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北海道遺産シリーズ(22)〜路面電車(函館市、札幌市)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
 
23個めの紹介

「広域に渡る遺産」馬文化に続く、路面電車。
北海道には、札幌市と函館市で路面電車が走っている。どちらも明治後期の馬車鉄道として開業、大正時代に電車になったという点で共通している。札幌市の場合、昭和46年(1971年)の地下鉄開業とともに、その規模は縮小しているが、いまでも市民の足として重要である。

函館市電

函館市電のルーツは、明治30年(1897年)に開業した馬車鉄道。大正2年(1913年)に東雲町〜湯川間の電化が実施され市電の始まりとなった。函館のノスタルジックな町並みに市電はピッタリ馴染んでいるように思える。




ドーム型の建物は旧丸井今井百貨店
奥にはカトリック元町教会


レトロな車両も曜日限定で走っている 2015年撮影

札幌市電

開業は明治42年(1909年)、電化されたのが大正7年(1918年)、北海道大博覧会に合わせての開業だった。それからオリンピック開催で地下鉄ができるまで、札幌市民の重要な足として利用された。

2015年には、環状化されて、利便性が大きく向上した。新しい車両も導入され未来的な雰囲気と、旧車両のレトロ感が混在している。


M101系という車両は2022年に退役となった



新型車両も良い感じ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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