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爆走兄弟レッツ&ゴーWGP第49話「勝者の条件」後半

ミニ四ファイター「おおっと!?後半戦早々雨が降ってきた!山の天気は変わりやすいというが、これがどうレースに影響するか!?」

うす。

長くなったので前半・後半に分けました。
前半のほうが作品をバカにしてるので興味のない人は面白い
と思うのでぜひ前半を読んでからこちらも読んでください。


さぁ!!レースはいよいよ大詰め!
タイトルの「勝者の条件」とは一体何なのか!?


ミニ四ファイター「おおっと!?後半戦早々雨が降ってきた!山の天気は変わりやすいというが、これがどうレースに影響するか!?」

雨のせいで最下位まで落ちてしまったイタリア・カルロはさらに後退
もう壊滅的な位置まで…。

イタリアは雨が少ないのか、作中で雨をかなり嫌ってる描写が多いです。
「日本は雨が多い。好きになれない。」等など。
家がなかったから雨が嫌いってことでしょうか。

幼少時代野良犬の食事を奪い取ってるシーンも雨でしたからね。

悲しすぎるぜ。カルロくん。
そりゃあれだけぶち上ってたテンションもさがりますよ。


対照的に爆走する日本・TRFビクトリーズの3人。
元からテクニカル重視の3台ですから、オフロードには強いのですが…
特に烈は雨にはめっぽう強い。
雨で活躍しなかったことはないのでファンからは

レインタイヤの貴公子


とか呼ばれてますね。
「天気予報…みたんだ。」

アメリカのハマーDとミラーはもう駄目です。
彼らは速攻パスされます。
バックブレイダーもアクティブサスペンションなどの高性能マシンでオフロードには強い設定があるのですが…
リーダーのブレッドは横風対策したり悪天候も考慮してたのにね…

そして1位のドイツチームに追いつきますが
Jと藤吉がマシンの最高速の限界、と音を上げるので置いていきます。
藤吉のスピンバイパーは新マシンですし、悪路のベルクカイザーなら追い付けそうなんですが…藤吉は足のほうが限界なのか。

しかし、負けイベントなのでアドルフとヘスラーは突破されます。
二人合わせてアドルフ・ヒトラーになってるんですねこの二人。
部下に期待していないミハエルくん。冷たい。

一方バスターソニックの性能にビビるドイツチーム。
僕の中でも
世界最強バスターソニック
時点でビートマグナム
大きく離されてベルクカイザー・バックブレイダー・ディオスパーダかな…
って思ってます。
そういう意味ではバスターソニックとチートマグナムに肉薄する他国チームすげーよ…


そして何故か唐突に世間はなししだす烈。大人の事情ですね
烈「ミハエル君、僕は君みたいなレーサーと走れるのを誇りに思う!」
み「ふぅん…ほかのレーサーもそんなことを?」
烈「へ?君は違うのかい?」
(おかしいですね。初登場時に〇〇はチェックしたい、豪君はチェックしてるレーサーの一人…等々他者リスペクトを怠ってなかったんですけどね…なんという路線変更。明らかな負けフラグが乱立していきます。)

み「そんなことを思っているから君たちは負ける。
僕は自分のマシン、ベルクカイザーとずっと戦ってきた。」
み「どんなコースも自分の思ったように走らせる。それがミニ四駆だろ?」烈「それは違う!ミニ四駆は仲間だよ!」

俺「いや、そこは合ってるだろ。」

どんなコースも自分の思ってるように走らせるのが本来の遊びだろうが。
タミヤに聞いてみろ。

み「ははは!そんなことを思っているからマシンに裏切られて負ける!」
み「僕はマシンを信じたことがない。だってマシンは敵だから。」
み「僕がな理由はマシンに勝ち続けてきたからさ!」

急な悪役に全国のミハエル推しは困惑したでしょうね。
腹グロ設定とかじゃなく、ずううううううううううっと天使キャラでしたからね。原作でも理由なしの天才・マシンの声がわかる不思議ちゃんって感じだし。

しかし、アニメ的には許せない!!
実は弟よりも熱血な烈兄貴がぶちぎれます!

烈「それは違う!(二回目
マシンは敵なんかじゃない!
ソニックは友達なんだ!
そんなことをいう君に負けるわけにはいかない!
ソニックは敵なんかじゃない!
僕はソニックを信じている!
ソニックならきっと勝てる!!」


熱いですね。アニメが、じゃない。烈兄貴が熱い。
烈は1位をとった後に金メダルを投げ捨てたり
兄貴だからか自分以外のことでも本気でぶちぎれることができる
熱血バカってイメージの豪よりも熱い男と、僕は思ってます。

バスターソニックの心といえるGPチップに
烈の思いが伝わったかのように赤く光ります。

さぁ、こうなった烈は強い!!

さっさとベルクカイザーの頭を押さえブロックに入ります。

烈「さぁこい!勝負だ!!」
このぶちぎれ烈が負けるところは想像ができませんが、
相手も無敗のミハエル。ラスボスのミハエルです。
最終回前に負けるのも疑問です。

しかし、ライバルはもう一人います(アメリカは消えました)
カルロ「ちくしょう、雨なんか、雨なんか降りやがって」
雨が大嫌いなカルロ、本当にぶっちぎりのドンケツですが…
ミニ四ファイターの声を聴き息を吹き返します。

カルロ「ふざけるな、この俺にもう一度ゴミの生活の戻れってのか」
「それはごめんだぜ。俺はこのレースに買って優勝賞金と最高の名誉を手に入れて見せる。」

「行くぞ!ディオスパーダー!!」


放送カメラは世界の頂上決戦
ミハエルvs烈にくぎ付けです
それに怒るカルロ

「ふざけるな、ふざけるなふざけるな!!」
「あいつらには負けられねぇ!負けられねえんだ!!」

あいつら…はミハエルと烈ではないでしょう。
僕の解釈では日本チーム。ビクトリーズです。
ミニ四駆を遊びでやってる甘ちゃんには負けられない。
自分のミニ四駆人生を否定してしまうことになってしまうから。
力だけを信じて他のマシンを蹴散らしてきたカルロ。怒りの猛追です。

最早誰も勝ちを信じていないハマーD
Jと藤吉さえも瞬間にパスして3位に上がります。

またもや犬みたいに怒られるハマーD。

本人さえ価値をあきらめてて本当に駄目ですね。


放送ヘリでは完全にミハエルvs烈ですが
視聴者はカルロも入れてみつどもえに入りました。

さぁ!!

主人公・烈
「信じるはミニ四駆への愛」

ラスボス・ミハエル
「信じるはミニ四駆の服従」

悪・カルロ
「信じるは他者への破壊」

【勝者の条件】とは!?

盛り上がってまいりました!!
BGMもサントラ未収録の神曲がバンバン入ります!!

ミニ四ファイター「さぁ!先頭の二人はこのアップヒルを上がり切り、最終コーナーを…曲がったァ!」

豪「来た!」
シュミット「リーダー!」
ジュリオ「ああん…」
ブレット(ハマーDの惨敗に無言どころか口が開いています。)

ミニ四ファイター「さぁ!ファイナルセクションのポールポジションを勝ち取るのは無敗を誇るミハエルくんのベルクカイザーか、新型マシンの威力を見せる烈くんのバスターソニックか!?」

烈「負けるなソニック!」
み「いくんだベルクカイザー!」

ファイター「ここでベルクカイザーが出た!」

烈「ソニック…!」
み「もらった!」

烈「まだだ、ソニック!ラストスパートだ!!」
み「くっ…!まだ加速できるのか…!抜かせるなベルクカイザー!」

しかし、ソニックについていけないベルクカイザー。マシンの音もおかしくなります。高速マシンベルカイザーは悪路に弱いからか…それとも信じる物の差か決定的な差が生まれます。

み「どうしたんだベルクカイザー!僕の言うことがきけないのか!?」

ファイター「あああっと!ここで!ベルクカイザーが大きく後退!完全にソニックに置いて行かれた!!」

み「いけ!いくんだベルクカイザー!僕に恥をかかせるきか!?」
 尚も減速を続けるベルクカイザー
み「ベルク…カイザー?」

これは…アニメですからね。やはりマシンへの愛というのが
わかりやすすぎる形で表れています…

自分が負けることを信じることができないミハエル

み「僕が…負ける…!?」

豪「やったぜ兄貴!」
次郎丸「ミハエルを負かしたダス~!」
土屋博士「見事だ、烈君!」

ファイター「そして!バスターソニックは独走状態でゴールへ一直線!勝利は、TRFビクトリーズ!星馬 烈くんのバスターソニ…な、なに!?

リョウ「いや、まだだぁ!!」
ブレッド「カルロ!?」
(ハマーDのときより元気ですね。)

カルロ「ぐおおおおおおおお!!」

ファイター「きたーッ!紅の閃光!
ディオスパーダがここでキターッ!!」

カルロ「いけー!!ディオスパーダぁぁぁあああ!」

ファイター「あっという間にミハエルくんのベルクカイザーをかわし、バスターソニックに迫るッ!?」

烈「は、速いッ!?」

信じられないほどの最高速であり
今だ加速し続けるカルロのディオスパーダ。

しかし、インカムでチームメイトからささやかれます。
ジュリオ「カルロ、チャンスよ。この雨を利用してソニックとミハエルのマシンを破壊できる。雨なら事故を装って不正行為と咎められない!」

カルロ「ディオスパーダ…」
ジュリオ「どうしたのカルロ…カルロ…!?」
カルロ「うるせぇええ!!!」

ファイター「おおっと!?ここでディオスパーダの加速が止まった!?」
一瞬のスキが生まれます

カルロ「ディオスパーダ!?」
烈「いける、ソニック!!」

ファイター「ソニック、抜かせなーい!ゴール寸前の攻防は、このままバスターソニックが制して、ゴオオオオオオr」

カルロ「まだだぁああ!
抜け!ディオスパーダあああ!!」

ファイター「ゴオオオオル!勝ったのは、ディオスパーダ!!」

最後の最後にカルロが大逆転…

悪であり、他者のマシンを破壊する
力でのし上がったカルロが勝者の条件を満たしているのか…?

満たしていますね…。

烈のミニ四駆を愛する気持ちが負けたってわけではないですけど
勝ちたいという気持ちはミハエルを負かしたところで途切れていました。

しかしカルロは。このレースだけではない。ずっと日本にだけは負けないという気持ちと…作中屈指のミニ四駆への愛が随所に描かれています。

暴力的なバトルレーサーがミニ四駆への愛があるのか??

カルロはゴミ箱から拾ったミニ四駆を大切に
グリスは丁寧に塗ってる描写や、チームメイトへのマシンの扱いを叱咤する
「マシンに詫びな。」というシーンもあり
本当に最初からマシンを大切にしていました。

一方烈と豪は親から買ってもらったミニ四駆
自宅に練習コースを買ってもらい、作ってもらい
親から毎日ご飯を食べさせてもらってお店でパーツを買って。
博士が目にかけてオリジナルで作ってくれたソニック・マグナム

孤児でありストリートチルドレンのカルロ。
負ければミニ四駆マフィア(そんなものはない)から切り捨てられる
負けは死をいみする幼少期を歩んできたカルロ。
ゴミ箱から拾ってきたミニ四駆でのし上がったカルロ。
マシンを愛していないはずはなかった。

ミハエルくんも
「だらしないぞベルクカイザー、お前の本当に力を見せてみろ!」

と、マシンを本当は信頼するようなセリフがありますが…


烈・ミハエル・カルロの
ミニ四駆に対する愛が表れたレース結果だったのではないでしょうか。

今までは「潰せ!ディオスパーダ!」
と命令してきたカルロ

しかし、この日だけは
「抜け!ディオスパーダ!」でした。

皮肉なことに日本チームのようにマシンの勝利を信じたカルロの勝利。

カルロは…この勝で自己矛盾を生みます…
「抜け」なんて命令した自分に苦しみます。

ミハエルは最終レースで自分の気持ちに気が付けます。
「ベルクカイザー、本当の力をみせてみろ!」と。

烈は…主人公なのにだらしない…?
いやいや、本当にかっこよかったです。

熱い烈兄貴は本当に主人公してます。
無敗のミハエルを破り、カルロに本当の勝利の喜びを教えてしまいました。

このことが最終レースに大きく響きますからね…


正直言って、このレース結果、大人になって
今になってみたら別に普通っていうか。
そりゃそういう展開だろ、アニメだろって感じですけど

急なミハエルのキャラ変更と
バトルをしなかったカルロが勝つ
っていうのは子供のころ信じられなかったですよね。

大人目線ならこの流れ、当たり前すぎるんですけどね。
3日あるレースの2日目で日本が1位はないかなー、とかね。

あぁ…面白かった。
この感想文を書くためにまた勝者の条件を10回くらい見てしまったわね…
人生で累計100回はみてそうです。

はぁ…すき…。(匂わせツイート)

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