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本日のAI:記事より:変わりゆく社会と働き方

先ずはこちらの記事から。twitterで投稿、シェアした記事です。

この記事中にこのようなことが書かれています。

自分がなんとなく「この人を採用したいな」と感じている場合、それを否定する論理を組み込むことは、人間にとっては非常に難しいことなんです。どうしても自分の結論にひっぱられてしまう。その点、AIには何の感情もありませんから、ただ高いレベルの論理的思考に基づく判断をおこない、「この人は、こういう意味で採用すべきではない」と明確に否定してきます。AIを活用することには、そういうメリットがあるんです。

『日本の人事部』さんのサイトにて行われた対談ですので、当然「人事」に関わるAIの活用についてが話題の中心に来ています。


これは現在働いている人から見たら「査定」に。これから働く、転職する人には「採用」に響く話です。

もちろん、人事部で働く人には「自分に成り代わるかもしれない脅威」か、あくまで「支援」として活用できるものかが気になるところでしょう。

AIは「冷静で、データに基づいて判断」するので、人間のように感情に引っ張られて判断することはありません。この引用部分の前に出てくるのですが、人間の「論理的思考」の深さの力が弱い人、浅い人は対応が厳しく、最も深い所で勝負できる人がAIを使いこなす立場になる、と説明があります。

「見落とされがちなのが、AIは育てないといけない。要はちゃんとしたデータを入れないと、正確な判断ができない」

これについては、

より正確なデータをとり、質の高いデータをためていく。そうすれば、AIが統計的な処理をして、高いレベルの論理的思考から最適解を導き出してくれる。そのときに、データが歪んでいると、統計処理も歪んできてしまうんです。

これを読むと、やはり使いこなすのが人間である限り、人間のレベルによって、AIの性能を使いこなせるかどうかが決まってくる。想像すると、結局のところ、「人が居ない」ところに無理やりAIを導入しても、育てることができない。つまり、結局「強いところ」は益々強く、「厳しいところは益々劣勢に」ということがイメージされます。


蓄積すべき、正しいデータとは何か。それは、「観察による判断」と「論理による判断」を合わせた、“科学的判断”のデータなんです。「観察による判断」は、目や耳を使って観察する、定規など測定器を使って測定する、そういった方法で集めたデータを自分の意見・感情を加えず、統計的に判断することです。AIを活用し、科学的な採用をおこなうには、このデータを徹底的に集めていく必要があります。
AIは自らデータを集めませんから、AIが正しい判断をおこなうにはまず、人が「観察による判断」のデータを徹底的に集める必要がある。そうすれば、AIが「論理による判断」をおこなってくれる。その積み重ねで“科学的判断”(観察+論理)のデータが蓄積されていく
AIの判断=結論ではなく、AIの判断をもとに、さらに人が論理的判断をしていくことも必要だと思います。たとえば、AIは「この学生は何%の割合で採用すべき」と判断した。ただ、この項目とこの項目に懸念がある。しかし、この部分は入社後にカバーできるのではないか、配置配属で育成できるのではないか――その点を論理的に判断していく。そういう状態がAIを活用していると言えますし、そうすることで、科学的な採用の精度はますますあがるのではないかと思います。

ここから以降は人間とAI。人事のことや人間の働き方、磨くべき部分が紹介、説明がされていきます。


何度かAIを取り上げて、話題にしていますが、やはり「AIに出来ること」と「人間が出来ること(すべきこと)」はある程度明確に線引きが出来そうです。ただ何度も出てくる、AIと被る領域の仕事しかやっていなければ厳しい時代を迎えることとなります。

人間ならでは、すなわち私やみなさん"ならでは"を一つからでもしっかりと構築していくことで、来るAI時代を迎え、活用、自分たちの生活や仕事を充実させていくことが出来ますね。

この辺りは実際、AIだけではなく、キャッシュレスについても同じことが言えるな、と思った次第。


最所あさみさんのこの記事。

キャッシュレスが浸透していかない理由の一つには過去の事例を引っ張り出すと「駅員さんと自動改札、自動券売機」があてはまるだろう、と。

自動券売機、改札機が導入されたことに因り、少なくともその仕事をしていた「人」は違う場所に異動するなり、新たな職では無くなっていきました。

これはやろうと思えば、レジでもそうですし(セルフレジ)、ガソリンスタンドもそうです(セルフスタンド)。もちろんレジだって人が良いから並ぶ人も居るし、ガソリンも同様でしょう。しかし導入が進めば確実にそのポジションは減少していきます。付加価値があるかどうかが大きな要となっていく。

これはもしかしたら接客業全般に言えるかもしれません。全部キャッシュレス、機械化が進むかもしれない。最所さんの記事を読む限り、中国ではそれを政策制度でドーン!と変わっていくのだろう、と想像しますが。

日本でも、大手チェーンがこうしますよ!と、現行システムから大きく変更していった時に(しかも追随するチェーンも出てきて)は大きく世の中が変わっていくことと推測します。

直接AIとは関係がないかもしれませんが、脅威に感じるのはAIだけでなく、こういった様々な便利さ、社会のニーズに因って自分たちの働き方も変わっていくという認識が必要でしょうね。

最後にこちらの記事。

レジが全部自動化されても、「人」に相談したいことはあるはず。この記事を読むと、例えばコンビニのレジが全てAIに置き換えられ、自動化されても、その横にホテルのコンシェルジュのように人が居て、細かい作業はAIが、人との対応は"人"が行う構図になるかもしれません。

実際、コンビニってただ商品を買う場所ではなく、交番の代わりだったり(道を聞かれる)トイレを借りたり、オアシスだったり(ほっと一息)様々な「機能」が持たれていますよね。ただ販売するだけではない「付加価値」がどれだけ提供できるかでAIと人が共存し、より良いコンビニが出来上がる可能性も秘めています。


結び

それが何年後になるかもわかりませんが、すぐ近くに忍び寄った話しかもしれません。しつこいようですが、「キャリアカウンセラー」や「メンタルケアカウンセラー」資格を取ったのもそうですし、教育機関である「大学」で指導者として次世代と付き合いがあったり、こうしてSNSでも触れていく機会があります。

仕事、依頼に関することだけではなく、少しでも関わった、ご縁があった人に何らかのプラスに、参考になればと思って書いています。もちろん、自分の為にも、ですが。




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