第5回 上を向いてダイソン

初・おたよりをいただきました!
 中庭ネーム・ネリリさんから「ダイソンのCMナレーションのモノマネをやっています」というおたよりを頂きました。少し首を上向きにして「ダァイソン」とゆっくり喋るのがコツとのこと。おたより全文は、ぜひ配信で聴いてみてください。

 ダイソンのCMのナレーションですが、申し訳ないことに最初ピンとこなくて動画検索してみて、「ヨドバシで流れてるアレか!」となりました。これ、聴くとマネしたくなるの、わかりますね。似てるのかどうかもよくわかんないんですけど、なんか、ふとしたときに家の中で、ちょっと上向いてやっちゃいますね。
 あと、このナレーションの女性の方、勝手なイメージですけどすごく仕事できそうですよね。こういう声に憧れます。都心の高層階のオフィスで、役員相手にプレゼンやっててほしいです。
 モノマネつながりですが、私は、映画の前に流れる予告映像で、洋画の予告でよくナレーションをしている女性のモノマネをたまにやります。主に、二股かけられてたとか仕事をクビになったとか、傷ついた女が新たな居場所を見つけて立ち直る系の洋画でよくナレーションをされてまして、

 「恋も夢も失った彼女がつかんだ、奇跡の出会い」

 みたいな。気づいたんですけど、これもちょっと上向いてやるといいです。今のところかろうじて雰囲気しか似せることができておらず、伝わってるかどうかわかんないですけど、この声の感じが個人的にとても癖になってます。
 というか、これ系の映画の起承転結が私は大好きで、だいたいうまくいきかけるんだけど途中で挫折して、主人公の女が皿とか本とかその辺のものを手あたり次第投げ散らかしながら喚き、彼氏みたいな男がおろおろするシーンと一緒に、字幕で「このままじゃダメだって、私が一番わかってる!」とか出てきて、そのあと一人で号泣しながら橋を渡ってたりして、でもその次にはなんやかんやで上手くいって、みんなで笑って空見上げてるみたいなシーンになって、どこかの映画批評雑誌の「混迷の時代に、勇気をもたらす物語」とかいうコメントが出てきて、ここでさっきのナレーション

 「何度傷ついても、私たちはまた笑顔になれる。

 そして映画のタイトルのあとに、キャスト・スタッフの一覧が黒い画面に白いちっさい字で出てくる、あの流れです。でもここで終わりではなく、だいたい最後にお笑い担当みたいな俳優のギャグシーンがあって、たとえば、みんなが着飾ってるパーティー会場になぜか海パン1丁とゴーグルで現れて、「ナイトプールどこ?」って字幕が出て、会場のみんな、はぁ?みたいな顔してる的な。この起承転結は、もはや様式美ですよね。これいつか、再現してみたいなと思ってます。というかもう再現してる人いそう。
 映画を観に行くと、結構な確率でこういう予告に出くわす気がするので、皆さんも映画館に行く機会があったら、ちょっと気にしてみてはいかがでしょうか?

昭和の放送モノマネ
 
モノマネといえば、昭和のテレビまたはラジオのアナウンサーの声が大好きで、特に戦後から高度経済成長期あたり、まだテレビが白黒だった頃の、今よりも放送技術が発達していないゆえの、あの独特な聞こえ方をする音声がたまらないな~と思ってます。平成生まれなのにあれを聞くと嬉しくなるのは、たぶん前世が求めてるんでしょうね。
 この話を友達にしたら、「そういうものまねやってる芸人がいる」と言われて、その時に芸人さんの名前も教えてもらった気がするんですけど、忘れてしまいました。このやりとりをしたのがたぶん10年くらい前で、友達とはしばらく連絡を取っていなくて、この用件だけで久しぶりに連絡するのも気が引けるんですよね…。
 私もセルフものまねをやってみてるんですけど、全然うまくいかなくて。例えば、昭和の農村の風景を伝える男性アナウンサーバージョンだと「三種の神器のお目見えに、村の人たちも大喜び」とか。あとは、インタビューに答える主婦バージョンだと「うちもね、子供たちも育ち盛りでね、手がかかりますんでね」と、テレビやラジオを通すと、なぜかみんな田中真紀子風になる気がします。…ニュアンスだけでも伝わっていますでしょうか?
 こういうものまねをやっている芸人さんをご存知の方、いらっしゃいましたら教えてほしいです。私もわりと本気で探してますが、これだ!という人に出会えてないんです。もしくは、自分自身がこのものまねできますという方、モノマネの音声を録音したデータを送ってほしいです。お便りフォーム、XのリプライまたはDMでもなんでもいいので、ご連絡お待ちしております。

 今週は、秋を感じる曲を紹介しました。

 



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