2020年 映画ベスト3

芸人さんについて語るとか言っておきながら早々にして違う話題すみません。2020年になって映画館で映画を観るのにハマりまして。こんなに映画館に行ったのは初めてだったなぁ。コロナ禍だったのに。というわけで。今年1年映画館で23本の映画を観た私が心に残ったベスト3ご紹介です。

第1位 ステップ
これは文句なしの1位。めちゃくちゃにいい。ただひたすらに良作。いろんな人に観て欲しいです。
本当は4月公開予定だったのですが、コロナの影響で7月に延期されました。待ちきれなかった私は、普段映画の前に原作を読むことを絶対にしないのですが、イレギュラーで読んでしまいました。本で泣いたのは"君の膵臓をたべたい"以来でした。ただ、原作がよかっただけに公開までは不安でした。原作はおもしろいのに、映画にしたらなんか違くない?となりがちなのです。だけどこの映画は違った。映像化された方が泣けて。後半は泣けて泣けて。泣かせに来てるのは分かってるのに、声に出してギャンギャン泣きました。心が浄化され、自分の家族が愛しくなる、すてきな映画です。

第2位 生きちゃった
いやぁ、これは間違いなく衝撃作。主要キャストの御三方全員のファンだった私は、情報解禁されてからずっとワクワクしていました。愛を伝えられない男と、愛を伝えて欲しい女、そしてそれを見守る男。ラストシーンもさることながら、展開がエグくてえ?そうなるの?!と驚かされました。そして最後の最後には、「ああ、生きちゃった」って思います。短い時間だからこその熱量とか、キャストさんたちのお芝居とか、とにかく全てがすごくてあっという間で、終わったあとの余韻がすごい。いろんな人に観ていただきたい作品です。

第3位タイ 朝が来る
これはもう、本当に良作。役者さんたちのお芝居が皆とにかく凄いんですが、特に蒔田彩珠ちゃんがすごいです。わたしはまだ結婚もしてないし子どももいないので分からない部分もありましたが、穏やかで優しくて、でも内側では何か熱いものがあって。中学生での妊娠は今目を逸らしちゃいけない問題だと思うし、養子についても深く考えさせられる1本でした。そしてこういった映画は、女性だけでなく、特に男性に観て欲しい。ひかりちゃんを捨てた彼氏はのうのうと高校に通っていました。こんなことが性別の違いであっちゃいけない。男性にも責任をもって生きてほしいなと、強く思いました。

3位タイ 望み
原作未読で観ましたが、おもしろかったぁ。堤真一さんと清原果耶ちゃんの演技力が圧巻です。こういう事件は身近で起こりうるし、他人事じゃないんだなと思いました。いちばん辛いのは、規士くんが生きていても死んでいても家族にとっては苦しいということ。生きていたら加害者の家族になって後ろ指を刺され続けるわけだし、亡くなっていたら被害者遺族になる。ひたすらに胸糞は悪いのですが、衝撃のラストに涙したし、家族を大切に、そして、これからの未来、やってみたいことをやってみないとはじまらないなと思いました。

他にもたくさんの素敵な映画に出会えました。上記にはないですが今泉作品とか、福田作品とか。様々な監督や新しい役者さんに出会えるのも映画の魅力だし、2時間で完結するし、何より大きなスクリーンがいい。まだまだ観たい作品沢山あるので、2021年も沢山観たいと思います!!

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