先日会社で自分のおすすめ漫画をプレゼンし合う飲み会がありまして、そこで紹介した漫画をこちらでも。

補足
最近はめっきり本屋に行く機会も減ってしまい、新しい漫画情報はテラフォーマーあたりで止まっておる私ですが、昔はまず本屋への寄り道がライフワークでもあり、いわゆるジャケ買いなんかも積極的に行っていたくらいには漫画好きです。

お察しの通り、私のおすすめする漫画となると昔のものなりますが、今読み返しても面白いものばかりですので何かの縁で辿り着かれた方はぜひ。

SOIL（ソイル）

あらすじ
とある地方都市のベッドタウン『そうるニュータウン』。
穏やかなその街で停電が起きた夜、親子3人の一家が消えた。
その失踪を契機に、異様な事件が続発し、平穏な町の裏側に潜む狂気や悪意が次々と表に上がってくる…空前絶後のソリッド・シチュエーション・ミステリー。（引用：Amazon）

一家失踪事件を捜査しにやってきたヨレヨレの中堅おっさん刑事と新米のコミュ障若手女刑事の凸凹コンビが中心となって話が進んでいくんですが、まずわかりやすいこのコンビのキャラがいい。

そして事件の真相を探っていくうちにこのそうるニュータウンの成り立ちに鍵があるとして、時代を遡った展開やちょっとSF入った展開なんかも出てくるんですが、それがいい感じにリアルっぽさと共存してて引き込まれます。
Xファイルっぽさあります。

私はどSFの展開は一気にフィクションさが出てきて冷めちゃうタイプなんですが、SOILは現代設定とのバランスが絶妙でシラけることがなかったです。

展開も早く全11巻なので、絵が苦手じゃなければ結構一気読み出来ちゃうと思います。

個人的には表紙のデザインも好き。全巻集めたくなるやつ。

一生懸命機械

カワウソくんの絵なら今の若い人もどっかで1度は見たことあるのではないでしょうか。
カワウソくんの作者吉田戦車の作品です。

吉田戦車といえば不条理漫画とか言われてましたけど、全然不条理とは思えなくて、普通にただのギャグ漫画として好きです。
伝染るんですの山崎先生なんかは得体の知れない身なりをしてますが、生徒思いのいい先生で結構グッとくるセリフも多いです。

そんな戦車先生の一生懸命機械。
タイトルにもあるように、日常でよくお世話になる機械が擬人化され、人間と共存している世界のお話です。

お尻を水で洗浄するなんて邪道だと頑なに使ってくれないパパを会社まで説得しに行くウォシュレット
お客様に余計なサービスをしようとする銀行の番号札機

などなど機械たちも私たちと変わらず不器用にでも一生懸命その機械らしさを全うしようとする様に、どこかホッとします。
そしてこの発想力。
お笑い芸人さんとかそういう類の発想ですね。視野が広すぎるし、何しろ固定概念がない。
そういうところもすごく惹かれます。

もう俺、ハエでいいや

衝撃の1コマ漫画。
これは完全にジャケ買いでした。
ダメ人間が好きなのでもうこのタイトルが刺さりました。
なのにこれ実物の装丁が無駄に豪華なんですよ。
紙もいい感じのザラついた質感でタイトルと装飾が金の箔プリ。

中身の1コマもタイトルに通じるような、どうでもいい名言がたくさん出てきます。
・モノは汚く喰うとうめぇ
・自分に飽きた
・安月給の上に自動センサーも反応しない

などなど。
めちゃくちゃ落ち込んで塞いでる時なんかは、自分よりダメな人を見ると安心することがあると思いますが、その粗治療（野良ヒーリング）がこの漫画でできます。
何気に1冊持ってると心の拠り所になるかも！？

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まだまだおすすめ漫画あるので、また会社で漫画飲みがあったり気が向いたらおすすめします🤗