001.なぜレコードなのか(Ver2)

▼なぜレコードなのか?

レコードというメディアの話になると、多くの方は「音楽好きの趣味」という感覚になると思います。

確かにその通りなのですが、今は作品をアナログレコードで限定生産するアーティストが後を絶ちません。

それはどんな心理からくるものなのでしょうか?

私なりの考えですが、音楽は再生されるメディアによって得られる体験が全然違うと考えています。

ダウンロードやストリーミングで音楽を聴くことが主流になる中、パソコンからCDドライブがなくなり始め、CDを再生できる機械も年々市場から姿を消しているという現状があります。

そんな中、私たちアーティストは、ストリーミングで音楽が気軽に聴ける恩恵を一身に受けながらも、どこか「モノ」が残らないことの寂しさを感じているのかもしれません。

また、コアな音楽ファンには、デラックスな「モノ」を持っていて欲しいという思いがあるのかもしれません。

レコードはグラフィック(ジャケット)が大きく、存在感が絶大です。そして「アナログ」というだけあって「デジタル」では得られない音楽体験があります。

自分たちの親の世代が大事に保存していて捨てられないレコードを見たことがある人もいるかと思います。

「レコードに針を落として音楽を聴く」
「大きなジャケットを飾る、眺める」
「再生環境を構築して音の違いを楽しむ」
「解説や歌詞を大きなジャケットで読み解く」

その営みに含まれるのは「聴く」だけではない様々な価値があるように思います。普段はインスタントコーヒーを飲みつつも、たまの休みにはちゃんと豆を挽いて淹れるコーヒーのような。

例えば自分の父親の荷物の中から出てきたレコード。時代の匂いを多分に含んだジャケット印刷や写真。

私たちはそこで音楽の歴史と向き合い、アーティストの歴史を受け止めると同時に自分の知らない家族の歴史や記憶にも向きあってきたのではないでしょうか。

私たちが音楽の道を志そうと思う時、そうした体験はとても大きく心に残っています。

せっかく音楽を作ってきたのならば、無形のデジタル音源だけではなく、CDでも得ることのできない「アナログサウンド」を、最も大きいジャケットで「手にとって、残してもらいたい」という、非常に贅沢な思いがあります。

これらは多々あるミュージシャンの夢の中でも、かなり大きな夢なのではないかと思います。

しかしながらこうした思いはなかなか現実化することが難しく、夢や理想として語られたままになってしまうことがよくあります。

だから、このクラウドファンディングの目標をレコード化とし、コミュニティ設立という方法を選択し、レコード化を現実のものにしたい!と考えました。

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002.なぜ過去作なのか?なぜコミュニティなのか?」へ(リンク)

文章共同作成:藤井健司(Emerald)

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