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相変わらずのクルマ批評


本書の概要

2017年から2018年にかけて、新車の論評本。それぞれのクルマを一言で表すと下記の通り。

よくもわるくも、新型車

『間違いなくこのクルマは日本自動車技術の誇りだ』――ダイハツ・ミラ イース
『セダンはこのままでいいのか。いいわきゃないでしょ』――トヨタ・カムリ
『クルマはボディで決まる。ひさしぶりの「金庫の中」』――アウディ・A5/A4
『決めつけNG・先入観NG、乗らずに買うのは絶対NG』――シトロエンC3/プジョー3008
『天国と地獄』――ジープ・コンパス
『眺めていると名車。乗っていると凡車。ボルボ非常に要注意』――ボルボXC60
『コンバーチブル出来よし。V8真面目にニュル過ぎ』――シボレー・カマロ
『インフィニティQ45の再来でなくして他の何であろうか』――レクサスLS
『残念ながら完敗ですね。役者が違いすぎます』――メルセデス・ベンツSクラス
『リヤに乗る・乗せるならやっぱパサートにしよう』――VWアルテオン/パサート
『旧来のクルマ大好き同好会基準ならこんなもんボロカスだ』――VWポロ
『やっぱだめになってきた。でもまだいいとこもある』――三菱エクリプス クロス
『本物だ。本物、本物。(タイプRの話)』――ホンダ・シビック

上記のサイトより

この本で絶賛されたクルマ

ミラ・イース。現代のクルマでなんと700kgを切る車重、アップライトな着座位置、まともな乗車環境で四人も乗れるという技術の結晶のようなクルマ。
audiのA52ドア。かつてのドイツ車、というか、ベンツ車でよく言われていた金庫の中を実現したクルマ。
シトロエンC3。燃費はベンチマークに負けるものの、オフセットしていない運転席、後部座席の乗り心地。
ベンツSクラス。静寂性を突き詰めた横綱相撲。

この本で酷評されたクルマ

トヨタのカムリ。思想も設計も古いままのセダン。
ボルボ。見た目と値段は高級車、乗ってみると凡庸なクルマ。
レクサスLS。日本の匠とかいう高級車とは真逆の迷走ぶり。
VWのポロ。この車への批評があまりに痛烈でなんとクルマを知らない人間向けのコケおどし。

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