内にはびこる本当の問題を解決するためにAIを使うことに注力すれば、人間と機械による新しいタイプの関係が築かれ、我々は最高の仕事をして潜在能力を最大限に発揮することができるだろう。

人工知能が再定義するマネジャーの仕事」2017年01月18日
ベガード・コルビョーンスルド,リチャード・アミコ,ロバート J. トーマス

1ページ目は会員登録しなくても読めます。2ページ目は要会員登録。
なので、1ページ目からのみ引用。

マネジャーが成功するために習得すべき5つの慣行を特定した。
1.管理業務をAIに任せる
2.判断を下す仕事に集中する
米海軍のIT部門でERP(基幹系システム)業務を統括するレイン・トンプソンは、我々にこう語った。「マネジャーはたいてい、自分の仕事は単に規則を適用することではなく、判断、裁量、経験、機転が必要だと考えています。機械学習の有望な可能性の1つが『意思決定を補助する能力』ならば、テクノロジーはマネジャーに取って代わるものではなく、助けになるものと考えるべきです」
3.インテリジェント機器を「仕事仲間」として扱う

機械による自動化の影響は、「職業」ではなく「作業」単位で考えよ
2016年02月26日マイケル・チュイ,ジェームズ・マニーカ,メディ・ミレマディ

自動化によって、仕事における役割の見直しが求められる。企業は次のことをしっかり理解できなくてはならない。機械が得意なことは何か、人間のほうが秀でているのはどこか。そして、両者の能力を最大限に引き出すために、業務プロセスをどう再構築すべきかである。


結び

こうやって見ていくと、やはりAIは敵ではなく、仲間として、サポートとしてどう付き合っていくか?が大切になっていく。

陳腐化していくであろう部分は、マネージャーとして誰かに任せるべき部分で、「誰か=AI」になるということ。

ある意味ではより注力したい部分に全力を持ってこれるわけで「良い仕事」の実現にプラスになるという見方も出来る。

逆に、陳腐化するであろう部分が専門、コアになっている人は付加価値を大きくしたり、複業化、違うスキルへ移行、転向していく必要があるかもしれない。

AIで力を得た若きマネージャーが益々力を持ち、上に立つ時代も来ていると思う。上の世代でも感性を磨き、勝負に挑める人は経験値とともにボードを握れるだろうが、そうでなければ、経験値ですら陳腐化していくのかもしれない。


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