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人生を豊かにするための兼業の勧め〜ふるさと兼業〜

終身雇用制度が終焉を迎え、転職が当たり前になりつつある。私が社会人になった頃とは大違いだ。

人材不足を補うため、政府が推進する副業については徐々に浸透しつつあるものの、まだまだ当たり前になるにはほど遠い。しかしながら、副業をやってみたいという人は肌感覚でも増えており、私への相談も増えている。一方、「会社の規定が厳しい」「何から始めて良いかわからない」など、踏み出せていない人が多いのも事実だ。

そんな人にお勧めしたいのが”ふるさと兼業”である。私自身も昨年秋から参加して素晴らしいパートナー企業に出会うことができた。当初のプロジェクトは終わりに近づいているが、社長から次のプロジェクトについての打診もうけている。詳細については以下のサイトにアクセスして閲覧してほしい。
ふるさと兼業 |共感で選ぶ地方の兼業マッチング (furusatokengyo.jp)

私が推薦する理由は以下の通りです。

1)副業、就業、プロボノなどの選択肢がある
…政府の推進により副業を許可する会社は増えたが、大半の企業のルールは「社員が副業を積極的にやろうと思わせる」規定ではない。例えば、残業10時間未満などの厳しい条件が課されており、「外向けの副業解禁」なのである。そういった場合でも、対応可能なのが、プロボノ形態だ。ふるさと兼業では様々な形態でプロジェクトに参加できる。ぜひ、サイトを確認していただきたい。

2)リモートでの勤務が可能になる
…原則、サラリーマンは就業している会社がオフィスを持ち、ある程度の比率で出勤が求められる。よって、勤務地から遠い場所での仕事には制限がかかる。一方、コロナによりリモートワークが推進され、このプロジェクトについても、リモートで対応可能な企業が多々ある。

3)地域の活性化にも貢献できる
…私は広島県の離島出身であり、田舎への思い入れが強い。地域創生に興味を持つ人は多いはずだ。”ふるさと兼業”は主に地方の中小企業の経営者の方々と一緒に課題に取り組むプロジェクトがメインである。プロジェクトへの貢献を通して、地域の活性化に貢献できるという観点から個人的にはお勧めだ。

4)コーディネーターが親切丁寧に支援してくれる
…さて、プロジェクトに参画しようと決まっても、具体的にどう進めたいいのか?困ったときは誰かサポートしてくれるのか?不安になることだろう。しかし、このプロジェクトはサポート体制が整っており、顧客となる会社との打ち合わせにも参加して支援してくれるのだ。事前にトラブルになるケースを想定してケアしてくれる、神のようなコーディネーターがいる。私自身も恐る恐る参加したのだが、素晴らしいサポートのおかげでプロジェクトをスムーズに進めることができた。よって、初心者でも安心して働くことができる。

最後に、私が「副業・兼業・プロボノ」を勧める理由は以下にまとめてみた。強制的にするべきだとは言わないが、人生100年時代における経験としては損はしないのではないだろうか。

1)ビジネスパーソンとして社会で個人の存在意義を見出すきっかけになる
…サラリーマンは、会社に所属して一つの歯車として一生働き続けることになる。これはこれで立派なことだが、VUCAの時代、先行きは不透明だ。明日、リストラになるかもしれない。AIに職を奪われるかも・・・脅しても仕方ないが、「自分は会社という看板を降ろしたときに何ができるのか?」を見出しておくことは長い人生において安心材料の一つになるのではないだろうか。さらに、会社員として安定して働きながら、副業という別の顔を持つことも人生を豊かにしてくれると思う。ところで、みなさんは定年後の自分の姿をイメージしたことはあるだろうか?人生100年時代と云われ、定年後も長い人生が我々を待っている。定年後、再就職も難しく、収入も減るという人生も容易に想定できる。恐ろしい。。。それよりも、「定年後はこういった仕事をやってみよう、得た収入でこんな趣味にもトライしてみよう」と思えらたら人生はより豊かにになるのではないだろうか。

2)異なる環境で働くことで、様々なインサイトを得ることができる
…我々は日々、同じ社員、似たような価値観を持つ社会に属して生活している。会社とは一つの集合体であるため、自然なことなのだ。そんな背景もあり、企業における多様性がイノベーションを生み出すために重要であると言われてきた。似通った背景や価値観を持つ人と過ごすことは快適な反面、イノベーションは生まれない。一方、副業では、異なるコミュニティ、異なる価値観を持つ人たちと働くことになり、大いに影響を受ける。時にストレスを感じることもあるのだが、学びの方が圧倒的に多い。これが本業にも良いインパクトをもたらすのだ。

3)逃げ場になり、ストレス解消につながる
…社会において最もストレスになるのは人間関係のトラブルだ。会社において人間関係に問題を抱えると人生そのものが暗くなる。そんなとき、副業という第二の職場があれば、逃げ場を作ることができる。本業が終わっても、「居場所」ができるのだ。年齢を重ねると、若い世代とは違い新しいコミュニティに参加するハードルはどんどん高まっていく。そんなとき、副業は良い口実を我々に与えてくれると思う。

その他、「収入を得られる」というのも一つのメリットになるが、これは副業という新しい働き方を手にいれた副産物として付いてくるものだと、まずは思っておいた方がいい。私は約2年前から、複数社とコンサルティング契約を結び、中小企業コンサルタントとして、経験を積んでいる最中である。最近ではNoteでの発信を通じてキャリアで得た経験を圧縮して発信することで若いビジネスパーソンや学生諸君に貢献したいと考えている。

何か相談したいことがあればお気軽にお問い合わせしてほしい。


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