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これから勉強をはじめる人へ (高1,2生向け)

対象読者

勉強をスタートするにあたってどのように始めればいいかわからない。効率的な勉強をするにはどうすればいいのかわからない。今回はそういった方向けの記事です。
※一部受験生向けのものと被っています。

最初に勉強全般で持つべき学習姿勢、次に学習していく上での具体的な注意点について述べていきます。

持つべき学習姿勢

*失敗を恐れない
効率良く勉強しなさいと、よく言われるのではないでしょうか。これを言われて多くの方はそんなの知っていたら苦労しないよ、知っていたらすでにやっとるわ!という感じだと思います。この効率良く勉強するというのを達成する上で、沢山失敗するということが非常に重要になってきます。一見逆のことを言っているように感じるかもしれませんが、自分にあった効率的な勉強をしていくためには、実際に実践し「この勉強法は自分に合っていなかった」と失敗しながら、自分に合った効率的な勉強法を見つけていくしかありません。一般的に効率的と言われている勉強法であっても、自分にとっては非効率なことは多分にあるので、とにかく失敗しながら自分で色々試していくしかないのです。失敗した経験を積み、自分に合わない勉強法を知ることで、はじめて自分に合う勉強法に巡り合え、少しずつ自分なりの勉強法が確立されていきます。失敗は成功に欠かせない要素ですので、失敗を恐れず色々な事に挑戦してみてください。これは勉強以外全般にも言える非常に大事なことです。

*今日から勉強をはじめる
前のものとも関係してくるのですが、失敗する経験を積むにも時間が必要です。さらに、大学受験、高校の学習内容は量が多く、難易度も高いので、仮に失敗せずスムーズに学習したとしてもかなりの時間を要します。失敗する時間も含めるとかなりのものです。勉強に必要な絶対量がそもそも多いですし、1日に学習できる時間は限られているので、スタートが遅いと学習すべき内容を期日までに学習しきれなくなってしまいます。見かけよりも実際に必要な学習時間はずっとずっと多いですので、時間を確保するためにも、今日から勉強をはじめるようにしてください。

*大学受験と高校受験は全く違うことを知っておく
高校受験をした殆どの人は一年がんばればいけた、三ヶ月がんばればいけという方が殆どではないのでしょうか。しかし、これは大学受験では全く通用しません。科目数や1科目あたりの学習量が圧倒的に増えるということもあるのですが、高校受験と違い大学受験は教科書レベルと受験のレベルの乖離が激しい(科目にもよる)ので、見かけより受験で必要とされる実際の学習量が増えてしまっているからです。中学生の時と同じのりでは大学受験は全く通用しないことは心に留めておいてください。よく不合格体験記などでもっと早く受験勉強を始めておけばよかったというの聞くのも、中学校の時と同じように考えていて見積もりが甘かったことが原因になっています。

*どんなに短くてもいいので勉強習慣をつける
高校の勉強は学習量が多く、難易度も高いためどうしても長時間の学習を要求されます。しかし、勉強はマラソンと似ていて、いきなり長時間は学習することはできません。したがって、少しずつ段階を踏んで時間を伸ばしていく必要があります。長期間勉強できる体力を養成するためにも、今日から、いやこの記事を見終えた瞬間からどんなに少ない時間、どんなに小さなことでもいいので学習をはじめてください。昨日は〇〇ができたから今日は⬜︎⬜︎もしてみよう、昨日は5分できたから今日は10分学習しようというように少しずつ少しずつ伸ばしていく事で無理なく、長時間学習できるようになっていきます。この小さな一歩の積み重ねがのちのちの強固な勉強習慣に繋がり、自分の心強い味方になってくれます。

*ライバルを作る
やはり人間は競争しなければモチベーションが保てませんし、向上心も生まれません。そのため、身近にいれば身近な人、いなければSNS上でもいいので、ライバルを作ることをオススメします。ライバルを作ることで自分と同じ志望校の〇〇君はもうここまで来てるのに、自分はまだここまでしか来てないというように、焦りが生まれ勉強への原動力になります。何年も先の目標より目の前のイメージできる相手の方が実感が持てやる気も起きやすいです。ライバルを作ることをオススメします。今から作っていると受験学年になったとき心の支えになりますし、いろいろ相談できたりもし、心強い味方になってくれます。

*軽いものでいいのでとりあえず勉強をはじめる
勉強はどんなに小さなことでもいいいので取り敢えず始めることが大事です。モチベーションがない、やる気がないなどを理由に勉強ができないと言う方がいらっしゃる思います。しかし、人間のやる気を司る側坐核の作り上、人間は行動しないとそもそもやる気がでない作りになっています。すきな科目の勉強をしていたら、いつのまにか調子が上がってきて30分たっていた、1時間たっていたなどの経験は誰しもしたことがあるのではないでしょうか。やる気は何か突然現れるものではなく、自分の行動の結果生まれてくるものです。まずはどんなに小さな事でもいいので勉強を始めてみてください。

*どんなに小さい事でもいいので成功体験をつむ
やはり人間は感情の生き物です。できないことでもできると思えばできるようになりますし、できることもできない、無理といいだすとできなくなってしまいます。かなり昔の話ですが、陸上で日本人初の9秒台が出た瞬間につぎつぎと9秒台がでてきましたよね。これも同じです。人間はできると思ったらできますし、できないと思ったらできないままです。精神面、感情面も馬鹿になりません。
そうは言ってもなかなか自分はできる!と思えないという人もいると思います。だからこそ、心の底から本当にできる!と思えるようになるために、どんなに小さいことにでもいいので成功体験を積んでほしいのです。人から上辺の言葉だけで〇〇君よくできるよね、⬜︎⬜︎さんかしこいねと言われるより、実際に成功体験を積んで行った方がよっぽど効果があり自信に繋がります。身近なものからでいいので、小テストや定期テストなどを使い成功体験を積み、できるという自信をつけていってください。

*勝ち癖をつける
前の話の続きです。人間はどうしても気持ちに左右される生き物という話でした。成功体験を積むことで自信がつくと話しましたが、失敗経験ばかり※積んでしまうと逆に劣等感や無力感が強くなって自信喪失に繋がってしまいます。失敗経験が多いと何か新しくはじめようとした時にも、どうせむり、しても無駄という思考に陥ってしまって、できることもできなくなってしまいます。これは試験などにも言え、本来であれば解ける問題も問題を見た瞬間にあぁ、無理だなあっとなってしまうと途端に解けなくなってしまいます。そうならないためにもどんな小さなことでもいいので、勝ちを積み重ねて前向きな思考に変え、勝ち癖をつけておかなければいけません。気持ちで負けてしまうと本当にもったいないです。当然勝つということは簡単なことではないのでそれ相応の努力は必要になります。
※失敗経験ばかり積むことがNGなのであって、失敗経験を積むこと自体は悪いことではないです

*勉強法を調べる
沢山失敗の経験を積もうにも時間的な制約があり、どうしても試行回数には限界があります。片っ端から試していくわけにもいかないので、事前によく成功している勉強方法を調べ、可能な限り成功確率を高めておく(自分に合った効率のいい勉強法に当たりやすくする)必要があります。この時に必要になってくるのが勉強法を調べるということです。勉強法の本を買うのもいいですし、YouTube、質問箱、マシュマロなど多種多様な媒体でいくらでも調べることも可能です。この調べるという作業をワンクッション挟むだけでも、効率のいい勉強に辿り着きやすくなるので、手間をおしまず調べることをオススメします。

*身近に上手な人がいれば真似をする
勉強の基本は真似です。問題の解き方、物事の捉え方、理解の仕方も結局はただ真似ているにすぎません。そしてこれは勉強内容だけでなく、勉強に対する姿勢や勉強法にも言えます。何かを上手くなるためには、やはり上手い人の真似をするのが1番です。自分が現地点で上手くいっていることはいいですが、上手くいっていないことは、上手な人の真似をしてみてください。自分に無い視点を持っていて学ぶことも多いと思います。

*食らいついていく意識をもつ
最初の方で話したように、高校の内容は中学の時に比べ内容の難しさ量ともに増えるので、壁にぶち当たる回数がかなり増えると思います。そんな時に食らいついていく意識が弱いとあぁ、もうだめ、私にはできないというようにネガティブな方向に流れ勉強が進まなくなってしまいます。壁にぶち当たったとしても、複数の参考書を引っ張り出して解説を見比べたり、YouTubeで複数の授業動画を見たり、ネット調べたりして何とか理解するという意識を持つようにしてください。この姿勢が難問にぶつ勝った時の体力や精神力の養成にも繋がるのでいいことばかりです。

*できないことを潰していくのが勉強
できることばかりしていると、自信はつくかもしれませんが、学力は1ミリもあがっていません。人間誰しもできないこと、弱点に目を向けることは非常に勇気が必要なことですが、弱点の克服なしに成長はありません。できないことから逃げずに正面から向き合ってください(自戒も含め)。

学習する中での具体的な諸注意

*作業時間を減らす
よく1日8時間勉強していますという人に、どのような学習内容だったか聞いてみると単語カードを作っていた、ノートをまとめていた、ファイリングをしていたなどの作業時間が殆どを占めているケースを度々みます。この作業は時間がかかっている割に頭を殆ど使っていないので、驚くほど自分の身になっていません。実際この作業をした後テストをしてみたら、散々な結果になる人が殆どだと思います。これら作業は何をしていたか分かりやすく勉強をした気になっているだけです。中身伴った勉強にしてもらうためにも、作業時間を減らしていく意識を持って欲しいです。ただ、いきなり減らせと言われてもじゃあどうすればいいんだ!となると思いますので、すでに纏められている参考書や市販のカードを利用して、極力作業時間を減らすようにしてください。

*暗記は多頻度反復が基本
暗記は苦手だ、なかなか覚えられないという人も多いと思います。ただ、そういった人をよくよく見てみると、そもそも覚える工夫をしていない、覚える時間をまともに取っていない、繰り返していないということが多いです。特に繰り返していないというケースは本当に多く見かけます。脳は重要な事は覚える仕組みになっているので、重要だと認識させるためには何度も繰り返す必要があります。覚えが悪いなと思ったら、何回繰り返したのかなと自分に問うてみてください。二、三回ならまだまだ回数不足です。

*最初の内はまとめノートは作らない
これはまとめノートを作ることが駄目といっているわけではないです。受験後半期にはこのまとめノートがかなり効いてきます。受験前半期や勉強のはじめに作ることを駄目だと言っています。受験前半期というのは、自分の学力不足、問題演習不足ゆえに大事なことがまともに把握できないです。そんな状態でノートを作ってしまうと、重要ポイントがずれてしまったり、整理が下手でかえって見にくくなったりと、時間がかかった割にノートまとめの恩恵を受けることができません。学習が進むまではノートまとめは避けましょう。

*授業以外の自習時間をとる
あくまで授業は理解を深めたり、知識仕入れたりする機会です。知識や理解を定着させるためにはプラスで自習時間を取らなければいけません。しかし、実際は授業ばかり聞いていたり、まともに復習をしなかったりして定着のステップを飛ばし成績が伸び悩んでいる方が殆どです。授業は拘束時間が長いため勉強した気に陥りやすいです。そして、自分の学習時間の殆どを使うので、自習が疎かになりがちです。テストの時は何の補助もない状態、ゼロの状態から自分一人で構築していかないといけないのに、授業は、補助があり常に先生が説明してくれる状態なので、授業ばかり受けていては自分一人で構築していく力はなかなか身につきません。授業を受けてどれだけ自分で自習するかで成績の上がり方が変わってくるので、自習の時間を意識的に取るようにしてください。成績の頭打ちを感じている方は、授業ばかりきいてないか、復習はしっかりしているか、自習の時間は取れているか自分に問うてみてください。

*勉強のはじめは予習よりも復習をしっかりする
特に学習の初期は予習より復習を大事にしてください。最初は考え方や知識、道具を仕入れていく段階なので、予習をまともにこなせないことが多いと思います。はっきりいって大学受験は殆ど知識なので知らないとどうしようもない事も多いです。これは数学、物理、化学といった理系科目も同様です。だからこそ復習を大事にし知識の定着に重きをおいて欲しいのです。学習後半期に入ってくると道具が揃ってきて、使う練習が大事になってくるので、予習が大事になってきます。

*わからないことは一旦飛ばすのも手
自分で調べたりしてどんなに理解しようとしていても、どうしても理解できない部分は出てきてしまいます。そんな時は先生や友達などに聞いて解決するのが一般的ですが、わからない所は一旦飛ばすというのも一つの手です。英文解釈風に括弧で括って飛ばすとも言われているものです。これが何故学習する上で有効かといういうと、時間を置いたり、他の単元を学習したりすることで、凝り固まった思考に囚われず知識も増えた状態で再チャレンジでき、その時わからなかったことでも理解できるようになることがよくあるからです。学習中級者以降だとよくしている手なので是非試してみてください。この時ただ飛ばすと、本当にただ飛ばしただけになってしまうので、飛ばす時は不明箇所の説明や式変形を丸暗記した状態で飛ばすことをオススメします。こうすることで、ふとした瞬間に腑に落ちやすくなります。

*ながら学習をしない
人間はマルチタスクが苦手な生き物です。これは勉強にも言えます。テレビをみながらスマホをいじりながら学習していては、集中力が分散してしまい勉強に集中することが出来なくなってしまいます。そうならないためにも、学習中はテレビを消したり、通知を切ったり、スマホを離れている所に置いたりして、気がちらない環境を作ってから学習することが大事です。このちょっとした工夫が長時間の集中に繋がってきます。集中力がないなと思っていたら、環境に原因はないか疑ってみてください。

*音楽を聴きながら勉強しない(元々歌詞がないものはOK)
これは基本的に絶対に守ってください。イヤーワームやディラン効果なるものを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。これは完全に日常的に過度に音楽を聞いていることが原因です。音楽を聞くと気分が良くなって集中した気になるのですが、実際は殆ど集中できておらず学習内容もほぼ定着していません。せっかく勉強するのですから、学習したことを無駄にしないように音楽を聞かずに学習するようにしてください。どうしても音楽がないと集中できないという人は、環境音や元々歌詞のない曲を聞いてください。これらであれば勉強をあまり阻害しません。

*授業のメモは積極的にとる
授業中に板書に書いていることだけをノートを書いている方も意外と多いと思います。そんな方は後で見返した時になんのことをいっているかわからない、読み返しても内容を理解できないという状態に一度は陥ってしまったのではないでしょうか。これではノートを取る意味も授業を聞く意味もかなり薄れてしまいます。ノートとは後で授業内容を復習するために取るものなので、見返した時に分からなければ意味がありません。せっかくノートを取るのですから、後々に見返した時にわかるように板書以外の内容もメモを取るようにしてください。

*自分で考える習慣をつける
最近思考力、判断力、表現力が大事だというのをよく聞くのでないでしょうか。特に普段から思考力という言葉を聞く機会が多いと思います。これは何かしたら劇的に身につくというものではなく、日常の過ごし方や勉強の取り組み方の結果少しずつ身についていくものです。そのため、思考力を身につけるには普段から考える機会に出会ったら逃げずに踏みとどまって、しっかりと思考する必要があります。頭を動かす事はとても疲れることで、みなさん放棄しがちなのですが、思考力をつけるためにも考える一回一回の機会を大事にしながら、少しずつ思考力をつけていってください。

*蛍光ペンの使い方に注意する
よく教科書のゴシック体にすべて蛍光ペンを引いていたり、自分が大事だと思っているものに線を引いていたりして、教科書が蛍光ペンだらけのものを見たことがあるのでしょうか。もしかしたらこの記事を見てくださっている方の中にもいるかもしれません。しかし、それだと蛍光ペンの本来の使い方である大事な所を目立たせるという役割が機能しなくなってしまいます。蛍光ペンを引く事は見た目の変化が分かりやすく勉強した気になりやすいので沢山引きがちですが、それでは自分で蛍光ペンの目立たせるという長所を潰していることになってしまいます。蛍光ペンを使う時はただ何となく引くのではなく、引いた後の姿を想像しながら目的意識を持って引くようにしてください。大事な所も引くというのも、学習が初心者がするとかなりズレていることが殆どですので、まずオススメしません。

*参考書を読む時は手を動かすことを忘れない
特に理系教科でこの考え方は大事になってきます。ただ、理系教科以外でも大事な事なので、読み飛ばしたりしないでください。だだ文章だけのところも、図や式を書きながら文字を追う事で情報量が増え理解が捗りますし、文字だけでは分からなかった新たな発見があったりします。参考書を読む時は実際に手を動かす事を忘れないでください。

*解説を読む時は答えだけでなく過程も重視する
みなさんは結果を求められる世界に住み、回りの人もわかりやすい指標である結果ばかり見るので、結果ばかり見る癖がついているかもしれません。しかし勉強においては過程も大事になります。なぜなら類題は出ても全く同じ問題は出題されないからです。4択英文法問題集で選択肢を覚えたり、数学でただ解答の手順を覚えている勉強がありますが、それでは応用がききません。逆に言うと類題は出題され、同じ考え方(過程)の問題は出題されるので、過程を重視し何故を詰めていくことで他の事にも応用が聞きやすくなります。解説を読む時は結果だけでなく、過程も重視するようにしてください。

*キッチンタイマーを利用する
人間は時間制限があることで緊張感が生まれます。みなさんも締め切りがあるものと無いものとでは、危機感、緊張感が随分異なるのではないでしょうか。人間は自分に甘い生き物なので、意識的に期限や制限を設ける事が大事になってきます。そこで、普段の学習からキッチンタイマーを使い時間的な制約を擬似的に作り出して欲しいのです。そうすることで、緊張感が生まれ勉強の質が圧倒的にあがります。高い買い物ではないと思いますので、ぜひ購入することをオススメします。

*わからないことはまず調べる
これは勉強に限らず生活する上でも重要なことです。普段から分からないことにに出会ったら人に聞く前にまず自分で調べる癖をつけてみてください。中学校の学習ではほぼわからない所全てを先生に聞いていたかもしれませんが、高校ではそれをやってしまうと余計な時間ばかり取られてしまいますし、学習量が多いのでまともに勉強が進まなくなってしまいます。勉強は知識的な側面がかなり強いので、殆どが調べることで解決しますし、解決しなくても調べて知識を深めた状態で質問にいくのと、まともに調べず質問にいくのとでは、理解のしやすさ定着のしやすさに雲泥の差ができます。わからないことはまず調べるようにしてください。

*参考書の前書きは必ず読む
参考書の前書きには参考書の効率的な使い方や対象が書いてあることが殆どです。こちらを参考にして選ぶほうが著者自ら書いてくださっているものなので、ネットなどで調べるよりもずっと正確に、参考書の効率的な使い方や対象者を知ることができます。意外と飛ばしがちな前書きですがしっかり読むようにしてください。やる気になる話もあったりしモチベーションに繋がったりします。

*参考書には書き込みをしよう
参考書を開いてみるとまっさらな状態だという人も多いと思います。これは非常に勿体無いです。間違えた問題に印をつけたり、日付を書いたりすることで、学習の指針が立ちやすくなります。一人では解決できなく質問した所、理解するのに時間がかかる所に、質問して答えたもらった内容や補足説明を追加していれば、2週目以降同じ所でつまらず勉強時間を短縮できます。〇〇のテストで⬜︎⬜︎という形で出たと書き込みをしていれば、その参考書に取り組んでいる時に本番を意識した上で学習することができます。このように書き込みには、様々な効用があるので、どんどん書いていくようにしてください。

*参考書を読みきれないと思ったら鉛筆などで線をひきながら読んでみる
勉強になれていない方だと参考書の長い説明を読むのがきついという方は一定数いるのではないでしょうか。そういった方は参考書ではなく授業を取るというのも手なのですが、時間的にも金銭的にも授業の助けを借りるのにも限界があると思います。そこで一つの解決策として線を引きながら参考書を読むということをオススメしたいです。線を引きながら参考書を読むことで視線を固定でき、重要な部分を抜き取ろうという意識が生まれるので、文書を飛ばすことがなくなり、より集中して取り組めるようになります。かなり効果があるのでオススメです。ただ、一つ注意点として線を引く時は消えるものにしておいた方がいいです。何度もお話ししてきたように、学習初期段階では大事だなって思っていたことも、後々振り返って見ると、全然大事じゃなかったということはよくあり、消したいなという場面が出てきます。この時消せないもので、線をつけてしまっていると修正することができませんし、追加で引きたい重要な所を目立たせにくくしてしまいます。この点だけは要注意です。


受験生向けのほうもおいておきますので、興味がある方は、こちらも参照してみてくだい。

与太話

色々勉強のあれこれを話してきましたが、何も高校生活で勉強ばかりしろと言いたくて、この記事を書いたわけではありません。高校生活では勉強と同じくらい、先輩、後輩、同級生、先生との交流が大事で、効率よく勉強してこれら勉強以外に取り組む時間を確保してもらいたくてこの記事を書きました。色々な人と交流することで、視野も広がり考え方も磨かれていきます。せっかく沢山の人と交流できる場にいるのですから、その環境を是非生かしてください。早く大学生になりたい、大人になりたいと思っている方も多いかもしれません。大学生になったら、大人になったら出来ることは間違いなく増えますが、それと同時に高校の内にできていたことができなくなってしまうこともあります。共通して出来ることでも、やはり高校生と大学生、社会人とでは見え方が異なるものです。高校生の内は高校の時にしか出来ないことを精一杯楽しんで欲しいと思っています。友達と遊びに行く、恋愛、部活動、課外活動、他校との交流なんでもいいので、いろんな分野に積極的に取り組んで欲しいです。失敗して嫌な経験をすることがあるかもしれませんが、その経験はみなさんのその先の人生で、生きていく上で貴重な経験に間違いなくなります。頑張って!

みなさんが良い高校生活を送れることを願っています。

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