nkm(ねこまんま)

欲望のままに生きたい 色々好きなんで内容は雑多になります

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    オリジナルイラストの置き場。

  • 真夜中の戯言

    個人的な言葉の羅列です。気晴らしに見てやってください。

最近の記事

    • 誤魔化した日常と誤魔化せない感情

      白い肌に刻まれた消えない傷 虚ろな目で見る明日繰り返すだけ 私は永遠の無に焦がれている 皆の前では笑顔を振りまいては 息が詰まりそうな時間に藻掻いている 死にたい 生きたい 死にたい どちらが本音? 言葉は陳腐なおまじないみたい ぐちゃぐちゃになるほど泣きたくなっても 悲鳴は誰にも届かないまま過ぎていく 朝と夜の狭間 頭ん中 消えたいと叫んだ

      • 愛を唄うは宵の内

        • 今日も言えない

          シーツの波に横たわり 微睡みから目が覚めれば 飲みかけで置かれたグラスと食べられなかった私 欲張りは破滅の元と昔、誰かが言っていた 想いだしたのはきっと部屋が冷たいから 窓越しの音に気付いて目をやる 硝子に映った少しやつれ顔の私は何だか可愛く見えた 私なんかじゃ貴方にとって 足りない 分かっているけど胸に溢れかえる欲望は抑えたくない 今日もまたその冷めてる 薄いくちびるにふれては 何番目かを聞き出せず 何度目かの目を逸らした いつか見た向かいの道路笑顔で歩く 貴方の

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        記事

          スピカ

          届かない空に憧れては手を伸ばした 夢見てた時間さえ消えてしまったよ ねぇ、君は何処に居るの? 戻れない場所に立ち尽くしては駄々をこねる 毎日は僕を置き去りにして過ぎていく 見ていたものはどれが本物? 指を絡めて 解いた その後は 二人は違う行方の分かれ道 星が描く夢の続きに目を閉じて 想い馳せた逃避の旅へ歩き出す もう息は白くならない季節だけど 頬にそっとこぼれた涙は冷たい 帰れない時間にすがりついては愚痴をこぼす 毎日が君を思い出させて笑っていく 紡いだものはどれが

          私が居ない部屋

          飲み干した珈琲が冷たかったのは 私の猫舌が理由なんかじゃなくて 片付いた部屋に置かれた時計の針が 妙に心地好くて聞き入っていたから 跡形もなくチョコが口どけたのは 貴方の甘い言葉なんかじゃなくて 汚されてしまった心の遺棄場所が やっと見つかって笑みがこぼれたから 飾り気のない私にとてもお洒落な貴方は お揃いなら良いでしょ?と細いリングをくれたよね 本当は知っていたんだ 一番にはなれないんだと リングの跡を隠すためお揃いをくれたことだって そんな事どうでも良かった 貴方は

          私が居ない部屋

          サーカス

          くるくる回すペンの先 光を遮る影を追った 何かに辿り着けそうで 誘われてく夢の中 私は宙を仰ぐ紅いブランコ 重なりそうな瞬間(とき)に手を延ばしたら 揺れすぎて真っ逆さまに落下 迫り来る深い闇に星がキラキラ 自分の情けなさに涙が出そうになる 私は餌付けされて喜ぶライオン あぁ、ここでTheEndなんだって泣いたら 呼び戻したのは聞き覚えのある声 ただ君を目で追うだけ 恋と呼ぶには稚拙すぎる 遠くで聴こえるファンファーレ 私の為のものじゃないから 目覚めが悪いのはきっと

          サヨナラ

          昔も今もこれからも きっと数えきれないほど使うから 君だってきっとそう 明日になれば記憶更新される 簡単に言えてしまうことだから 感情なんて込められないはずなのに どうしてだろう 君に使ったサヨナラが 悲鳴をあげた 涙がこぼれた 利口じゃない僕が意味を分かるのはいつの日か

          裏切りの餞

          キミが好きだった花が咲きました キミが好きだった唄を口遊み キミが好きだった花を折りました キミが好きだった指を血に染めて キミが好きだった花を捨てました キミが好きだったボクを置いてった キミを好きだったボクを置いてったから 今ならキミを好きにしてもイイとオモウンダ・・・

          金魚

          ゆらりゆらいだ裾の先 水面に溶けた月明かり 暗い部屋にこだまする 呼吸は泡と消えていく 貴方が迎えてくれたその日から 世界がくるりと回りだした 覗きこんでは微笑むその顔に 私のほうが癒されていた 一人の時間は嫌いなの 不安に押しつぶされそうになるから 二人の時間を愛してる 孤独じゃないと感じられるから 私を手放す日が来たら 可憐に泳いだこの水を一滴残らず飲み干して 別れの言葉は要らないから この瞳閉じる瞬間を目を逸らさずに見送って 赤い身体は恋の証よ? 長い裾を翻し

          umbrella

          煌めかない星空広げて 煌びやかな街中歩けば 踏み潰されて乱れる水面 弾くヒール 世界を壊して 知っていたことに知らないフリをして 今日も繋ぎ止めた秘密のカンケイ 重ねた化粧に仮面を重ねてホントの顔も忘れてしまった 愛想も 飾りも 流行の服も 「所詮私には似合わない 」 気付いたときには傷ついていた 冷えきった指先で触れて 嘘つきな唇を重ね 何もかも忘れるくらいに今を犯して 言葉なんて泡のように溶けていくから 乱れた音を空気に乗せるだけでいい 雨が止んだ明日の朝には き

          終わらない 終われない

          すれ違う人の群れ 皆が僕を睨む 仄暗い街の隅 静かに歩みを止めた 僕はどうしてこの世界に存在(いる)のだろう 無意味で 無価値で ちっぽけな物体でしかない 命が尽きても悲しむ人などいやしない 冷やすだけの雨ならいっそ溶かしてよ… 目を開いて 息を吸い 枯れるまで叫んでみても 朝は来る 時は進む 終われない僕を残して 晴天の空を見上げては唇を噛んだ 光が強いほど影の中に自分を見る 僕はどうしてこの世界に存在(いる)のだろう 無様で 無能で 滑稽な傀儡のように 使い古びた

          終わらない 終われない