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「カタチとけんちく」オンラインワークショップ@「渋谷発 おうちdeワクワクこどもの日」開催報告


【STEAMワークショップをオンラインで初開催!】

5月4日、「渋谷発 おうちdeワクワク」実行委員会様のオンラインイベントにて、ワークショップを受け持たせていただきました。

「渋谷発 おうちdeワクワク こどもの日」は、コロナウイルスの影響で学校の休校が続く中、『こんな時期だからこそ、子どもたちにワクワクする遊びのような学びの場を届けたい!』という想いから立ち上がったママさん達によって企画された、おうちにいながら親子で参加できる無料イベント。(開催日は5月4日〜5日の2日間)

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Zoomを使用した双方向でのコミュニケーションを楽しめる講座の1つとして、We-Steinsもオンラインワークショップを実施しました。

今回のテーマは、2月に東京・調布のFUJIMI LOUNGEで行われて大好評だった「カタチとけんちく」。
“だいすけさん”こと建築家の菅原大輔さんとWe-Steinsの代表・赤司展子が先生となり、世の中にあるいろんなカタチの不思議を、見て・知って・つくる、STEAMプログラムです。

初のオンラインでの開催に少しドキドキしましたが、しっかり子どもたちとコミュニケーションを取りながら進めることができ、今回も「楽しかった!」という声をたくさんいただけました。

以下、28家庭・30名を超える子どもたちが参加してくれたワークショップの様子をご紹介します。

【おうちでまなぶ「カタチとけんちく」】

子どもの日の前日の午後、Zoomの画面越しに子どもたちが続々と集合し、プログラムスタート!

まずは、正多面体(通称:プラトン立体)を画面共有しながら紹介。
正四面体と正六面体をつくってみよう、というミッションのもと、子どもたちは、各家庭で用意した竹ひごやマシュマロなどで画面の図を参考にしながら立体を作り、「カタチ」が線と点で成り立つことを体感します。

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「できた!」「むずかしいなぁ」「お母さん、ここ持っててー」などなど、子どもたちの試行錯誤する声がたくさん聞こえてきました。

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ひと通り立体作りを体験した後は、だいすけさんがスライドで図や写真を映し出しながら、立体の仕組みや強さ、その立体の組み合わせでできている世界の建築を解説。
Google Earthで地図上を飛びまわり日本や海外の写真を見て、「カタチ」が実際の建物にどう関わっているのかを学びます。

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フランスのエッフェル塔やイギリスのフォース橋など、美しい建築物とカタチの関わりに、子どもたちの目はくぎづけ。

レクチャーの後は「チカラが強いカタチをつくってみよう」と立体を自由に作る時間。随時、だいすけさんが子どもたちの様子を見守りながら、アドバイスやコメントをしてくれるので、みんなやる気いっぱい!

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「作っているうちにダイヤモンドみたいな形ができた!」「船をつくったよ」「これはロケットをイメージして作りました!」と、楽しそうな声が止まらない。そして、画面にはみんなの個性豊かで素敵な作品がどんどん登場。

最後はみんなで作った立体をカメラ越しに見せ合い、あっという間に50分間のワークショップが終了しました。

初のオンライン開催は大成功!

今回の内容はおうちにあるもので簡単に取り組めるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

【オンラインで見えた新しいコミュニケーションのかたち】

普段は実際に会場へ足を運んでもらって開催しているワークショップを、初めてオンラインでやってみましたが、リアルな場と同じくらい子どもたちの熱心な様子に触れることができました。

だいすけさんによる一人ひとりへの優しい声かけで、初めはちょっと緊張した面持ちだった子どもたちも、時間が経つにつれてどんどん積極的に。

「だいすけさん!これはどうするの?」「あのー、さっきの図をもう一度見せてください。」「できた!見て、見て!」と、まるでみんなが同じ場所にいるかのように、あちらこちらから元気な声が聞こえてきました。

また、普段のワークショップと異なり、今回はお父さんお母さんも一緒に参加することができたため、親子で楽しそうに会話をしながら取り組む姿を見ることもできました。

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コロナウイルスの影響による休校は長引き、学校で先生や友だちと学んだり遊んだりできるはずだった子どもたちの生活が閉ざされてしまっている現在。

各学校や企業は様々な小学生向け学習教材をオンラインで提供し学習環境の確保に取り組んでいますが、学校に通っている時間と比べ、子ども達が周りとコミュニケーションを取る機会は圧倒的に減ってしまっています。

そんな中、今回のワークショップでは、講師の先生、参加しているおともだち、そしてお父さんお母さんといった沢山の人とコミュニケーションが取れる場を提供し、子どもたちのキラキラした表情を見ることが出来ました。

あらゆる場面で子どもたちのコミュニケーションが制限されてしまう今だからこそ、We-Steinsのオンラインワークショップを通して、学校では出来ない体験をおうちでしてみませんか?

今後も、子どもたちにたくさんのワクワクが生まれるような体験活動の場を様々な形でご提案していきたいと思いますので、ぜひ皆さまのご参加をお持ちしております!

(文:中務彩夏)

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