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『プロフェッショナル宣言』齋藤孝

略して「プロ」という言い方で定着している「プロフェッショナル」ですが、それってどんなもの?と問われると案外答えられないことも多いでしょう。

この本ではそんな「プロフェッショナルって何?」を考える絶好の機会となります。プロフェッショナル宣言 (星海社新書) [ 齋藤 孝 ]


p91 社長室にいると、社長がどういう仕事をしているのか、どのような判断をどのように下しているのかを、間近に見ることができます。
 直接的な経験ではありませんが、確実に経験値が上がっていく。会社において社長は特別な存在です。最終的に意思決定をする人間なので、視野が広い。
 こうした貴重な経験をすることが、人を育てていくのですね。

例えばここを「監督」と置き換えても良いと思います。学生さんにとって「監督」という経験をする人はなかなかいないでしょう。よく「監督の近くに入れる人ほど伸びる」と言われます。これは引用にあるような話と同根ですね。

また、場合によっては選手よりマネージャーの方がその才能を伸ばすことも多くありますね。


p95 チャンスに恵まれていないから、経験を積めないケースが多いのです。まずはチャンスをつかむことが、なにより大事です。

チャンスというのはあるようで無いですよね。特に一発目でビッグチャンスを狙おうとすると大抵は失敗します。先ずはチャンスを得たら経験を積みつつ、着実に実績を積み上げ、成果を出していくサイクルを作り上げていくことですよね。


p164 古典作品や偉人伝は興味の赴くままにいろいろ読んでみましょう。自分にフィットする作品が見つかったら、自分の「師匠」と思って熟読しましょう。

教養というだけでなく、プロとして心身を鍛え上げ、かつ健全に保つためにも古典やモデルとする偉人などを土台に置いておくと良いでしょう。

また、歴史を学ぶことで、今の自分の苦しさを打開出来たり、状況突破へのヒントを得られるかもしれません。

ノウハウや即時性のものだけでなく、専門だけでもない読書の仕方は参考になると思います。

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