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20歳の私へ。ー成人式当日ー

📍成人式当日

左:私 右:幼馴染

1月9日、私は実家にいながら、地元の成人式の日を迎えました。SNSには同級生の成人式での様子が挙げられる度に、みんなが羨ましかった。みんなに会いたかった。

っていう気持ちが溢れて。

「参加したい」という思いと、みんなと同じ場所にいるのに「参加できない」という現実のなかで、言葉にできない感情が渦巻いたけど、心の中で必死にその気持ちを抑えようとしていました。

私の家族は、割と成人式にそこまで思い入れがなくて、母は成人式に参加しなかったし、父は「50年くらい経つと成人式のこと忘れちゃうよな」兄は「参加したけどあんまり楽しくなかった」って言っていて。

家族は全然私が参加できないことを気にかけて、冬休み中に成人のお祝いをしてくれたり、こういう話をしたのかもしれない。

だけど、私にはその思いがありがたいけど、苦しかった。無理にしている気がして、何も言えずに、初めて自分の中で家族と小さな壁を感じました。

親友が、成人式参加後に実家に来てくれて、一緒に写真を取りました。かわいい振袖を着た綺麗な親友を見れたことが嬉しかったです。

写真を撮った後、親友が成人式での写真を見せてくれて。

「この子めっちゃ変わったね〜」とか、「みんなかわいいね」とか、5年ぶりに画面上だけど同級生に再会できて本当に嬉しかった。

その時、親友が参加できなかった私のために同級生からのビデオメッセージを撮ってくれて。

その中に、ダッシュで30秒でお互いの家に着くくらいの保育園からの幼馴染もメッセージをくれて。

「〇〇ちゃんがいないと寂しいよ。」

と言った言葉が頭から離れなくて。

「ごめんね。私も参加したかったよ。」と思いながら、心の中で泣いていました。

📍まさかの同級生との再会

成人式当日、家族と外食して。なんか聞いたことある声だなぁって思ったら、同級生たちが同窓会の二次会としてそのお店にたくさん来てて😂「マジか」って思って、「バレるかも」って思って。(いわゆる陽キャの集まりだったから…)

私は絶対にバレないぞっていう謎の自信があったんですけど、

私の父は保育園の園長をしていて、お坊さんヘア👩‍🦲なので同じ保育園だった人は気づくかもと思って、父がバレたら焦るっていう一コマがありました😆

その時に、思わず同級生に会えたからなのか、モヤモヤは少なくなって、外食後、高校の先輩と電話して、なんとか気持ちを落ち着かせました。

📍私にとっての20歳

成人式に出ない人たちもいるし、こんなにも成人式に対して思い込まなければ、自分の中で我慢すれば、って思ってました。

母には、「我慢して、自分の中で落ち着かせようとしてもその我慢はいつしかまた出てきてしまうんじゃない」って言われたり。ある人に成人式への思いを話したところ、「もしやりたいことがあるならやっちゃおう!!」と背中を押してもらいました。そうだ。

20歳はただ誕生日を迎えるだけじゃない。20歳は私にとって一つの区切り。20歳の瞬間は今しかない。私の人生、私が主人公だから。

「自分で振袖代を稼げばよかった」「もっと早く家族に打ち明けてればよかった」「タラレバ」で後悔してることはたくさんあります。わがままだって思われてしまうけど、私は20歳になって、育ててくれた家族に、仲良くしてくれる友達に、たくさんの感謝とありがとうの想いを込めながら、
20歳の晴れ着姿を見せたい。そう思って、地元で後撮りをしました。

やっぱり20歳の瞬間を残したいから。

新型コロナウイルスの影響で、成人式が中止になって参加できなかった方々もいることも忘れずに。

もしも同じような境遇の方がおられるのなら、自分のしたいことができないという環境の中でも、その時はすごく辛いけど、別の形でも願いを実現できる方法はあるのかもしれないです。

このお話が誰かの何かのヒントになったら嬉しいです。

私のダラダラ文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。
ちなみに、サムネにしている写真は後撮りの写真です!

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