私にとって衝撃的すぎたあの日。
記憶が鮮明なうちに、日記にしておく。

今年、7月7日で結婚2年を迎えた。
結婚当初の浮き足立つような気持ちもなくなり（笑）
穏やかで楽しい毎日を送っているところだった。

その結婚記念日の数日前、7月４日、新たな命を授かったことを知った。
前日は朝5時起きの休日出勤だったので、7月4日は振替休日を取っていた日だった。
疲労困憊の中、だらだらとした1日を過ごし、
夕方、ふとトイレに入ると目についた、

「妊娠検査薬」

結婚前、生理が長期間来なかったことがあり、当時彼氏だった夫には怖くて相談できなかった。
悩みに悩んだ結果、1人でこっそり買ったのに夫に見つかり、「そんなに僕は信用がないのか」と叱られた時の妊娠検査薬。(期限切れ)
(結局無事生理が来たので使わなかった。)

本当になぜだか分からないけれど、
妊娠検査薬を見た時、なんとなく「やってみたい」と思った。

いや、めちゃくちゃ生理前な予感。
明日にでも生理が来そう。
なんなら生理用品も準備万端。
絶対陰性が出るだろうと思ったが、なんとなくやってみたかったので、やってみた。

1分待てばいいのか…

そろそろ1分だけど判定窓は予想どおり真っ白。
だよね。そりゃそうだ、うんうん。

うん？？？

なんか線出てきてない………？
とか思っているうちにみるみる濃くなる一本線。

最終的にものすごくくっきりとした陽性反応が出た。

トイレで叫んだ。パニックである。
待て待て待て、妊娠してるの？
こちとら生理前なんですけど？

というか私の腹の中に、子がいる…？
本当に？何かの間違い？
とりあえずトイレを出て、陽性反応が出た検査薬を握りしめ、iPhoneを手に取り、部屋中ぐるぐる周りながら、偉大なるGoogle先生に聞くこと30分。

その時の私の検索履歴がこちら。

とにかく信じられず、薬局に走り、妊娠検査薬を買った。
店員さんが若い男性でちょっと恥ずかしかった。
というか私は何やってるんだ…。
少し冷静になった。


もう一度検査。
「陽性」

これは確定でいいのではないか？
どうしよう。どうしよう。すごいことだ。
そりゃ結婚しているし、子ができることも一応想定には入れていた。覚悟もしていた。
でも何の前触れもなく突然妊娠が分かると本当にびっくりする。

すごいことだ。
私が何の治療もせず自然妊娠できるなんて。
両側の卵巣どちらにも15cmの腫瘍ができ手術した経験がある私は、自然妊娠できる自信など全くなかった。
だから、子供のことを真剣に考え始めたら、本当に子供が欲しいと思ったら、不妊治療の病院に通おうと決めていた。
その時まで妊娠することはないと思っていた。
なのに、こんなにすんなり来てくれるとは。
すごいことだ。
奇跡だ。
この奇跡を無駄にはできないな。
本当にそう思った。

あまりに大興奮だったので長くなってしまった。
これを書いている今、妊娠10週になろうとしている。
子が産まれてきた時、私や夫が妊娠中から出産まで、何を思っていたか、どんな様子だったか、ちゃんと伝えたい。
だから、これから少しずつ、書いていこうと思う。