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日常は流れる。

父の容態には心が痛みますが、並行して日常生活は進んでいきます。先日は子どもの組み分けテストがありました。親子ともに冬休みのほぼ全ての時間をこれに注ぎ込んだといっても過言ではありません。

今回は、65を超えた前回ほどの成績はキープできませんでしたが、事前に入力されている自己採点シートによると、64ぐらいではないかと思われます。今は16あるクラスの一番上にいられていますが、次は1つ落として、5年のスタートになりそうです。原因は国社の失敗です。国語の時間配分で失敗したこと、社会の地名の漢字を二つ忘れたことが痛かったです。でも、これらはあまり心配していません。後からなんとでもなるタイプの失敗だから。そして、理数は子どもにしてはよく戦ったから。テスト範囲もない中で、大人から見てもかなりの難問に善戦したから。

冬休みは叱ることも多かったです。長時間の学習時間に疲れて気持ちが外れるたび、厳しく叱ることが ありました。また、子どもからすれば、父の病状に放心するわたしも気がかりであったと思います。そんな中、よく頑張りました。第1志望の偏差値には及びませんが、算数はかなり良いですし、現状をキープできるなら、十分に戦える位置にいると思います。算数が良かったのはコベツバさんのおかげです。塾よりやや難易度の高い問題をたくさん解き、そして気持ちを途絶えさせないような工夫が多くなされています。うちではあまり解説動画はうまく活用できずにいますが、自動採点システムを駆使して通信教材のような感じで使っています。

それと、冬休み中は有料自習室をよく使いました。ずっと家にいるとお互いに煮詰まってしまうので、少し遠くの自習室を予約して、6時間程度自習をした後、近くの映画館で映画を見たり、おいしいレストランで食事したりして、気分転換をしました。少しお金はかかりましたが、電車にも乗れるし、お楽しみもあるので、喜んで自習室に行くことが多かったです。勉強量としては、あと一息。夏休みの時ほどの気合いは入らなかったのでしたが、勉強を楽しむゆとりは持てていたように思いました。

職場の生徒たちを見ていても思うのですが、結局、これまでどれぐらい大変な状況にぶつかってきたか、そしてそれに向き合ってきたかで踏ん張りが変わってくるように思います。そもそも勉強ぐらいでは逆境と感じない人もいるとは思いますが、高校までの人生においては、やはり進路を伴う勉強は大変。その実現のための勉強を積み重ねることは、貴重な経験だと思うのでした。未来のために良い経験を積み重ね、好きな学校に行って欲しいです。県内のどの男子校もそれぞれに素敵だとわたしは思っているので、本人のレベルに合っていればどこに行くことになっても良いと思います。けれども今はそう言いません。子どもがテッペンを目指すなら、テッペンに向けて頑張れと言います。それが良い経験だからです。