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中日ドラゴンズから目が離せない理由

球団史上初の2年連続最下位が見えてきている中日ドラゴンズですが、立浪監督は来季続投するそうです。

最下位回避力が高いはずの球団だったのに

改めて歴代順位を眺めてみると、立浪体制前は最下位の年は5回と巨人に次ぐ最下位が少ない球団であり、リーグ制覇からは遠ざかっているとはいえ、それなりに戦っている印象もある球団ではあります。
が、ミスタードラゴンズの立浪氏が監督に就任した2022年は、66勝75敗2分で最下位。2023年は129試合終了時点で48勝77敗4分とすでに前のシーズンの負けを上回っているという状況。
これだと誰かの責任問題となるはずが、少なくとも監督の責任問題にはなっていないというのが斬新なのか、チーム編成上、育成の年としているので順位は関係ないのか。そういえば、球団創設一年目で明らかに二軍以下の戦力であり、中期的に上位にチームを持っていくはずだった東北の球団は初年度に監督をクビにしてましたね。プロスポーツは何かと現場のトップのクビでチーム低迷の責任を取るというのが多いのですが、これは新しい。

他の時代よりも良い動員力

実は立浪政権は動員が良い。

2019年よりも早く、主催試合の観客動員数が200万人突破。他球団との比較でも、1試合あたり3万人前後で全体の四位。興行面だけ考えたら、素晴らしいの一言。にしても、何をモチベーションにしてドラゴンズの試合を観ているのだろうか。

次から次へと面白いネタが出てくる球団

立浪政権前はオフシーズンがとにかく面白く、シーズン中はたまに面白いことが起きる程度であったが、ここ2シーズンは異常。それでも、去年のシーズン中は「戦う顔」や根尾選手のたらい回しからの二刀流くらいだったけど、今年は主力の二遊間の放出、セットアッパーの亡命に始まり、最近でも、令和の米騒動、敗戦処理投手の晒し投げ、10敗カルテットの誕生というような、ネットニュースのネタになりそうなものが次から次へ出てきている。先ほどの動員数と合わせて、チームが勝たなくても興行が成り立てば問題ないので、これまた新しい球団の姿なのか。

来シーズンはどうなる?

そういえば、ロッテの井口監督は2年連続で2位で本当は2023年も監督留任だったはずがファン感謝祭で辞任をしたというのがあったけど、立浪監督も同じような選択できる立場にはあると思うけど、留任するのかな。今のままだと攻撃面がどうしようもなく、来シーズンに良くなるとも思えないのだが。

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