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娘が初めて自転車に乗れるようになった日、親父は地獄の5分半をしのぐ

3ヶ月ぶりに試合に出ました。
横浜柔術国際トーナメント@横浜武道館

どんどん会場の人が増えている気がする

年末のパンクラス杯に続いてアダルト青帯ライトフェザー級でエントリー。総勢18名のトーナメントでした。

出稽古先に対戦相手がいる場合

パラエストラ天満・代表赤尾セイジさんがこんなつぶやきをしていて話題になっていました。

僕も同感で。昨年からたびたび竹浦正起さん(カルペディエム三田)とBJJ LABの仕事の話などがあり、出稽古にも参加させてもらっていました。12月のパンクラス杯の時にKさん(おそらく年齢もアダルト)がエントリーしていたので、控えていました。

足の怪我の治療などで年末以降は試合に出ていなかったのですが、今回ひさびさにエントリーしたら、またいらっしゃった。

しかも、今回初戦で当たることになって驚く。「出稽古を控えておいてよかった」と思いました。竹浦さんには初戦で当たることは伝えていましたが、マナーとしてどんな人かは聞かず(訊かれても困るしね)。

柔術は戦術がモノを言うのでどんなガードが得意か、体格などの情報で有利になることなどはあります。

試合の様子

対戦相手のセコンドは石黒翔也さん

待機席に通される。観客席を見ると、石黒翔也さん(カルペディエム三田)と目が合い会釈。「あれー、延藤さんと戦うの?」みたいな反応でした(笑
先週バンコクでONEで寒河江寿泰さんと対戦していました。忙しい中、試合も指導もして、さらに大会セコンドにも来られている。

実質30秒でやられる

これまでで一番無様な負け方でした。

試合開始⇒引き込みと同時に一本またぐ⇒相手のグリップはパンツデラヒーバなので立たず⇒フックは強くない⇒一回跳ね上げられるも大きくは崩されず。
「これはいける」
一回仕切り直す。引き込みが多い僕ですが、今回はトップで行く。ここまで30秒。

地獄の5分30秒が始まる

直後に三角に閉じ込められる。若干浅かったので抜けられると思ったら、そのまま引き摺り込まれる。座って足で蹴ろうとしたらそのままマウント。

セコンドの声援は心強い

マウントの三角は道着も顔にかかるし、視界はほぼ奪われます。セコンドの下前さんの「気道確保!」という声で数mmずつ首を緩める。

体を丸めると喉が締まってくるし、右腕を使うと狙われる。ブリッジして上に行こうとしましたが、相手の脇が高くて(&僕の足が短い)、崩せず。

相手はキープの体制。気道を確保したところでブリッジ開始。ジタバタもがくも好転せず。ラスト10秒で相手が十字に切り替えるも、そのまま試合終了。

惨敗。あっさり三角に捕まったので、次回の反省にします。

せめてもの救いは対戦相手のKさんがそのまま全勝して優勝したことです。全戦とも三角を狙っていて、2回戦・準決勝は一本勝ちしていました。

僕はよく耐えた方かもしれません(笑)

試合後は観戦

所属のねわざワールド品川、引っ越して先月からお世話になっているパラエストラ川崎のメンバーの試合を見る。

同じジムのM田さん、Iさん(白帯/今回2回目)が優勝

■アダルト紫帯フェザー・萩野さんvsM田さん

先月の関東柔術オープンに続き、1ヶ月ぶりの再戦。(前回はM田さんが4-0で勝利)

序盤、M田さんの引き込みに合わせて萩野さんがパスを仕掛ける。『竹浦制作室』のスパー診断が生きている。

今回は0-0(AD0-0)でレフェリー判定にもつれ込むも、M田さんが辛勝。

井手智朗さんがアダルト黒LFで優勝

決勝は見応えのある試合でした。レジェンド芝本幸司さんを僅差(ルーチ1差)で下した五味選手と壮絶な決勝。

序盤に2点先取、細かい鍔迫り合いが続く。2点リードで終盤を迎えた頃、かんぬきからのアームバーを仕掛けられあわやというシーンもありましたが、そのまま優勝。

これまで一度も勝っていない相手を下して優勝とのこと。励みになります。

下前さん準優勝

今回セコンドをしてもらった下前さん。ガードの切り替えが鮮やか。決勝はレフェリー判定で負けましたが、素人目ですが「勝ったのでは?」というくらい接戦でした。

Sさん優勝

これまでの試合で「この人には1,2年では勝てそうにない」と思ったのはSさんだけです。もちろん体感です。惜敗した人、あるいは過去に勝てた相手でも、次やるとボコられることも十分にあります。

とはいえ、アダルト・マスター関係なく、青帯で内容を伴った優勝をする人は、紫帯に上がっても勝つんです。なので帯色は気にせず、勝率を高めていくことだけ考えればいいと改めて思いました。

僕の当面の目標は「紫帯アダルトで戦えるスキル・体力を身につける」なのですが、紫のアダルトになると一気にレベルが上がりますね。

何年かかるかわかりませんが、いつか到達できると思っているので精進します。

引き続き試合に出ます

今回は無様な負け方をしました。一番良くないのはデータが取れなかったことです。負け方が残念すぎて、自分の上達具合がさっぱり測れない。そこが一番悔しい。同じミスをしないように積み上げていくしかありません。

ひさびさにマスター1,2にも出ようと思いますが、直近のJBJJFが全日本オープン(アダルトのみ)なので、次もアダルトになりそうです。

2022年10月、初めて試合に出たときのnoteにこんなことを書きました。

同時期に試合に出始めたあきぴさんは心のライバル

「青帯で無双」はまだまだ先ですが、柔術は工夫しつつ時間を掛ければ強くなる競技なので積み上げます。加齢との戦いは始まっているので悠長なことは言っていられませんが、早く上達するようにもっと練習を工夫します。

娘を見習う

長女はわりとすぐ諦めがちで泣き言を言いがちなのですが笑、なんとか自転車に乗れるようになりました。

「痛い」「もうやめる」「自転車に乗れなくていい」と何度も言っていましたが、ついに自走。

まだ15mくらいですが、これから徐々に上手くなって、曲がったり坂を登ったりすることでしょう。いずれ母親になって子供を乗せて爆走する時が来るかもしれません。

25年後くらい?

その時、僕は64歳。現在の柔術の盛り上がりが続けば、マスター7で8人トーナメントなんてこともありえます。

柔術を続けられる体でありますように。

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