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適応障害とわたし@2020/4/9

7時半過ぎに起床。なんてこった。もう二度寝が習慣化している。
最初は6時に目が覚めて、布団の中でぬくぬくしながらラジオを聴いてたのに。

そもそも、目が覚めてから布団の中でラジオをつけてしまうことが間違ってるんだ。ラジオを聴くために目覚ましアプリも止めちゃうし、布団の中はあったかいから出たくなくなる。

朝起きてから何かする習慣を新たに作らないと二度寝グセから脱せない気がする。気がするじゃなくて、やらないとダメだ。
最近、文章力を鍛える本を2冊買ったから、朝起きて読書することを習慣化しよう。布団の中でぬくぬくラジオを聴いてるより、よっぽど生産性がある。
ブログの記事をスラスラ書けるようになるかもしれないし、毎日ダラッダラ書いてるこの日記も少しは読みやすくなるかもしれない。

そのためには、布団からすぐに出たくなる仕組みがないとまずいな。
まだ朝寒くてベッドから出るのが億劫だった時は、ベッド横の椅子に用意した服を布団の中で着替えてた。不思議なもんで、パジャマから服に着替えると自然に「朝ごはん食べにいかなきゃ」という意識が生まれて、すんなりベッドから起きられた。

つまり「パジャマ=寝る時のスタイル」が自分の中で形成されているということか。
だから、いくら早起きしてラジオをつけたって、パジャマを脱ぎ捨てて服に着替える行為をしない限り、二度寝グセに直行してしまうわけだ。

仕事がテレワークになってから、寝る前に次の日の服を用意する習慣がなくなってしまった。朝9時までに着替えて朝食を済ませればいいだけなのだから、別にいつ服に着替えたって問題ない。

だけど、いつまでもテレワークが続くわけじゃない。コロナが収束して、また電車に乗って本社で仕事をするようになれば、無理にでも二度寝を治さないといけない。適応障害もちゃんと根治させないといけない。

コロナの影響でタクシー会社の社員600人一斉解雇のニュースを見て、思わずゾッとした。明日は我が身だと思ったから。

週3日でフレックス勤務。月の給料は適応障害になる前の3分の1になった。休職してた時期にもらってた傷病手当金からさらに減った。当たり前のことだから仕方ないと受け入れるしかないけれど、これじゃ派遣やアルバイトと大して変わらないなと思ってしまった。
このままコロナが収束せず会社が赤字になれば、真っ先に首を切られるのはわたしだ。間違いない。一斉解雇のニュースを他人事のように見ていられる立場でいられない。

そうなれば今の症状はもっと悪化していくだろう。適応障害は6ヶ月以上続くとうつ病に発展すると心療内科の先生が言っていた。わたしが適応障害を発症したのは2019年の10月中旬。今は2020年の4月。ちょうど6ヶ月目に到達している。
不幸中の幸いか、休職中のように毎日涙を流したり、希死念慮に駆られてODに手を出してしまうことは減った。その代わり、ピアスの数が増えたけど。

今日は仕事がない日なので、本を読むことにした。

今日読む本は「自分を不幸にしない13の習慣」。
ダイレクト出版という会社が出してる本で、ネットでしか買うことができない本だという。

なんでこの本を読もうと思ったかは単純。不幸になりたくないから。
このまま言語化できない心や頭のモヤモヤに囚われたまま生きていきたくない。そんな思いでAmazonでいろんな自己啓発本を探したけれど、「幸せになる10の法則」とか「成功した人がやってる習慣」みたいなタイトルの本で溢れまくっていた。
最初はサンプルを読みつつ、これは読みたいor読みたくないで選定していたけれど、途中からめんどくさくなってやめた。

そんな折、OLをやめてブロガーになった方のブログをダラダラ読んでいたら、この本を紹介している記事にたどり着いた。内向的でコミュ障な人におすすめしていたので、試しに読んでみることにした。

専用のサイトからしか購入できないので早速購入ページに進んだ。驚いたことに、内容に満足できなかった場合の全額返金保証がついていることがサイトに記されていた。今まで書籍で全額返金なんて言葉を聞いたことがなかったので、一体どんな内容なのか緊張しながら届くのを待っていた。

いざ読んでみたら、驚きと気づきの連続だった。
まず驚いたのが「幸せ」の定義。
今まで「幸せ」になるには、自分が何か実績を上げたあとの報酬として得られる感情だと思っていた。
けれど、この本では違った。

「幸せ」とは、習慣であること。

このたった一言で定義されていた。
本によると幸せとは、どんな出来事に対しても笑顔で明るく反応できる習慣とのこと。どんな些細な出来事からも「楽しみ」や「満足」「感謝」などを自分で見つけられる習慣のことを表すという。

今まで様々な自己啓発本を読んできたけれど、読んだ後に「え?結局この本で言ってた幸せってどういうこと?」と疑問が残った状態に陥っていた。いわゆる不完全燃焼。

幸せとは習慣(考え方のクセ)と定義してくれたことで、やっと胸につかえていた魚の小骨のような感覚が消え去った。

やっと自分の中の「幸せ」の定義がはっきりしたことで、その後は昼食をとるのもトイレに行くのも忘れて読み進めていった。

本の後半には、実際に自分を不幸にしないためのメソッドがいくつも書かれていた。
その中でも一番心に突き刺さったのが、「自分を許してあげること」だった

このページに差し掛かったとき、気がついたらボロボロ涙を流していた。自分でもどうして泣いているのか分からなかったけれど、一文一文が優しくて、救われているような気分だった。

人間は誰だって間違いを犯す。その言葉は色んな本でも書かれていた。
けれど、それは自分ではなく他人のことを認めてあげるための言葉で書かれていた。

この本では、「自分で自分を許してあげられないと、永遠に他人を許してあげられない」と書かれていた。

今まで自分が幸せになるためには、まず他人の幸せを願ってあげないといけないと思い込んでいた。
だから、Twitterやニュースで誰かに何か嬉しいことがあった情報を見るたびに「よかったね」とか「おめでとう」とか思うようにした。

でも、いくら努力しても上手くいかなかった。一時的にそう思っても、後から「どうせ自分はあんな風になれない」とか「自分には無理だな」と思うようになってしまった。結局、自分から進んで自己嫌悪に陥っていただけだった。

本の最後の方には「すべての人には価値があり、誰もが幸せになる権利がある」という風に書かれていた。

偶然出会った一冊の本に、ここまで心が軽くなった気分を味わったのは初めてだった。思い切って購入して本当によかった。

本を1冊読むこと。朝早く起きること。誰かに毎朝「おはよう」を言うこと。どれも小さくて些細なことでしかない。
でも本の中では、どんな些細なことも成功だと書かれていた。
幸せになるには、小さな満足感や達成感をたくさん味わうこと。それが習慣となり、幸せになる。

やっぱり明日は早起きしよう。早起きしてDaiGoさんの文章力の本を読もう。
そうしたら、少しは今日の自分より幸せに近づけるかもしれないから。

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