特別な対応と個別の対応は違うと思う

どんな介護施設でもそうですが、
利用期間の長い人から最近利用を始めた人、利用する経緯も人それぞれですよね。

そんな個々への対応や、職員との相性も千差万別。
よく感じるのは、個別対応と特別扱いがごちゃごちゃになってやいないかい?
ってこと。


特に上司がそうなんだけど…

ここで書いてるのはあくまで第三者視点で感じていることや考えなので、何が正しくて何がいけないのかは…職員によって違うんじゃないかなって思う。
もちろんその施設の方針なんかも含め!

だから「それは違う!」って思う人がいてもおかしくないとは自負している。


トイレやお風呂の対応方法

介助を行わないと、トイレにパンツをちゃんとおろして座れない人や紙パンツが汚れていても履き替えれない人には、側について手伝ってあげる。
着替えの手伝いや入浴介助も、出来ることは自分でやってもらいながら、必要なことを介助する。

自立で問題なくできる人には、困ったときに呼んでもらう程度の関わり。

これは個別の対応○だとおもう。


高齢者の訴え

それぞれ違う日に食後の休憩タイムにAさんとBさんがおしゃべりに夢中な利用者さんに対して「うるさい!」と怒鳴り付けていたとします。これを上司に報告したときの対応です。

Aさんに対して
うるさいと言われた側の人が、休憩タイムを静かに過ごすように促す方法をとるように指示が出ました。
テレビの音量を小さくし、照明を薄暗くして休憩タイムだから静かにしないといけないと分かるようにするなど…。

Bさんに対して
事務所にBさんを呼び、上司が「怒鳴らないように」と注意しました。

どちらも暴言を吐いたわけでもなく、同じ状況であるにも関わらずこの対応差はあっていいものではないと思う。


外出しよう!

ちょっとした気分転換で数名連れて外出☆ってときも、上司の勝手な人選。

少人数だから自立や歩行が安定してるってのは仕方ない条件だとしても、
その日「キツイから」と言って寝て過ごしていた人や、血圧が高かった人でも「行くよー」と笑って連れ出す。
今日は休んでおくって返事があっても、何度も声をかけて連れていく!

だけど体調的に行けそうな人でも、脳内お気に入りリストになければ声もかけずに除外。

これって個別の対応とは違うと思うんですよね。


とある利用者さんが言ってました。
「何人か特別扱いされてるけど、そうじゃない私達からすれば差別されてるようにしか思えない」と話していました。

当事者が感じているんだからそれが答えなんだと納得。

確かにそれはあるなって思うし、逆にいつも特別扱いされている人は悪い意味で自由にしている。
それが悪影響になってもいる。

いつも何かしてもらえる人がいれば、いつも対象外にされている人もいる。
いい思いをしている人を基準にするんじゃなくて、みんなが同じ基準でなければいけないと勉強になる日々です。



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