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「役に立たないことは必要ないのか?」爆走兄弟レッツ&ゴー42話感想。

うす。
この記事だけは単品で書きたかったので
41と43話を先に書きました。

うむ。

だって、いい話だもんね。仕方ないね。

無印レッツ&ゴーの神回といえば
第50話「雪山コース!過酷な第2グラウンド!」

ゲンVS黒沢VS藤吉だろう。

WGPも同じく最終レース第2グラウンド
「勝者の条件」
が神回だろう。

うん。

わかった。それはいい。異論もない。

でも、ただ面白いっていう、神回だけではなく
レッツ&ゴーっていう世界を作るうえでは

「必要のない話だけど1番必要な話!!!」


って感じの話、ありますよね。

あるんだよ。

33話「砂嵐の戦い!ルール無用の大神レース!!」
無印最高の神回候補では?爆走兄弟レッツ&ゴー33話|noboriko (note.com)

これ。ね。

そして、この42話ですよ。

やっていきます。


第42話「ミニ四師匠豪!?秋祭りレース開催!」



豪の活躍するテレビに釘付けの柔道少年ハヤトくん。

公式レースですからね。春夏秋冬の公式レースはさすがにテレビでやっていて…。地方の少年というか。

ってか、全国的に有名なんでしょうね。烈豪兄弟は。

作中でも
「あの烈豪兄弟」って評価はよく受けていますよね。

あれね。子供のころは
藤吉はともかくリョウは??あんなにカッコイイのに。

とか思ってましたけど

そりゃ当然ですよね。

豪は特に毎回入賞している超実力者。


そりゃファンは全国にたくさんいるでしょうね。
こういう描写いいですよね。

そりゃ人気出るわ。
リョウなんて全く活躍してないもんなぁ。

BLEACHの愛染のセリフ
「憧れは理解と最も遠い感情」
って、コレありますよね。

豪に憧れるのはわかりますけど、豪は勝ってますから。
豪の人間性とか普段の私生活なんてわかりませんから。


そして相模模型店に凸してくるハヤトくん。

私生活ガバガバすぎるやろ。

まさかの豪に弟子入りを希望。


「豪じゃなくてせめて烈にしたら?」
「君、豪より年上だろ?」

という超正論を言われる。豪。


しかし、豪は師匠を受け入れる。



ハヤトのマシンはアスチュート。

豪はタイヤを小さくして空気抵抗を減らす提案をするが
ハヤトは「アスチュートはフルカウルではないから大径タイヤでスピードを出した方がいいのでは?」

と正論を言われる。どっちが師匠かわからない、と呆れられる。


しかし!!!!

勝つのは烈ではなく豪。


まぁサイクロンVSバンガードですからね。
それで競り合える烈が有能だと思うのですが

実際勝てるマシンを作ってる
毎回セッティングしてる豪がセッティング下手なわけないんですけど
テレビ見てると豪はメンテやセッティング下手なイメージあるんですよねー。

和製ロッソ倒したときとかセイバーでVマシンに勝ってますから。
間違いなく実力者なんですよね。


そんなこんなで。

柔道少年ハヤトとの付き合いが続きますが…。

ハヤトはいつも5時になると急いで帰ってしまう。
豪が怪しんで尾行するが…。


ハヤトの家から怒号が聞こえる。


「バカモン!!また練習に遅れてきおったな!!」
「こんなもの捨ててしまえというのがわからんのか!!」


壊されるハヤトのアスチュート。


そして突然現れる部外者。
豪。

「コラー!なんてことするんだ!!」
「酷いじゃないか!大切にしてたんだぞ!大事にしてたんだぞ!それなのにマシンを壊すなんて!!」

「ハヤトには必要のないものだ!!」
「ハヤト!そんなモノに気をとられていてどうする!」
「お前は柔道で世界を目指すんだ!」
「お前はその才能がある!!」

「ハヤトにはミニ四駆の才能だってあるんだぞ!!」



ここで俺は笑いましたwwww

「ミニ四駆の才能wwwwwそりゃ親だったら柔道強くなってほしいよなww」

とね。


「このヘッポコピー親父!!」
「なんでも役に立たなきゃいけないのかよ!?」
「ハヤトはミニ四駆がやりたいんだ!!」
「それがわかんないのかよ!!!!」

うううううううううん。

とてもいいセリフです。

役に立つ、立たないで行動を決めるもんじゃないんですよね。

結局いつだって大切なのは自分の心だと思うんですよね。

「~したい!って原動力」に勝学習方法はないですよね。
それがゲームとか遊びであっても本気でやった後には残るものはありますよ。

本気でやるってのが大切なんですけどね。

本気じゃないならいみないですのでね。

あと、やっぱミニ四駆より柔道だけ本気になってほしいって気持ちは
絶対にわかっちゃうんですけどね。


そして、ぶっとばしてやるー!
と襲い掛かる豪。

いいやつですね。

勝ち目とかそうじゃなくて
自分が許せるかそうでないかで考えてる純粋さが
豪のいいところですよね。

これが相手みて自分の気持ちを抑えるやつだったら
魅力ないですよね。

豪も烈も、心がしっかりしてるから魅力的です。

アスチュートのタイヤを見てもう1度泣くハヤト。
それを投げつける豪。


アスチュートは父親がハヤトにプレゼントしたものだそうだ。
悲しい話ですねぇ。


この話のいいところというか
救いというか、一歩間違えたら

ってところにハヤトくんは柔道家のお父さんのことをちゃんと大好きだってことですよね。

お父さんに勝ってもらった大事なモノだったもんね。そりゃ好きになるよね。


お父さんは自分に強い柔道家になってほしいと思っている。
アスチュートはお父さんが買ってくれた。
本当は休みの日はみんなの様にミニ四駆のレースをしたい。

「でもマシンを壊すなんてやりすぎだ!」
「そうですよね!?
師匠のレースをテレビで見てから我慢できなくて。」

「なら出ようぜ?秋祭りレースだよ!」
「あんな親父なんて無視しちゃおうぜ?」
「マシンなら俺に任せろ!」

豪の提案にハヤトは歯切れの悪い答えしかできない。

「でも、父さんが…」
「でも…」

豪はしびれを切らします。

「ハヤト…。お前本当にミニ四駆がやりたいの?」

「もちろんやりたいです!」
「じゃぁ秋祭りレースでようぜ?」
「でも…父さんが…。」

「ハヤト…。お前ミニ四駆と柔道どっちが大切なの??」


「もちろん!ミニ四駆です!!でも…柔道も…。」

「ああ!!そんな中途半端な気持ちなら師匠なんてお断りだ!!」

「勝手に弟子でも柔道でもやってろ!!」


と、帰ってしまう豪。

これ、とても大切ですよね。


ミニ四駆と柔道は恐らく柔道の方が大切なのは置いといて。

豪はハヤトに答えさせようとしてるんですよね。


とても大切だと思います。
この記事で2回書きますけども。

大切なのは自分の心なんでね。
本気でやりたいと思わなければ意味がないんです。


ミニ四駆と柔道は恐らく柔道の方が大切なのは置いといて。
ミニ四駆と柔道は恐らく柔道の方が大切なのは置いといて。

他を投げうってでも本気でミニ四駆をやらないと意味がないんですよね。
豪みたいにバカにならないと強くなれないし、人生で得る物もないと思います。

豪はミニ四駆で遊んでただけですけど
本気で遊んでいたので
人間としてどんどん成長していきます。

本気で遊んでいますからね。


ハヤトくんはちゃんと柔道を大切と思ってくれているので
父親との関係が切れていなくていい話で済んでいますけど
うん。本気で勝つために考えて努力するなら
ミニ四駆もちょっとくらい許可してあげてもいいかもしれませんね。

アホみたいに口開けてほしいマシン買って遊ぶだけなら押さえつけてもよさそうですけどね。


そして…。
柔道の練習中。

「練習に身が入っとらん!!中途半端な気持ちでやると怪我するぞ!!」

とこの話の本質を突きます。本質だよコレ。

中途半端な気持ちでやっても時間を無駄にするだけです。

そして
父親が伝えます。

秋祭りレースの日に引っ越しをする。
大学時代の先輩の頼みで柔道の先生をするから。
先輩の頼みだからしかたねぇよなぁ!!

うーん、体育会系の縦社会。
断れないんでしょうけど。
お父さん、その縦を子供にも押し付けてるんでしょうね。

ハヤトくんがまっすぐ育ってくれていてうれしいぜ。

「父さんは勝手だ!!!」

と怒って去るハヤト。

別に追いかけない父親。
父親も結局ハヤトは柔道を裏切らないと信じているのかなんなのか。

まぁ子供ですからね。家出とかそんな大それたことするタイプなのかそうでないのか、とかは親ならわかるかな。

豪の元に訪れたハヤト。
しかしうまく言葉が出ない。

豪はハヤトをクビにした!
と。

ジュンと烈に責められる豪。
「大人げない・小学4年にもなって・イジワル・仲直りしろよ!・師匠なら責任を持て」

しかし、烈は
「豪の善悪が判明していないから『喧嘩』と捉えたりハヤトくんの気持ちを優先している」
って描写がありますね。

烈、人格者だなぁ。
責めてないもんなぁ。豪の人間性を攻撃してないもんなぁ。


しかし。豪も結局いいやつなんですよ。
ハヤトにあげるつもりで「和製ロッソ倒したセイロク」を持ってきていました。

もう!豪ったら///


烈がハヤトを引き留めます。
「待ってよ。キミもミニ四駆がやりたいんだろ?だから来たんだろ?」

「これで秋祭りレースにでろ!Vマシンに張り合ったマシンだぜ?」

「だけど…レースの日は…(引っ越し)」

「出たいのか出たくないのかはっきりしろ!!」

「出たい!…です。」

「そうだよ。それでいいんだよ。」
「レースに出たいならでたい。ミニ四駆をやりたいならやりたい!って!はっきり言えよな!」


豪は別にハヤトの心を、本気度合いを試してる!
とかそういうわけではないと思います。
単純明快なやつなんで。

でも中途半端な奴は嫌いなんでしょうね。

自分が本気でやってる土俵に
おふざけで入ってほしくないって感覚はあるのかもしれません。

バトルマシンとかね。


そんな豪をみて笑う
烈とジュン。

この笑顔いいなぁあああああああああああああ。

お父さんかな?烈くん。



やっとやりたい、と言えたハヤト。

父親との喧嘩もあり、初の反発か?


ハヤト少年の思い出は柔道ばかり。
柔道も本気でやっているんですよね。

セイロクを柔道カラーにします。

ハヤトくん、ミニ四駆適正も確かになりますね。
器用です。

僕が小学生のころ、シールさえまともに貼れていませんでしたね。

うんうん。
ハヤトくんはいい少年に育っていますね。
柔道で心も鍛えられていたのかもしれません。


そして秋祭り当日。
クロオビセイロクの名づけは豪。
豪もなんだかんだいいやつですねw
柔道は別に否定していない、あの親父が気にくわないだけってのはありますねw



予選が終わり、決勝へ!
上位5名に入れるハヤトくんもすごいよ本当。
まぁアニメだけど。

烈もハヤトくんに実力さ!
って褒めるのいいわ。


コースアウトしてしまうハヤトくん。
しかし!勝負を諦めずに必死にメンテする子供の姿をみる親。

その真剣な顔に頷く父親。
やっと認めてくれたのだろうか。


大丈夫か?あきらめるな!
と豪。

本気で戦ってる
楽しんでる息子を見る父親。

ミニ四駆って楽しいですね!!!



当たり前のことをいうハヤトに昭和のズッコケを見せる豪。


そう。
ここね。

当たり前のことを言っているんですよ。

なんでかな?って。

ハヤトは別にミニ四駆が初めてってわけではないですよね??
でも何故ミニ四駆が楽しいって今初めて理解できたか????


ここまで読んでくれた人はもうわかってると思うんですけどね。

他に抗ってでも、自分の心に従って、初めて本気でミニ四駆したから。


ってことですよね。

ミニ四駆はやってきたけど
初めて本気でミニ四駆をできた。

よかったね。

別にミニ四駆じゃなくても
本気でやったらなんだって面白いよ。

知れてよかったね。

そして、周回遅れから3位に。
ハヤトくん速すぎワロタ。

ここはアニメだな。

Vマシンやサイクロンはともかく、よ。

そして子弟コンビで笑顔のタッチ。
いいすねぇ。


烈兄貴。2位が板についてて悲しい。
サイクロン、このコースならコースアウトしそうやけどな。

ハヤトは置手紙とクロオビセイロクを置いて帰ってしまう。

「師匠のおかげで3位入賞ができました。」

と。



ハヤトはすぐに引っ越し。
この前の友達とはちゃんとお別れを言えたのか???

と父親。
もうちょっと優しくたれよ。
お前数分前に秋祭り見てたやろ。

クロオビセイロクをトラックに並走させる豪。

それはお前のマシンだ!!
次に会う時はもっと速くしろよ!!

と。


ありがとう!師匠!!

と。

豪はミニ四駆以外の師匠にもなりましたね。
まぁ、豪の場合は偶然でしょうけど。

器はでかいからね。豪。


そして

「父さん!ミニ四駆、やりたいんだ!!柔道も!両方、やりたいんだ!!」


と、ついに父親に気持ちを、心を伝えることに成功したハヤト。

そうか。自分で決めたのなら、父さんはもう何も言わん。

そうですね。

自分で決意できたのなら。
あとは本気でやるだけ。

父さんの意見を無視してでも
ミニ四駆、やりたいんだ!!
って言えた心が、大切だったんですね。

それを言えないのなら
本気でやっていないただのオモチャ遊びです。


そしてハヤトは去る。

うーん、いい話だった。


ミニ四駆と柔道は恐らく柔道の方が大切なのは置いといて。

とてもいい話だった。

大切なのはいつだって自分の心なのだ。

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