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【退職エントリ】3年で辞めると宣言して入社した僕が、4年半で卒業したNo Companyの魅力/プロデューサー 石橋政幸

 こんにちは。このマガジンでは、No Companyで働く仲間の「仕事のスタイル」をお届けします。第3弾は、2022年9月にNo Companyを卒業されたプロデューサーの石橋さんの退職エントリです。石橋さんは、4年半の間、メインプロデューサーを担当し、事業化・会社化にも携わってきました。さまざまなフィールドで活躍していた石橋さんですが、入社時から「3年で辞める」と宣言していたそう。3年という節目で退職を決めた理由とは何でしょうか。No Companyでの経験とあわせて、話を聞いてみました。
 
<プロフィール>
石橋政幸(Masayuki Ishibashi)/プロデューサー
学生時代、学生団体「キャンパスコレクション東京(通称キャンコレ)」の創設メンバーとして、副代表を務める。卒業後も、学生団体の社会人事務局でキャンコレに携わる一方で、2018年株式会社スパイスボックスにて業務委託開始。2019年5月、正社員として採用コミュニケーション事業部(*註)へ参加。現在は株式会社No Companyのメインプロデューサーとして、大型案件を担当。実家の家業を継ぐべく、2022年9月末でNo Companyを退職。
和歌山県出身。好奇心旺盛でマイペース。趣味はグルメ、温泉巡り、写真、お酒など多様で、社内随一の食通。常にあらゆる領域に興味アンテナを張っており、ジャンル問わず自分の好きなこと、楽しいことはとことん追求する。
(*註)採用コミュニケーション事業部=No Companyの前身。分社化の経緯はこちらから。
 

退職を想定してNo Companyに入社

 ーNo Companyに入社したきっかけを教えてください。
 
入社のきっかけは、No Company代表・秋山真(以下、真さん)との出会いです。
学生時代は「成長」「ミッション」「直感」の3つの軸で就職活動をしていました。1つ目の「成長」は、限られた業務だけに携わるのではなく、さまざまな視点で成長できるかどうか。2つ目の「ミッション」は、会社のやりたいことと自分のやりたいことが合うかどうか。最後の「直感」は、会社で働く人や雰囲気が自分に合っているかどうかです。
そんな時、No Companyの代表・真さんと出会う機会があり、すぐに意気投合し、一緒に事業を始めることになりました。初めは、真さんの持っているチームの中の一商材として始まり、半年ぐらいで事業部となりました。そこから約3年半で事業部を会社化した流れになります。
 
とはいえ、入社時から家業を継ぐことを想定していたので、「3年」で辞めることを伝えていました。そのこともフラットに受け入れてもらえて、一人ひとりの人生を大切に考えてくれるのは、No Companyのよさだと感じます。


幅広い領域に携わり「スタイルが生きる社会」を提案

ー採用マーケティング支援サービス「THINK for HR」を展開するNo Companyですが、採用の領域に特化した理由はありますか?
 
最初出会った時に真さんが言っていた「スタイルが生きる社会」という話に共感したことがきっかけです。意思や目的を持った人が、イキイキと働ける社会を実現したいという想いが互いにあり、それを事業に落とし込んだ時、採用広報という市場で始める方針となりました。
ほとんどの人材会社では求職者に向き合い、ナビサイトや紹介等でマッチングする仕組みが一般的です。なので僕たちは企業を変える視点で取り組むと面白そうだと思い、徐々に具現化していく中で「THINK for HR」が生まれました。
 
ーNo Companyではどんな仕事をしてきましたか?
 
サービスローンチから事業部化、会社化するまで、ほとんど真さんと2人で動いていました。特に深く携わってきたことは、企業に対する営業・企画/提案活動で、新規顧客開拓から既存顧客の営業フロントまで行っていました。顧客は超大手企業が多かったので、エンタープライズの顧客への対応、アップセル・クロスセル営業、施策進行に加え、デジタルの側面から広告や分析も行いました。
 
徐々に組織を体系化するため、新しいメンバーや業務委託の人を紹介してもらったり、組織づくりという側面からも関わることができ、さらに、新しく入った社員のオンボーディングや育成、マネージメントなども一通り経験しました。目の前で会社が大きくなっていく過程を実感できたことは、仕事をする上での大きなモチベーションとなりました。

市場価値の高い人材へ

ー4年半働いてきて、魅力的だと感じたことを教えてください。 

プロデューサーとして携わることで、採用やデジタルマーケティング領域の話がわかり、かつ無形商材を提案型で大企業に向けて対応できる人になれたと感じています。僕が考えるNo Companyの魅力は主に以下の4つだと思います。 

1.世の中的な新規事業
No CompanyのようにSNSのデータを活用して採用広報を行う企業は他にはなく、自分たちで模索しながら事業を拡大できる点がポイントです。

2.サービススコープの広さ
戦略設計、制作、発信の実行、振り返りPDCAなど、幅広く携われます。例えば、戦略設計ではSNSのビッグデータやサイト、広告のデータを分析して、広告を制作、打ち出し、振り返りから拡大していくためにPDCAの提案をします。とにかく担当領域が幅広いため覚える量は多いですが、その分身に付くスキルも多いです。
 
現在はインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサービスと分かれているのですが、ほとんどの人が兼務しています。もちろん得意・不得意を考慮した上で業務を行いますが、部署という形で分かれているわけではないので、一通り経験することが可能です。

3.超大手企業が顧客に多い
採用広報や採用ブランディングは、言い換えるとモノとして見えない価値を扱う商材なので、余力がある企業でないと受注が難しいです。パナソニック社をはじめとする誰もが知る様なエンタープライズ企業に対して、新規開拓や既存アカウント営業、案件進行などの業務を行ってきました。

4.まだまだ人が少ない&すごく任せるスタンス
No Companyは、毎年目標を上回って達成しており、着実に売上を伸ばしています。昨今、採用広報においてもSNSやウェブが重視されていることもあり、今後も事業を伸ばしていくポテンシャルがあると期待していますが、まだまだ人的リソースが足りないのも事実です。僕が在籍していた頃は、何も知らない領域の高額の案件を任されることもありました。最近では助言してくれる人が増えてきましたが、経験できる糧は間違いなく多いです。まだまだ人が少ないが故なのか、No Companyならではの風潮なのかはわかりませんが、とにかくやってみるという考えが強い会社です。
 
ー多くの裁量を持って超大手企業を担当できることは、転職活動でも有利になりそうですね。

実は今の自分の市場価値がどんなものかを知りたくて、お試しで転職活動をしました。事業会社のマーケ、アーリーやミドルな組織・新規事業系、エンタープライズ営業系、広告系など、幅広い会社から内定をいただき、オファー内容を市場価値と捉えた時に、培った経験やスキルの自信にも繋がりました。No Companyで経験を積めば、転職に強い人になれることは間違いないと思います。
 
ー働く環境はどうでしたか?
 
基本的にはフルリモートで勤務しているので、場所にとらわれない働き方ができます。まだ可能性を模索している段階ではありますが、他県に拠点を置く社員も数名いたり、ワーケーションへ行って仕事に取り組むメンバーもいたりします。
アーリーな組織が故に、制度面等が実際の組織にフィットしていない部分があるのは課題に思いますが、それでも居続けられたのは、ミッションや働く人・言えば聞いてくれる風通しの良さ・働き方の自由さがあったからです。3年で辞めると言っていたものの、気づけば4年半在籍していました。

No Companyで3歩先のチャレンジを

No Companyは退職してしまいますが、間違いなく素敵な会社だと言えます。世に正解がある訳ではないことに対して突き進み、裁量多くどんどん任せてもらえるので、意義も感じられます。成長の過程にある環境を面白いと思える「3歩先のチャレンジをしたい人」にはぴったりな会社なのではないでしょうか。

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