「ファスト教養」の心に響いたところ抜粋
「ファスト教養」(著・レジー)を読み終えた。
所謂「ファスト教養」についての話にとどまらず、「学びとは何か」「知識とは何か」、そもそも「教養」とは何かという非常に幅広い本で、読んでよかった。
(本当に、「ファスト教養」に対する批判に終始することなく、発展的な本だった)
そのなかで心に残ったところを、記録のためにここにまとめておきたい。
すぐ役に立つ=すぐ使える=どこでも使える→普遍性がある
というイメージだったが、なるほどと思った。
これは単純に、私が知らなかった言葉なのでメモ。
「ブーカ」って読むんだね。
https://www.i-learning.jp/topics/column/business/vuca-era.html
「ファスト教養」へ、私がなんとなくもやもやしていた感覚が言語化されていたところ。たしかにそうだ。
好きになって調べはじめた場合、どの分野でも「ここまで知ったらOK」という風に満足することはないだろう。
(少し話がずれるかもしれないが、「ファスト視聴」などをしながらも「オタクになりたい」と思う人たちに対する違和感も、このあたりにあるのかもしれない。これを押さえればOKという気持ちは、「好き」を起点には出てこないのではないか)
引用の引用となってしまうが、「ファスト教養」の裏にある「自己責任論」から射程を伸ばして、このような「他者への思いやり」というところまで書かれているのが、本書の素晴らしいところだと思う。
「思いがけず利他」…読みます。
https://mishimasha.com/books/9784909394590/
いやあ本当にいい本だった。
「ファスト教養」の背景にあるものを丁寧に読み解いていて、どっちが悪いということもせず、自分はどうしようかと立ち止まって考えられる、苦しいけれど前向きな本だ。
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