マガジンのカバー画像

読書感想文集

60
読書感想をまとめたもの
運営しているクリエイター

記事一覧

予測されることと、価値観を混同しないこと

日本の人口に関する議論がいつも噛み合わないのは、予測事項と価値観が混同するからだ。本書で…

もちお
2日前
1

ちょっとだけいいこと言ってるだけの大前理論

大前研一といえば、個別にはいいことを言うこともあるが、大半はとんでも経済理論を振り回すと…

もちお
10日前
1

祝10周年の一冊

映画評論家の柳下毅一郎氏の「皆殺し映画通信」シリーズをご存知だろうか? ほぼ毎週メルマガ…

もちお
2週間前

軍人が語るウクライナ侵攻

自衛隊の陸海空がそれぞれの観点から語るロシアのウクライナ侵攻。この本は戦況の解説のみなら…

もちお
3週間前
1

読むべきは対談部分

前作の続編。今回は山上被告がどうして犯行に及んだかという話とその後の旧統一教会を巡る自民…

もちお
4週間前
1

2023年の映画業界を振り返る

毎年恒例のキネマ旬報の映画業界総決算号。かれこれ、これだけは必ず買ってしまうのだけど、気…

もちお
1か月前
3

渾身の取材からの結論がイマイチな著作

現世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係を追っている著者の一作。本書の価値は2013年あたりから現在までの旧統一教会をひたすら追っていることに尽きる。だって、この団体が注目されていたのって、せいぜい2000年くらいまでだったのでその後の活動がよく分からなかったから。 他方、著者は安倍元総理に極端に批判的な立場=アベガーにいるため、兎角論理性もなく、全てはアベ元総理が悪いとなりがち。また、政治団体と宗教団体が少しでも寄付を受けたり講演に呼ばれたりさらに講演においてそ

年収300万円で楽しもうから変っとらんな

森卓こと、森永卓郎氏の著作。出版元のサイトの紹介文の通り、現在の税金、社会保障制度の負担…

もちお
1か月前
1

落合信彦氏のまとめ本として俊逸

落合陽一氏は前から知っていたが、落合信彦氏がその父であり、国際的ジャーナリストであるとい…

もちお
1か月前

期待通りの内容だったわ

著者に対する評価 本人が密着した取材で普通は辿り着けないところまで行くのに、なぜかつまら…

もちお
1か月前
1

思ったよりも面白い話が少ないのはなぜなのか

この文章をみると、めちゃくちゃ面白そうな自伝じゃないですか。いや、読むのが辛いほどつまら…

もちお
1か月前
2

会社を解散させた後になにが起こるかがわかる一冊

1997年に自主廃業という形で会社の継続を断念した山一證券。その後、会社解散までを誰がどう動…

もちお
1か月前

知らないことが多かった自伝

私にとっては著者は誰が引き受けても確実にビリになる、火中の栗を拾った人として、初代楽天監…

もちお
2か月前

読みやすい地政学入門書

ここ数年で一気にメジャーとなった地政学。現在の問題を地政学で説明する体裁をとっており、1つの事象に関して、右側に文章、左側に図解したものとなっており、理解がしやすい構造になっている。少し地政学に関する知識がある人にはそれ知ってるよという話が多いけど、地政学に興味を少し持った人には最適の一冊。