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このまま行って大丈夫かなとお思いの方へ>急成長のリスクと多様な選択肢確保と活用能力の必要性

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【今日のポイント】

シェアオフィスとして急成長を遂げたWeWorkの破綻劇のように、一つのビジネスモデルで急成長や急拡大を遂げることのリスクは大きなものがありますね。

多様な選択肢とその適切なタイミングでの活用が重要性を増していますが、種々の制約の中では、困難なことも現実であり、まずはどの様な選択肢と選ぶタイミング(判断基準)があるかを、社内外の状況把握も含めて情報収集することから始めてはと考える次第です。

1.WeWorkの破綻劇

2023年の11月に、米国のシェアオフィス大手のWeWorkが破産申請したことは、大株主に日本のソフトバンクも入っていたことや数兆円規模とその損失も巨額だったことから、話題を読んだことは、各紙が報じていたので覚えていらっしゃる方も多いかと思います。

新型コロナによるオフィス需要の低減や、賃貸オフィスに付加価値をつけてサブリースするというビジネスモデル自体の変化対応能力など、その破綻の原因についても色々な見解が出ていますが、

一つのビジネスモデルで急成長・急拡大する企業にとっては共通するリスクではないかとも感じた次第です。


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2.「規模よりも変化できる能力の優位性」が高まる

上記のような、急成長したスタートアップや老舗店舗の閉店、パンデミックによる世界第2位のシネマチェーンの破綻などのニュースは、
新型コロナや、地政学的なリスクが高まったことによる世界的な資源不足や物価高などを背景に目につくことが近年多くなったと感じていますが、

このような、ニュースからは、
「ダーウィンの進化論の如く、規模などよりも変化への対応力が必須となる中で、多様な選択肢を確保しつつその時々に活用できる柔軟性が重視される傾向が強まる」事が予想できるかと思います。

 WeWorkは、オフィスも含めて、世界の所有からレンタル(シェア)へという大きな流れに沿って、VCと顧客双方の支援も受けつつ発展していたと思いますが、パンデミックの様な世界的な影響からは逃れられなかった事から、
環境変化はパンデミックやウクライナ戦争、イスラエルとハマスの紛争、東日本大震災などの様に想定外かつ多大な影響を及ぼすものもあるので、
単に自社の業界や新規参入者との競争に勝って成長するという経営戦略が通用しなくなって来ていると改めて感じました。

 ただ、一部のカラオケ店がリモートワークでの作業ルームのニーズを汲み上げた例の様に、パンデミック下におけるレンタルオフィス業界で生き残り策を見つけた企業も有ったものと思います。

映画館がゲーマー向けに劇場を提供した例や、ディズニーのネットでのコンテンツ配信からテーマパークやキャラクター商品などのリアルまで幅広く展開している事業ポートフォリオの様に、
複数の環境変化が重なって生じても対応できる選択肢の確保と適切なタイミングでの選択・利用の双方を求められており、
おそらくこの傾向は企業だけでなく、国家から私たち個人レベルまで広がって行くのではないかと思った次第です。

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3.多様な選択肢の確保とそれを適切なタイミングで利用できるための準備

上記のように、数多くの選択肢を持って、タイミングよく使えることは理想ではありますが、
中小企業のようにリソースが限られている場合、また、現在の事業が好調で他の選択肢の確保の必要性を社内外にも説明しにくい場合など、なかなか現実的には難しいですね。

これらの制約によって現時点から多くの選択肢を用意することは出来ずとも、
まずはどの様な選択肢があり得るか、そしてそれらの選択肢の中から自社にとって必要な選択肢を選ぶ判断基準はどのようなものかについて、情報収集しつつ、検討をしておくことは可能であり、

第一歩として、そのために必要な、自社の内部の状況を、財務や売上高、各種利益率などに加えて、人材・スキル・社内の仕組みやビジネスモデルなど「見えにくい強み・弱み」について把握し、
並行して社外の情報も集めつつ、比較して見てはいかがかと考える次第です。


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【今日のまとめ】

・独自のビジネスモデルで急成長を遂げたWeWorkの破綻のように、想定しにくい環境変化が起きる現在は、急成長・急拡大時のリスクもまた高まっている時代とも言える

・数多くの大きな環境変化が重なって生じたときの対応のために複数の選択肢と、それをタイミングよく活用できる体制整備が重要となる

・とはいえ、多様な選択肢の確保と利用には、種々の制約があるため、まずはどの様な選択肢とその選び方の判断基準があるかを社内外の把握も含めて情報収集から始めることが必要


最後までお読みいただき、誠に有難うございます(*^^*)!

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