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故郷へ+興味の種蒔き

再び故郷に向かいます。父の担当医から説明をいただくとのことで、1月中に帰る予定がありました。先日、急な手術の付き添いのために帰って2週間あまり。どうやら父はこの間も人生を闘ったようでした。

死亡率100%とは、あるお医者さんの言葉ですが、そう。誰もが死ぬんです。若くても年を取っていても死ぬ時は死にます。父はたった5年前まで現役で働いて、定年後5年ちゃんと勤め上げたほどでした。まだ70歳。仕事の引退とともに健康寿命も尽きてしまったように思います。それでも、ここまで長く病と闘って来ました。衰えゆく父に会うのは苦しいですが、こんな時こそ父を孤独にしたくないのです。若い頃に両親は離婚したので、父は孤独な時間が長かったですが、最後まで孤独にしたくない。死亡率は100%だし、時が来れば死んでしまうのは仕方がない。でも、一つでも多く良いことを思い出して、人生悪く無かったと思って欲しい。そんな思いを持って、新幹線に乗りました。今日は父が入院している病院の近くのホテルに泊まり、明日会いに行きます。

そうしている間に先日の子どものテスト結果が出ていました。今回は4科64.5。これまでの子どもの経過から見て組み分けテストの結果としては、良い方です。ただ、国語が失敗しなければもっと取れたなーと子どもとは話ししました。子どもはα落ちを極度に怖がっています。概ね60ないとα落ちとなるわけですが、今回は免れたのでホッとしたようでした。算数が68弱とよく取れています。理科もこのところ良い結果を収めています。男子校は理数が大変なので、ひとまず良かったのではないでしょうか。これまでαの上位クラスと下位クラスに半々ぐらいの割合で学んできましたが、第一志望の学校を真剣に目指すなら、上位2クラスの範囲にいなければ無理だろうと言っています。子どもはこれまでαにいることを最低限の目標としていたのですが、その最低ラインの底上げをしようとしています。

子どもはもともと好きなものが偏っていて、興味もかなり偏っています。一番好きなのは、やはり電車。最近はサンタさんからもらったほぼ日アースボールを眺めている時間が長い。その他好きなのは、プログラミングロボット、スキー。車で移動中は映画「ちはやふる」を大喜びで見ています。良質の映画になるべく多く出会わせたい。また、野にあるものを食材にする茸本朗さんのYouTubeを大笑いしてみています。子どもの興味を広げるのは私の役目になっています。最近では、アースボールをポチったり、理科の先生に理科好きになるために何をしたらいいか尋ねたり、鉄旅を組んだり。興味の種蒔きですね。受験勉強は楽ではないけれど、勉強と遊びには境目がないと分かれば、きっと勉強はいくつになっても嫌でなくなるはずです。

つらいこと、楽しみなこと、しんどいこと、癒されること。バランスを取って今何とかやっています。人生は修行なんだと思う。そんな思いが身に迫る今日このごろです。