「今朝、カミさんに頼まれたんだが、ポストに入れなかったよ」

埼玉県某市在住の友人Y君が、ポケットから 封筒を取り出しながら言った。

Y君の話しによると、先日、市からY君のもとへ、市民から無差別に抽出された1000名に、あなたが選ばれましたと、一通の封書が届いたとか。

市政運営に役立てたいので、忌憚のない意見をお聞かせくださいとのこと。

無記名でいいので、同封の返信封筒で返信してくださいとあった。

カミさんが、「ワタシいっぱい書きたいことがあるから」、って日頃から、市政に抱いている不平不満をびっしり、Y君に代わって、書き込んだらしい。

今朝、出勤時に「駅前のポストに出して」って、その返信封筒を手渡されたそうだ。

でも、Y君は不審に思った!

返信封筒の右下に、分類番号らしき数字とアルファベットをみつけた!

「山尾さん!これって、なんか?匂いません?」Y君はいきなり、私に質問してきた。

考え込む私にY君が、持論を展開する。

これって、個人を特定できるコードナンバーじゃあないかというY君。
まさか!と笑う私。

それにしても、気になる！

なんのための数字とアルファベットだろう。確かに。。。なんか?怪しい！

そんな回答は、返送するべきでない！と、やまのぼ も思った。
どうしても、忌憚のない意見を言いたいのなら、市販の封筒で返送した方が、お利口のようだ。

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