食べることは生きること
ようやく、ゴールデンウィークの疲れが消えてきた。
10日間も休日が続くとなるとやはり忙しく、さすがに疲れてしまって、途中で自分のブレーカーが落ちてしまったり、いらいらしてしまったり。
反省点はあれど、新しいお客さまも多ければ、昔からの友だちが来てくれたりと、うれしいこともたくさんでした。
そんなゴールデンウィークのある日、友だちのみかりんが手作りのお弁当を持って遊びに来てくれた。
わたしたちはSNSでひとつの約束をしていた。
それは、Instagramのストーリーズで、わたしが「自分史上最高のブラウニーができた」と言ったのに対して、みかりんが「食べたい!」と言ってくれたことから始まる。
住んでいるところが遠いので「送るよ〜」と言うと「じゃあ、わたしもカレー送る!」と言ってくれて、"物々交換"をする約束をした。
ちなみに、この時はまだ2回くらいしか会ってない。
でも、仲良くなれるだろうなって思っていた。
初めて会ったときに食べた、彼女の魯肉飯が美味しかったから。
笑顔で手渡してくれた時に、ちゃんと自分の足で立っているんだろうなあと思ったから。
ここで改めて、お弁当のメニューを紹介します。
・パクチー炊き込みごはん
・生姜ごはん
・八角煮豚
・ミョウガの甘酢漬け
・人参のナンプラーきんぴら
・アジアン味玉
・きのこの塩ナムル
「喫茶店でもう一杯」の音声配信でみいこさんが言っていましたが"美味しいメニューは音読しても美味しい"に共感です。写真はもちろん、読んでも美味しいっていいよね。
わたしは、カフェをしていながらも、忙しいと自炊なんてできなくて、コンビニでごはんを買うこともあるし、毎日おんなじものをたべていたりもする。苦手なので1人で外食することはほとんどない。
ゴールデンウィークの食生活ははちゃめちゃだった。
そんな時、誰かが作ってくれたごはんが目の前に現れるなんて、砂漠で見つけたオアシスくらいの感動だった。
そしてこれがまたとっても美味しいときたものだから、嬉しさもひとしお。
このお弁当のおかげで、頑張れたと言っても過言ではない。
みかりんの作るごはんは、ひとことで言うと元気の出る味。
お弁当の記憶は人それぞれだと思うが、みかりんのお弁当は運動会の日が思い出される。
がんばってねー!元気になってねー!みたいな応援の気持ちが込もっていた。
スパイスや薬味など、香りのあるものが全体的に使われていて、食欲がそそられる。
呼吸をするようにひとくちひとくち食べ進められるのだ。
よく噛んで味わうと、エネルギーが身体に満ちていく。
おなかがいっぱいになるころには、しあわせもいっぱいになった。
「泣きながらごはんを食べたことがある人は、生きてゆけます。」
こんな台詞が坂元裕二脚本作品・カルテットにあったが、どんな状況でも、食べるということは生きるために必要なこと。
泣いていても、生きようと食べる姿に、人間の強さを感じた。
食べることは生きること。
明日の自分を作ること。
美味しいお弁当で、わたしを生かしてくれてありがとう。
だれかの明日が少しでも軽やかでありますようにと願いながら、今日もこの手を動かそうと思いました。
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この記事は、みかりんがくれたお手紙の返事のような気持ちで書きました。
#週1note 仲間のおふたりも来てくれました。
ありがとう。
そんな週1noteも後半戦。今回は何度かくじけちゃった。残りの2回はがんばりたいな〜。
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