Marie Doi / noad管理人

「ROAD 道」×「NODE 結節点」 奈良県の南東部に位置する秘境・十津川村で泊まれ…

Marie Doi / noad管理人

「ROAD 道」×「NODE 結節点」 奈良県の南東部に位置する秘境・十津川村で泊まれる文化芸術拠点を営んでいます。 https://noad.work/

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つきあかりのかわしるべ:百夜月

【ツアー企画 「つきあかりのかわしるべ:百夜月」参加者募集】 ここは奈良県・和歌山県・三重県の3県の境目が入り組む場所。 熊野川の支流・北山川の岸辺に、舟でしか渡れない百夜月(ももよづき)という小さな里がある。 「川下の里には花びんをあげたので、そこは花井(けい)と呼ばれるようになった。川を渡った向かいの里には、九段の重箱をあげたので、九重(くじゅう)、上流の里には竹の筒をあげたので、竹筒(たけとう)という地名がついた。」 光月山紅梅寺という古いお寺に暮らしていた若い

    • つきあかりのかわしるべ:瀞峡

      【ツアー企画 「つきあかりのかわしるべ:瀞峡」参加者募集】 「光と影と二つ別々のものではない。表に光があれば、裏に影がある。光が降り掛かれば影が雫する。それば本当に微妙な調和で、ピアノの鍵盤の白いキイと黒いキイとか楽音の限りなき調和を暗示しているような黒と白との美しい世界である------」 明治時代の俳人・萩原井泉水は月夜の瀞峡をこのように詠んだ。 夜の瀞峡に「瀞」という語感の奥深さを観る瀞峡ナイトツアー。 光と影が共鳴する静寂の宴へ。 詳細は以下のとおりです。 ぜひ、

      • つむぐ、からだ 〜熊野で過ごすリトリート旅〜小暑の頃

        【ツアー企画 「つむぐ、からだ〜熊野で過ごすリトリート旅〜 小暑の頃」参加者募集】 手の感覚と、ヨガ体験や精油づくりを組み合わせ、自らの感覚や身体と向き合うリトリートツアーの第二弾を実施いたします! 今回は夏の植物の生命力の力強さを感じられるまこもを使います。 まこもで日常使いしやすいカゴづくりや、川にぷかぷか浮かぶシャバーサナなど。 熊野の豊かな自然の中で、自分の手で何かを生み出すことを通して、日々感じていることや、疑問に思っていることなど、じっくり向き合ってみませんか

        • 「つむぐ、からだ」ツアーを実施しました

          香りの抽出から、ヨガ、手仕事という流れを地続きにすることで、表面的な行為の枠組みを超えて、五感から身体、手を通して生み出す行為としての意識を掘り下げていくことをコンセプトとしたツアー企画を行いました。 体験①匂いの実験室 香りの抽出ではこの季節ならではの桜の香りを抽出。 最初の香りの印象から、抽出が進むごとに変化していく香りがどれも刹那的で、桜という儚くもある花のイメージともリンクさせながら感覚を膨らませる体験だったなあと思います。 <匂いの実験室・案内人紹介> カク

        つきあかりのかわしるべ:百夜月

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        • NEWS
          5本
        • 「五感軸で暮らす、育てる」モニターツアー
          3本

        記事

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 3/3

          前回、前々回と少しづつ内容をアップデートして実施いたしました。 AWAYA企画展に合わせて奥野 裕美子さんの「声の瞑想」も空間と声との関係性を意識したワークショップでした。3次元的に自分自身の声を意識してみるという体験は、内と外との関係性を多角的に捉え直すことができる興味深い体験でした。 福島 正知さんの「音の時間採集」折り畳み式のカヌーを使った体験を取り入れ、アクティビティが加わることで、別の角度で音採集を体験することができました。 スパイスや果実といった素材を調合し

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 3/3

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 2/3

          1回目とは少し内容を変更したモニターツアーを実施。 参加者のAyumi Kojimaさんは逗子でケータリングや企画型レストランを運営されている方で、20種類以上の塩を食材や調理法に合わせて使い分けることもあるそう。あゆみさんの食をベースとして多岐にわたるお話にとても刺激を受けました! 奥野 裕美子さんの「声の瞑想」はより声と身体性との関係性を考えさせられるワークを多めに行いました。声を発する瞬間、人間の身体の普段は意識しない箇所を参加者がお互いに発見する興味深い時間に。

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 2/3

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 1/3

          奥野 裕美子さんの「声の瞑想」に始まり、福島 正知さんの「音の時間採集」、カクタハナコさんの「匂いの実験室」と土地と暮らしの魅力を五感を通して掘り下げる体験プログラムが実施されました。 全部違うようで、終えてみるとそれぞれの感覚や体験同士が繋がっているような。一つ一つの体験が魅力的なのはもちろん、組み合わせ次第で、感覚や身体、思考の様々な箇所が刺激されるのではないかな〜と感じました。

          「五感軸で暮らす、育てる」 モニターツアーを実施しました 1/3

          noadウェブサイト公開

          noadの新しいウェブサイトを公開いたしました。 https://noad.work/ 2021年11月に「五感軸で暮らす、育てる」宿としてリスタート。「光を観る」という観光の本来の意味に向き合い、視覚的な「みる」にとどまらず、広く感覚を動かし、探り、対象を見極めるというまなざしで、真ん前の自然や環境、人、もの、こと、を体験の中で共有していきたいと考え、「宿泊・体験・展示・食」含む、モニターツアーを実施しました。 この土地で実際に暮らしを営む方々を、気づきの「案内人」とし

          noadウェブサイト公開

          【企画展】福井福山人 抽象水墨画展開催中

          4月から十津川村の山々の千変万化な霧の姿に魅せられ、約30年間十津川村に住み制作を続けてこられた、福井福山人さんの抽象水墨画の展示を行っています!(現在は那智勝浦在住)5月末まで。 約30点の作品が室内に点在し、山の稜線がはっきりと確認できる作品から段々と手の介入が少なくなり、作品の天地やタイトルすら不在となっていく作品までの軌跡をお楽しみいただけます。 また、少数ですが、福井さんのお父様の作品や奥様・雲さんの作品も同時に展示しております。 ギャラリーオープン日は営業日

          【企画展】福井福山人 抽象水墨画展開催中

          泊まれる文化芸術拠点noadについて

          初めまして。noad(ノード)管理人のMarie Doiです。 奈良県に位置する十津川村で、ギャラリー、ゲストハウス、コワーキングスペースといった複合的な機能を持つ拠点を目指して活動を続けてきました。 2020年11月にOPENしてから、早くも1年。コロナの影響で当初予定していたアートプロジェクトは延期となり、とにかく何か動き出さねばと見切り発車的にオープン。 ギャラリーやゲストハウスの運営などは全くの初心者。 手探り状態で、宿泊業を営みつつ、地元アーティストの展示や

          泊まれる文化芸術拠点noadについて

          「五感軸で暮らす、育てる」モニターツアーについて

          奈良県吉野郡に位置する十津川村という日本一大きい村※にあるギャラリー&ゲストハウス「noad ノード」です。 ※北方領土を除く 「観光」と「アート」との関係性について悩んだこの1年、 「noad」は「五感軸で暮らす、育てる」宿としてリスタートします。 https://noad-totsukakwa.studio.site/ 「光を観る」という観光の本来の意味には、視覚的な「みる」にとどまらず、広く感覚を動かし、探り、対象を見極めるという概念が含まれています。観光とアートと

          「五感軸で暮らす、育てる」モニターツアーについて