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育休はGAP YEAR

2人目の育休も残すところ7日。
死に際に人生を振り返って、間違いなく「あの育休が転機だった」と思い返す半年を過ごしてきたと思う。

長男の時は、とにかく育児に没頭の日々。
iPhoneの検索履歴には、月齢ごとの発育発達を確認した痕跡がずらり。
「〜してはダメ」「〜すべき」にとらわれて、自らがんじがらめの道に迷い込んでいた検索迷子ちゃんだった。
それはそれで悪だけではなくて、一生懸命だったし、一喜一憂して味わい深い経験だったのだけど・・・。

そして次男、いい意味で適当な育児を身につけて少しばかり余裕の生まれた私の頭に、育休は「何を育てる休みなのか」とふと考えた瞬間があった。
生まれたばかりの次男を育てる、葛藤しながら兄になっていく長男を育てる、二人の親になった私たち夫婦を育てる・・・
そうか、育休って新たな家族の形を育む時間なのかもしれない。

そう気づいたら、「私たち家族の理想の形ってどんなだろう?」「家族の前に、私ってどんな生き方が理想なんだろう」なんてことにじっくり向き合う贅沢で絶好の機会に思えてきた。

掘り起こすほどに、自分のことがわからなくなっている自分に気づいた。
なんせ長男が生まれてからずっと、自分のことなんてほったらかしだったから・・・。
自分が何が好きで、何がしたくて、何が大切か、全然言葉にできない自分。
こんなんで子育てしてていいわけない。
だから、「いつか・・・」とか「時が来たら・・・」とか「そのうち・・・」と思って棚上げしていたこと、ぜーんぶ下ろしてみよう。
当たり前に、あれしたいこれしたいと毎日大騒ぎしてる息子みたいに、シンプルな自分をとりもどすことを心に決めた2018年の秋。

育休は、人生のGAP YEARなのかもしれない。



「子供は親の言うことは聞かないが、親がしているようにする」

欧州の格言だそうで。
だったら、子供に望むように、広い世界で、欲張って、好きなことして、「人生ってこんなに楽しいっ!」って生き生き笑っていられる私になるしかない。


全部、この育休が私に教えてくれたこと。
そんな自分も育ててくれた育休の総まとめにnoteはじめました。
私の迷ったり悩んだりが、同じもやもやを抱えた誰かに届きますように。

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