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第二の人生を考える時、お金の心配を理由にしてはいけない。

50代になり、自分の第二の人生を考える際、必ずと言って良いほど、お金の心配、特に、老後のお金の心配があります。

私は、コーチングでクライアントさんのお話を聞いている中で、本当は、自分の第二の人生を考えたい、歩み出したいのに、自分の中にある現状維持を求める声を正当化するために、お金が心配だと言っていると感じる時があります。

自分の無意識から発する恐怖

本当は自分の第二の人生を考えたいが、これ以上考えてしまっては、今、勤めている会社を辞めることになってしまうかもしれない会社を辞めると家族に迷惑をかけてしまうかもしれない
そんな 自分の無意識から発する恐怖 から、お金の心配、特に、老後のお金の心配を理由として持ち出しているのではないかと感じることがあります。

例えば、いくら貯蓄がたまったら、第二の人生を踏み出しますか? 第二の人生で毎月いくらぐらい収入があれば良いですか? などの質問に対して、あなたは答えることができるでしょうか?
多くの方は、考えていない、考えることを辞めているので答えることが出来ないと思います。

また、老後のお金に関しては、老後2000万円問題など、不安をあおるような報道もあり、不安な方も多いのではないでしょうか。
私は、不安な方の多くは、現状を知ることの恐怖 もあると考えています。
あなたは、なんとなく不安だけど、現状を知って、その不安が現実の数字として示されもっと不安になってしまうことへの恐れや、時間がたてばなんとかなると考え考えることを保留にしたりしてはいないでしょうか。
私も以前はそうでした。

「ライフプラン診断」「便利ツールで家計をチェック」で将来をイメージ


まずは、勇気を出して、現状を知ることの恐怖に打ち勝つため、第二の人生を考える第一歩として、家計の現状を整理、把握し、将来のライフイベントをイメージして、将来の家計をチェックしてみてはいかがでしょうか。

もしかしたら、今、会社を辞めても老後は全く問題ないかもしれません、2,3年は、今の会社で給料をもらい、第二の人生でやりたいことを副業として試して、目標の収入の目途を立ててから会社を辞めてもよいかもしれません、ひとそれぞれ正解はありません。

私のお勧めは、日本FP協会のサイトにある 「ライフプラン診断」「便利ツールで家計をチェック」です。

「ライフプラン診断」 は、年代、年収、生活費など、9つの質問を答えることにより、将来の家計を診断できるものです。
総務省 家計調査などの数字を前提条件として使っていますので、あくまで、概算です。
診断後、回答した数字を変更することができます。
第二の人生で、収入がいくらいるかなどもいろいろと数字をいじって試行錯誤するのも面白いと思います。

「便利ツールで家計をチェック」 は、ライフプランをより具体的にイメージすることができます。
以下のExcel表がダウンロードできますので、家計の現状を整理、把握し、将来のライフイベントをイメージして、将来の家計をチェックすることができます。
 ・貯蓄力がわかる 家計の収支確認表
 ・本当の家計の健全度がわかる 家計のバランスシート
 ・将来のイベントと費用を考える ライフイベント表
 ・将来の収支が予想できる 家計のキャッシュフロー表

お金の心配を理由にしない、第一歩

第二の人生を考える上で、経済面での心理的な安心感は非常に重要です。
今回、ご紹介した「ライフプラン診断」「便利ツールで家計をチェック」に、自分の数字を入れてライフプランを具体的にイメージすることにより、お金の問題に見通しが立てば、第二の人生を考える時、お金の心配を理由にできなくなります。

また、見通しが立たない場合は、2,3年は、今の会社で給料をもらい、第二の人生でやりたいことを副業として試して、目標の収入の目途を立ててから会社を辞める選択を考えなければならないかもしれません。

私は、第二の人生を考える上で、お金の心配を理由に、考えることを辞める、現状を知ることをしない ことだけはしないで欲しいと考えています。

お金の心配を理由にしない、第一歩を踏み出しましょう。


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