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(造形活動)のびのびのじかん 2024/3月「ふりかえり」

のびのびのじかんとは?
児童発達支援事業、放課後等デイサービスを行う「社会福祉法人つみき」施設内で月に2回開催している課外造形活動です。
活動の講師を私が務めており、毎月テーマは設けますが、「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理に作らなくても良い」という形で、一人一人がのびのびと活動できる事を大切にしています。


今月の活動


今月は、1年のふりかえり
毎月作ったものは倉庫で預かっているので、それをお持ち帰りしてもらう回です。せっかくなので、白いロール紙の上に作ったものを並べて、ご家族に見てもらう事にしました。


1年ぶりに参加した子。以前はあまり作らない子だったのですが、今年度は立体的なものを楽しそうに作っていました。謎文字屋根付きの家、良いですね。


とにかく創作エネルギーあふれる子。この日はロール紙に絵を描いていました。身近な人の似顔絵らしいのですが、良い絵を描きますね。


喋らず黙々と手を動かすタイプの子で、私はほとんど干渉せず。毎回スタッフさんがついてくれたおかげで、1年通じてこの子の世界が見えてきました。来年度も楽しみです。
活動の助成金が降りたので、年始から扱える画材がぐんと増えました。これは72色のマーカーペンを駆使した缶バッジ。パッと見て所有欲を掻き立てられる綺麗な作品です。


春の展示に向けて…

春先に駅前の高架下ギャラリーで展示を行う事になりました。ギャラリーといっても、画鋲で飾る掲示板なので制約も多く、そのまま飾るのが難しい作品は、私の方で仕立ててみました。


色んな文字を書く子。集めて額に貼り付けてみました。ワードのチョイスと、面白い造形文字になっている部分も良いですね。


とにかく塗りたくる子。この子にとって色を塗るのは誰かにみせるよりもまず、心の発散行為なのだと思います。こうしてパネルに並べると美しいですね。



どうやったらその子らしさが伝わるだろうかと考えながら、人の作品を扱うのは楽しくもあります。よくも悪くも私の感覚・好みは出てしまうので、匙加減はとっても難しいですが。


卒業

この活動に参加できるのは、高校生まで。今年度で卒業の子も出てきました。その子の色鉛筆作品がとっても素敵なのですが…


最終回にして、極限まで使った色鉛筆を見せてくれました。こんなの初めてみた…
普通に捨てようとしていたので、貰いました。これも作品です。

面白い作品を作るので、続けて欲しいですね。のびのびでは会えませんが、別の形で応援していこうと思います。

これから

今年度は報告をだいぶサボってしまいました。業務ではない事もあり、きちんと活動をまとめようとすると気を張ってしんどいのです… 
うまく言えませんが価値のある事をやっているとは思うので、私自身が振り返る機会として、そしてどこかの誰かのヒントになるように、外部に触れる形で記録を残す事はせねばと思います。

次年度は無理しない形で、つまりのびのびできる範囲で活動をあげていけたらと思います。


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