もちお

財務会計の専門家やっています。テーマはばらばら、思いつくままに気になったことを書きます。

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    2023年のNPBに関する記事

  • 迫りくる増税の足音

  • 2022プロ野球

最近の記事

祝10周年の一冊

映画評論家の柳下毅一郎氏の「皆殺し映画通信」シリーズをご存知だろうか? ほぼ毎週メルマガで映画のレビューを書いているのだけど、映画のチョイスがいつもすごくて、誰がこれ観るのだよという映画ばかりを選んでいる。さらに一年くらい経ったところである程度のレビュー本数が溜まってきたところで書籍化というサイクルが完成し、ここ数年はどういう映画が量産されているのかを分析も加えている。 今作はこの活動が十年目を迎えたある種の集大成であり、それに相応しく、最後は10年間でのベストと索引もつける

    • サッカーチームはいくらで買えるの?

      楽天球団が売りに出ているといわれていますが、Jリーグのチームも次々と経営権の獲得の話があったのでそれとの比較を。 鹿島アントラーズ、FC東京、町田ゼルビア 鹿島アントラーズはメルカリが61%の株式を取得、購入金額は15億円、FC東京はミクシィが50%強を11.5億円、町田ゼルビアはサーバーエージェントが80%を11億円でそれぞれ経営権を獲得しています。 桁違いの買収金額 他にも取引はあると思いますが、プロ野球界に進出するとしたら、この三社のどれかだと思っています。それ

      • 在外投票体験記 投票用紙の入手

        来る衆院補選の投票をすべく投票用紙を入手しました。 在外選挙登録後、選挙管理委員会へ投票用紙の請求を経て、投票用紙の入手という流れになります。 その後は、公示日後に郵送すれば完成。それも注意喚起の紙が挟まっている。 また、ご丁寧に説明書も同封されていますが、郵便投票の場合、投票所閉鎖までに送らないと無効なのですね。これは日本から遠くて郵便のレベルが低い国だとそもそも難しそう。

        • 今朝の台湾北部の豪雨について

          本日、朝の通勤時間帯はバケツをひっくり返したような雨でした。これが異常気象かどうかは置いておいて、地震で弱った建物や地盤への影響が気になります。

        祝10周年の一冊

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        記事

          プロ野球団のお値段はいくら?

          球団の買収金額が300億円と高いのか安いのかがよく分からないので、過去の取引を見てみました。 プロ野球団の買収金額 球界再編から10年間での球団買収金額は0円から200億円と大幅にぶれていますが、0円だった楽天球団は設備投資を加味すると、初年度から2013年までに数十億円は確実にキャッシュアウトがあったはず。初期投資は置いておいても、NPB球団への投資金額は概ね100億単位での投資となります。

          プロ野球団のお値段はいくら?

          無性にゴルフクラブを買い替えたくなってきた

          先週末は一月ぶりのゴルフコンペでした。前半はとにかく眠くてヘッドアップしまくり、そこから身体の感覚が戻ってきて後半はなかなか思った通りに打つことができ、スコアも上々、気分よく入浴それからの昼食だったのですが、実は同じ組の人と同じセットを使っていたのですよね。入門編のやつです。 これ、そろそろ買い替え時?とお互いに帰りのタクシーで話しつつ、どうせならフィッティングして買いたいなということで今の気分はゴルフクラブの買い替え一直線。といっても、モロにシーズンインしている現状だと買い

          無性にゴルフクラブを買い替えたくなってきた

          軍人が語るウクライナ侵攻

          自衛隊の陸海空がそれぞれの観点から語るロシアのウクライナ侵攻。この本は戦況の解説のみならず、それを踏まえて日本の安全保障を考えるという点で得るものが多い。 機動戦と消耗戦 ウクライナ侵攻には機動戦と消耗戦の2つの側面がある。前者はウクライナの国家意志を変える行為であり、北部からのキーウ侵攻に代表される作戦であり、初期には失敗に終わっている。他方、後者は文字通りの戦争であり、戦力を投下し陣地を奪っていく作戦であり、東部戦線では概ね目標を達成している。戦況を見る時、それぞれの

          軍人が語るウクライナ侵攻

          赤江さんが幸せそうで何より

          赤江珠緒さんといえば、人によって接触点が違うのだけど、私にとってはコロナ禍で聴き始めたたまむすびという傑作番組のメインパーソナリティとして、近所のお姉さんみたいな存在でした。が、娘と一緒に過ごす時間を作りたいということで、同番組は終了、ただでさえFM化したがりのTBSラジオなので番組終了後はTBSラジオを聴く自体減るほどのたまむすびロスでした。 が、赤江さんの今を聞くインタビュー記事を読んで、番組終了で良かったと心底思えますね。

          赤江さんが幸せそうで何より

          久しぶりの夜市

          日本からの出張者対応で夜市へ!

          久しぶりの夜市

          東京15区補選から目が離せない

          乱戦混戦となっている東京15区の補選。実は住民票がそこにあるため、在外投票ができるという立場にあり、候補者を眺めてみるものの、誰も抜け出せそうにない感じ。 いや、その前の選挙の時もなぜ柿沢みと元議員が選出されたのかがよく分からない選挙区だったのですが、どこかのタイミングで事前の調査あるのかしら。 なお、今、選挙委員会に郵便投票請求をしているので、郵便投票しようかと思います。

          東京15区補選から目が離せない

          韓国大統領レームダック化?

          今日は韓国の国政選挙の日だったようで、まともな歴史認識と価値観をもつ尹錫悦現大統領の評価が問われる選挙であるわけですが、なんと惨敗の見込み。まぁ日本人から良いという評価はあちらだと反対でもあるわけで、やむなしか。

          韓国大統領レームダック化?

          営業バンの帝王復活なるか?

          1世代前のプロボックスといえば、下手なスポーツカーよりもぶっ飛ばせる車として知る人ぞ知るものでした。現行世代はより乗用車側にシフトした結果、スポーティーさが無くなってしまい、外回りの人にとっては道具としての使い勝手は少しダウン。さて、新型はどうなるか?乗っている人たちの感想を聞くのが楽しみですね。

          営業バンの帝王復活なるか?

          読むべきは対談部分

          前作の続編。今回は山上被告がどうして犯行に及んだかという話とその後の旧統一教会を巡る自民党の対応や世の中の反応に対して、有識者との対談を挟む形であの事件がどうして起こったか、そして、それを防ぐ術はなかったかというところの話が多い。個人的に特に良かったのは爆笑問題の太田氏の信者に対する思いやり。この人こそが真のロールズ的なリベラルだとつくづく感じる。

          読むべきは対談部分

          2023年の映画業界を振り返る

          毎年恒例のキネマ旬報の映画業界総決算号。かれこれ、これだけは必ず買ってしまうのだけど、気がついたらキネマ旬報も月刊化と電子書籍併売化になっていたのも驚きだし、誌面デザインが変わっていつくかのページで字が大きくなった。そもそも、想定読者層がかなりの高齢者のはずで、遅すぎるといえば遅すぎる。 2022年からの流れに変化はあったか? 邦画はアニメの躍進で2022年の時点で2019年を上回り、さらに2023年は前期からも公開本数と興行収入が増加し、1481億円(前期比1.1%増)

          2023年の映画業界を振り返る

          渾身の取材からの結論がイマイチな著作

          現世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係を追っている著者の一作。本書の価値は2013年あたりから現在までの旧統一教会をひたすら追っていることに尽きる。だって、この団体が注目されていたのって、せいぜい2000年くらいまでだったのでその後の活動がよく分からなかったから。 他方、著者は安倍元総理に極端に批判的な立場=アベガーにいるため、兎角論理性もなく、全てはアベ元総理が悪いとなりがち。また、政治団体と宗教団体が少しでも寄付を受けたり講演に呼ばれたりさらに講演においてそ

          渾身の取材からの結論がイマイチな著作

          年収300万円で楽しもうから変っとらんな

          森卓こと、森永卓郎氏の著作。出版元のサイトの紹介文の通り、現在の税金、社会保障制度の負担の大きさを説くのだけど、それはこの本の半分に過ぎず、残り半分はそれに対する防衛策を説く。 その防衛策はトカイナカに住んで住民税非課税世帯になろうというもの。トカイナカというのは著者の造語で、大都市圏から50キロくらい圏内のことで、そこで農作物だったり電気を自作してなるべく所得を減らそうというのものである。 著者がブレークしたのは、平成デフレ不況の真っ最中で所得増なんか望めない、かといって、

          年収300万円で楽しもうから変っとらんな