適応障害とわたし@2020/4/10

6時に目が覚めた。ラジオをつけて寝ぼけた頭で意気込んだ。
よし、今日は二度寝しない。
ベッド横に用意した服や靴下を布団の中に詰め込む。

ぬくぬく布団の中で着替えるのは己との闘いでもある。モタモタしてると絶妙な暖かさに意識を持ってかれる。そうなれば二度寝まっしぐら。

頭の中で何度も「今日は絶対に二度寝しない」と復唱しながら、30分かけて普段着に着替えた。

でも油断はできない。
着替えがうまく行っても、肝心の体を起こさないと、すぐに布団のあったかさに取り込まれてしまう。今までの努力が水の泡になる。

ええい、ままよ!と足で羽毛布団を蹴り上げ、ゆっくり体を起こした。

やった、やったぞ!今日はちゃんと一回で起きた!
小さな小さな成功体験を獲得できた。

顔を洗ってお湯を沸かし、インスタントのカフェオレを淹れる。
ラジオが流れる自室でカフェオレを飲みながら読書を楽しんだ。
あいにく今朝は曇ってて日差しがまったくなかったけれど、これだけでもデキる人の朝という感じだった。

ただ早起きして読書をしただけなのに、その時は「今日はいいことありそうだ」と思った。

そう思ってたのに。
今、わたしは謎の頭痛とめまい、腹痛と吐き気に襲われながら日記を書いている。もちろんベッドの中で。

今日は仕事の日で、わたしは相変わらず上司から頼まれた資料の締め切り日について急かされていた。

わたしが完成と言って提出しても、その後のレビューや修正がいつ終わるか分からないから、締め切り日をわたしに決めろと言われて困ってしまった。

結局、ヤケを起こして違う上司に「資料完成したから見てくれ!!!」とチャットで資料のファイルを投げた。返信はない。

その後、昼休憩前の打ち合わせが無事に終わった直後、体に異変があらわれた。
激しい頭痛、めまい、腹痛、そして吐き気。これらが一気にわたしの体を襲った。
一体わたしが何をしたって言うんだ?!と思いつつ、ふらつきながら仕事用のPCと距離をとった。

昼休憩になったけれど、吐き気が邪魔をして昼食をとる気になれない。
でも食べないと、午後の仕事がモノにならない。
いやそもそも、こんな体調で仕事できるのか?テレワークだから一言「休みます」と言えば楽になれるぞ。
わたしの中の天使と悪魔が会話していた。

仕事と体調を天秤にかけ、すかさず仕事をとった。これ以上、給料が減るのは嫌だ。やっぱり使えないヤツだと思われたくなかった。
この後、その選択を後悔することになるとは微塵も思わなかった。

無理矢理レトルトのドリアを腹に流し込み、13時まで仮眠をとることにした。
母の部屋で四肢を投げ出して、頭痛にうなされながら寝ていた。

13時になり、さて作業を再開しようと思い机に座った。
途端、吐き気が激しきムカムカ感に豹変した。さながら昼に食べたドリアが逆流してくるかのようだった。

まずい、確実に吐く。
口元をおさえながら急いでトイレに向かったが、トイレに入った途端、ムカムカ感が収まった。
頭痛とめまいと吐き気と腹痛は依然としてあったが、かろうじて作業ができる体力はあったので、そのまま仕事を続けた。

そして、業務終了目前でわたしは白旗を上げた。
頭痛が酷すぎてPCの画面がまともに見れなくなった。吐き気は確かにあるのに出るのか出ないのかはっきりしないムカムカ感でストレスMAX。
業務終了時間とともにチャットで業務終了宣言をした。

さすがに一方的に宣言するのはどうかと思ったので、頭痛、めまい、腹痛、吐き気があるので連絡してきても返信が遅くなることを追記した。
すると、1分も経たずに上司から「いや、休んでください」と返ってきた。
その言葉に感謝し、急いでパソコンの電源を切った。

その後、少ないMP(メンタルポイント)を使って干してた布団を自室に運び、ベッドで横になった。

コロナじゃないよな?コロナじゃないよね?と自問自答しながら、死んだように深い眠りについた。

今も頭痛と吐き気は治らない。めまいは多少なくなったが、吐き気と頭痛が体の中でどんちゃん騒ぎしている。

早起きは三文の徳とは言うが、三文どころか四文の厄がやってきた。
とりあえず、無事に週末を迎えられたことだけは素直に喜ぶとしよう。

あー、moonの続きやりたかったなー…

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