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詩│春の長雨優しい雨

今日は春の長雨が降ります

暫く振りの長雨だったので

乾いた土にもぐんぐん染み込んで

いくのでしょう

山を潤したら

土と木の根に浄化れた雨水が

川に辿り着く

春の長雨は陽水に香る

庭のクリスマスローズは

うつ向いて小さな雨傘を

揺らしてる

雨傘の雨打つ音に

窓を打つ雨音に

伸ばした手を打つ雨に

私もそこに在るようで

ポエトリー ポエトリー

ポエトリー

足跡が残らない街に降る雨も

何かを纏いながら排水溝に

流れていく

私の心も雨とともに上手に
流れていきましょうか

なにか大切なものを

落っことしてはないか不安になる

ただ雨音が心打つ

ただ星は見えず雨音が続く

花びら落ちて流れる

ポエトリー ポエトリー

ポエトリー

なにか落ちてはいませぬか

ポエトリー ポエトリー

ポエトリー

なにが落ちていますでしょうか

ポエトリー

歌の天使よ 舞い降りて来て

わたしにちょうだい あの人の

心を綺麗に流せる

そんな言葉を

優しい雨に打たれて

明日になれば

あたたかい風がふき

濡れて打たれた花びらを

軽く優しく舞い上げて

あの綺麗な川辺まで

運んでほしい

流星を美しく映すあの川へ

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