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【超短編小説】遠(その4)#140字小説

高齢の母を平手打ちにしてしまった。それでも、無表情の母を観て我に返った。言うことを聞いてくれないのは認知症の所為だと、頭で判っているのに暴力に出た私の心の弱さに忸怩する。遠足の前の晩、枕元に用意してくれたお菓子を寝ぼけて、食べてしまったこと!を、幾度となく笑い合ったよね~母さん!

遠 (その5)も読んでみよう!👉
👈遠 (その1)から全部読みかえしてみよう!

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