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環境変化の激しい現在、未来予測に必要な能力とは?

【今日のポイント】

AIによる未来予測は、ファッションの流行予測から医療分野の感染予測、気象などあらゆる分野で今後も広がっていくことが各種ニュースなどからも窺えます。

AIによる判断は、利用しているデータの質と量に左右される所も大きいと想定されますので、この判断による予測結果を利用する私達も、「AIによる予測も不確実性をはらんでいる」ことを前提に複数の情報源と視座を持って、慎重に判断する能力が、今まで以上に求められていると考える次第です。

1.AIによる未来予測の広がり

 現在、AIを始めとするDXによる、人が行っていた作業の代替はあらゆる分野で急速に広がっていますが、

SNSなどネット上で私達や企業などが発信する情報、IoTにより得られる画像も含めたセンサー情報など、膨大な情報を解析・判断するのは、AIならでは可能な方法であり、

「未来予測」においても、AIが果たす役割は、ファッションの流行予測やインフルエンザの流行予測など、様々な分野で広がっていますね。

デジタルツインを利用した仮想空間でのシミュレーションなども、この予測手法の一つと言えるかと思います。

以下の記事に見るように、AIは、人間の予測精度向上の支援も含めて今後も未来予測への活用が進むものと感じる次第です。

『未来予測は無理だとしても、ChatGPTに人間の予測精度を向上させることはできるのでは?そんな仮説で進めた実験結果』
2024/2/18のJBpress( https://jbpress.ismedia.jp/ )の小林 啓倫(こばやし・あきひと)氏の記事。 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79476?utm_source=t.co&utm_medium=referral&utm_campaign=PCheaderButton

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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2.ネットなどで収集した情報の判断の難しさ

 上記のような、AIによるデータ解析を利用した未来予測は、収集したデータの内容によって判断が左右される可能性が高いですが、これは、私達ヒトの未来予測においても同様かと思います。

 既に、多くの記事、書籍などでも指摘されているように、ディープフェイクなどネット上でも真偽を判断することが困難な情報が流れ、また、正確性を期していたとしても、情報発信者の立場や持っている知見によってもその内容や表現は変わってきます。

 さらに、文字情報だけでなく、動画も含めた画像情報では、感情面への影響が大きくなるため、冷静な判断の難しさは今後さらに問題になると感じています。

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3.不確実性を受け入れて判断する能力の重要性

上記のように、AIによる未来予測などが発達する一方で、その予測を利用する私たち自身の判断能力も問われている現在、先日のブログトピックス
『世界の情勢などが心配なときに~ネットと書籍などの併用で自分の思考を深める』https://note.com/nobu_g_smb/n/ne0c34bdee04e でもお伝えしたように、
書籍も含めて複数の、それも立場の異なる情報源からの情報を複合的に利用し、複数の視座から物事を見て判断する能力の必要性が高まっていると感じます。

その意識を持つ上で、「世界の出来事は不確実性が高い」ことを前提として考えるという習慣の重要性も高まっていると考える次第です。 

あなたは、未来予測についてどのようにお考えになって進めていらっしゃいますか?

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【今日のまとめ】

・ネット上やIoT等によって得られる膨大な情報を解析できるAIは、未来予測の分野でも、ファッション、感染症の予測など適用先が広がっている

・ヒトによる予測と同様に、AIの予測は、収集したデータの内容に左右される可能性が高く、フェイク情報や、正確性を期していても発信者の立場や持っている知見の影響は、AIによる未来予測においても課題になると思われる

・AIによる未来予測は今後も普及していくが、その予測を利用する私達も、書籍なども含めて複数の種類の情報源、それも立場の異なる発信者の情報を複合的に利用し、複数の視座から物事を見て判断する意識と能力、「世界の出来事は不確実性が高い」ことを前提として考えるという習慣の重要性も高まっている

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