中西農業

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  • 海外でビジネスをするには

    自らの海外子会社経営経験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば海外ビジネスをうまくできる」を10回に分けて書きました。 海外で会社を経営している方やビジネスを始める方のお役に立てれば嬉しいです。

最近の記事

【体験談】50歳からの新規就農~農業大学校に入る

おはようございます。 私は、昨春に脱サラし、今年4月に51歳で認定新規就農者となりました。 国の制度を鑑みると、50歳以上で新規就農を目指すのはあまり賢い選択ではありません。 そんな賢くない選択をした私の就農までの道のりを書いています。 前回は、私が「農業をやろう」と思い立ってから実際に行動に移す(農業大学校受験)までに行ったことを書きました。 今回は、農業大学校に入学するために行ったことを書いていきます。 見学会及び相談会に参加する 埼玉県農業大学校では「オープン見

    • 【体験談】50歳からの新規就農~事前に調べる

      おはようございます。 私は、昨年の春に脱サラし、今年4月に認定新規就農者となりました。 因みに、現在51歳です。 認定新規就農者制度は原則45歳未満が対象です。また、就農準備資金・経営開始資金は49歳以下が対象です。 こうした国の制度を鑑みると、私のように50歳以上で新規就農を目指すのは、あまり賢い選択ではなさそうです。 そんな賢くない選択をした私の就農までの道のりを、何回かに分けて書いていきたいと思います。 今回は、私が「農業をやろう」と思い立ってから実際に行動に移す(

      • 会社を設立したけど健康保険や年金ってどうするの?

        おはようございます。 私、今年1月に弥生のかんたん会社設立を使って合同会社を設立しました。 画面の指示通りに入力するだけで、法務局・税務署・地方自治体などの行政機関に然るべき書類をオンラインで申請・届出できました。 そして、数日も経つと各行政機関から弥生のかんたん会社設立へ受理した旨のメッセージを受け取りました。 弥生のかんたん会社設立、本当に簡単でした。 健康保険・厚生年金保険新規適用届の不受理 でも、全てが簡単、という訳にはいきませんでした。 年金事務所から「不受理

        • 会社を設立したけどハンコって必要?

          おはようございます。 私、今年1月に弥生のかんたん会社設立を使って合同会社を設立しました。 色々ググってると、会社のハンコって実印・銀行印・角印の3種類揃える必要あるらしいってことが分かりました。 設立登記はオンラインで行ったのでハンコは要りませんでした。 ですが、「後で二度手間にならないように、会社設立のタイミングでハンコを作っておいた方がいい」という言葉に素直に従い、3種類のハンコをネットで購入しました。 ハンコって作る必要なかったかも… 先ほども触れたように、設立

        【体験談】50歳からの新規就農~農業大学校に入る

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        • 海外でビジネスをするには
          10本

        記事

          海外でビジネスをするには・・・⑩組織文化の作り方

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「数字による管理とは?」について書きました。 今日は、「組織文化はどうやって作る?」について書いていきたいと思います。 掛け声だけじゃ動かない 私は、台湾現地法人着任にあたって、「この会社に挑戦する組織文化を築きたい」って思っていました。 私は、挑戦した数によって成功が決まる、って信じています。 なので、挑戦するのが当

          海外でビジネスをするには・・・⑩組織文化の作り方

          海外でビジネスをするには・・・⑨数字を見て、読み解いて、動く

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「訴訟にはどのように向き合うべきか?」について書きました。 今日は、「数字による管理とは?」について書いていきたいと思います。 会社が危ういことに気付けますか? 私が以前駐在したインドネシア現地法人での体験をお話しします。 赴任当時、その現地法人では、最終利益はプラスなのに資金繰りに苦しんでいました。 「黒字なのに現金

          海外でビジネスをするには・・・⑨数字を見て、読み解いて、動く

          海外でビジネスをするには・・・⑧訴訟は弁護士任せではダメ

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「契約書のどこをチェックすれば良いか?」について書きました。 今日は、契約書と関連して、「訴訟にはどう向き合うべきか?」について書いていこうと思います。 「訴訟回避最優先思考」を捨てよう 海外では日本と違って訴訟が多くなります。 日本と比べて人口比で、アメリカでは8倍、イギリスやフランスでは4倍、韓国では3倍、の訴訟が

          海外でビジネスをするには・・・⑧訴訟は弁護士任せではダメ

          海外でビジネスをするには・・・⑦契約書って重要です!

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、私が作成した経営計画書サンプルを掲載しました。 今日は、「契約書のどこをチェックすれば良いか?」について書いていきたいと思います。 リスクと不確実性の違い? ところで、リスクと不確実性は違うって知ってましたか? リスクは制御可能だけど不確実性は制御不能、と大きく違います。 契約書は、将来起こり得る事象を不確実性から

          海外でビジネスをするには・・・⑦契約書って重要です!

          海外でビジネスをするには・・・⑥経営計画書サンプル

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「経営計画書はどのように作成すれば良いのか?」について書きました。 今日は、私が作成した経営計画書サンプルを掲載します👇 見切り発車でも、とにかくつくる 前回、私は、台湾現地法人の社長就任時、小山昇氏の書籍を参考にして見様見真似で経営計画書を作ったことを紹介しました。 小山昇氏は、その書籍のなかで「準備が整わなくても、

          海外でビジネスをするには・・・⑥経営計画書サンプル

          海外でビジネスをするには・・・⑤経営計画書を作ってみる

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「自走式組織で社員が暴走しないようにするためには?」について書きました。 今日は、「経営計画書はどのように作成すれば良いのか?」について書いていきたいと思います。 社長が暴走するのを防ぐ 前回の「社員が暴走しないようにするためには?」に対して、今回は「社長が暴走しないようにするためには?」について、です。 皆さんも御存

          海外でビジネスをするには・・・⑤経営計画書を作ってみる

          海外でビジネスをするには・・・④信用ありきの社員の不正防止

          おはようございます。 1月から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「優秀な人材が自律的に行動する自走式組織を創るにはどうすれば良いか?」について書きました。 今日は、「自走式組織で社員が暴走しないようにするためには?」、なかでも社員の不正防止について書いていきたいと思います。 自分の会社のルール、全て理解していますか? 上司の多くは、部下が「勝手」に判断して「勝手」に行動するのを怖が

          海外でビジネスをするには・・・④信用ありきの社員の不正防止

          海外でビジネスをするには・・・③自走式組織を志す

          おはようございます。 先々週から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、「優秀な現地人材を獲得するにはどうするべきか?」について書きました。 今日は、「優秀な人材が自律的に行動する自走式組織を創るにはどうすれば良いか?」について書いていきたいと思います。 能力よりモチベーション 優秀な現地人材を獲得したら、彼らのモチベーションを上げることを考えなければなりません。 どうやって彼らのモチ

          海外でビジネスをするには・・・③自走式組織を志す

          海外でビジネスをするには・・・②優秀な現地人材を獲得する

          おはようございます。 先週から、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書き始めました。 前回は、その第一回として、「やっぱ日本人じゃなきゃダメ」という「ジャパニーズ・アズ・ナンバーワン」ではなくて「もっと現地人材に頼るべき」、と書きました。 今日は、「じゃあ、優秀な現地人材を獲得するにはどうするべきなのか?」について書いていきたいと思います。 優秀な現地人材を獲得するには? 優秀な現地人材を獲得するためにはどうす

          海外でビジネスをするには・・・②優秀な現地人材を獲得する

          海外でビジネスをするには・・・①もっと現地人材に頼るべき

          おはようございます。 私は昨年春までサラリーマンを二十数年間やっていたのですが、うち18年間は海外駐在していました。内訳は、インドネシアに8年間、マレーシアと台湾にそれぞれ4年間、オマーンとアルジェリアにそれぞれ1年間、です。 海外でも日本でもビジネスに大差ないと思いますが、「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外でのビジネスがうまくいくのに」と思うこともありました。 なので、自分の経験や体験を通じて感じた「日本の会社は、こうやれば、もう少し海外ビジネスをうまくできる」を書

          海外でビジネスをするには・・・①もっと現地人材に頼るべき

          自分で合同会社を設立してみた。

          おはようございます。 年明け早々に一人会社を設立しました。 設立費用をケチるために「弥生のかんたん会社設立」を利用しましたが、私にはそこまで「かんたん」ではなかったです。 つまずいたのは定款などの提出書類に対する電子認証です。 私のつまずきポイントは以下の通り; 添付書類は「電子署名付きPDFファイル」にする Acrobatは32bit版をインストールする SignedPDF の署名用鍵管理は「プラグイン」から設定する Acrobatのセキュリティ設定で保護モードを

          自分で合同会社を設立してみた。