昨日、プライベート用のスマートホンが壊れました。

アプリ間の連携モジュールが悪さをしているようで、色々試してみましたが復旧しないため機種変更をしようと考えています。

他に手段はあるものの非常に手間が掛かるため時間の無駄と判断しました。。

IT業界の人間ならスマホくらいすぐに直せるだろうと思う人も多いと思いますが、実は疎い技術者は沢山います。

当社は、全くの別業界からITを仕事にしたいと意気込んでおられる求職者を積極的に採用して育成するビジネスモデルですが、志望動機やIT業界のイメージを質問すると殆どの方がこう答えます。

「パソコンが好きだから」

「現職の従業員の中でパソコンに一番詳しいから」

「パソコンを使う仕事に憧れがあるから」

はっきり言わせてもらうと、これからチャレンジしようとする業界に対する調査不足を露呈する一言です。

確かに他業界に比べるとパソコンを多用するかも知れませんが、パソコンはあくまで仕事道具であり、パソコンそのものがITエンジニアとしてのビジネスを生む訳ではありません。

大工さんに「のこぎりが使えるから大工になりたい」と言っているのと同じです。

大工さんは建物を作ることが目的であり、ITはシステムを作ることが目的です。

手段と目的を履き違えてしまうと、いざ入ってからが大変です。

事実、それに気づいてしまって離脱する人も相当数見てきました。

未知の業界、世界であればあるほど多くのリサーチは必要だと思いますし、手段だけに目を向けていると目的が見えなくなるということを理解出来れば、もっともっと自分の前にあるハードルを超えることが楽しくなると思います。