昨日、ゆったんは生後半年を迎えた。

この日のために、5ヶ月になった頃から、
キューピーハーフの着ぐるみと野菜の小物を手作りし、写真を撮った。

身長50cm、体重3746gで生まれた我が子は、身長70cm、体重7650gに成長しました。

産まれて初めてふにゃふにゃの新生児を目の前にして、怖々おむつを換え、抱っこして、初めて授乳をしたあの日から半年。

授乳で乳首が痛すぎて、このまま取れちゃうんじゃないかって思ってたな。
GCUでは1番大きな声で泣いていて、GCUの外まで聞こえてきて、笑ったな。
一生懸命泣いてるのに、授乳室に行こうと抱っこするとスン…って静かになってたのも可愛かったな。

大きく産まれたせいか、生後2日目にしてミルク50ccをペロリと完飲した我が子。
一方で私は、初めての出産で中々身体が切り替わらず、母乳が出るまでも時間がかかった。

母乳が出ないのに吸わされて嫌がって泣き始めるゆったんと、吸ってもらわないと出るようにならないから泣きながら吸わせる私。
とても辛くて、授乳が怖くなって、お母さん失格なんじゃないかって落ち込んだな。

あれからもう半年が経つ。
すごくすごく長い時間、ゆったんと過ごしてきた気もするけど、あっという間だった。

子育てがこんなに楽しくて嬉しくて、切ないものだと、子どもを産んで初めて知った。

これまでしなかったことをするようになると共に、もう二度と見られないものも増えていく。
ゆったんはこれまで、たくさんの初めてを経験したけれど、それと同時に、いつしか新生児特有の仕草や反射も失われていった。

もうおててに触れたらぎゅっと握ることは無くなった。その代わりに、自分の意思で触れ、握るようになった。
お口に触れると吸い付く吸啜反射も少しずつ失われ、その代わりに、自分の意思で飲みたいだけ、おっぱいやミルクを飲むようになった。
寝ている時にビクッと体を動かすモロー反射も、見られなくなった。
新生児の頃は横抱きをしていたのに、今は嫌がるようになり、縦抱きが増えた。

こうやって少しずつ、もう二度と見られないものが増えていくんだろう。
幸せそうな顔をしておっぱいを飲む姿も、そのうち二度と見られなくなる。
今はお腹の上でしかお昼寝しないけど、いつか1人で眠るようになるんだろうな。

二度と見られないと思うと、目に焼き付けたくなることばかりだ。
だけど、ほとんどの場合は、いつの間にかなくなっていて、はい今日が最後ですよーなんて教えてもらえない。
毎日少しずつ、少しずつ我が子は変化していて、今日見た我が子は二度と見られないのかもしれない。
こうやって少しずつ親の手を離れ、自分で歩いていくようになるんだろうなと思う。
そして、私はその後ろ姿を、誇らしい気持ちと、寂しい気持ちで胸をいっぱいにして見守るんだろう。

ずっとずっと、私の腕の中で眠ってほしいのに。
それはそれでまた困るんだけど笑
いつか来る巣立ちを、今から想像して泣けてくる。
これが親としての気持ちなんだろうなと思う。
愛しくて、切ない。

こんなふうに初めから思っていたかというと、違った。
むしろ初めてゆったんと対面した時、ちょっと人見知りした。笑
毎日ゆったんのお世話をして、お話をしたり一緒に遊んだりするうちに、愛情が溢れるようになり、大好きになった。
ゆったんが、私を、少しずつお母さんにしてくれた。

お母さんとしてはまだまだだけど、ゆったんも私も、これからも少しずつ成長していくんだろう。
そして、この限りある幸せなひとときを、精一杯楽しみ、噛み締めていきたい。
これから子育てで悩むことも、辛いと思うこともたくさんあるだろうけど、子育てが終わった頃の自分は、悩むことすら幸せだったと思うだろう。
どれだけお金を積んでも過去には戻れない。
今を大切に、困難も一つ一つ乗り越えていきたい。

毎日癒しをくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
ゆったんが1人で立って、人生を歩んでいくその日まで、お手伝いをさせてね。
たくさんたくさん思い出作ろうね。
大好きだよ。