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熱で苦しんでいる人にやってあげるといいこと

先日、ミーハーなことが好きな私の夫が世間の大流行にのるようにインフルエンザを発症し、1週間近く自宅で寝込むということがあった。

38.5度の熱と全身の痛みに苦しむ人を目の前にして、私は 自分が10年ほど前に留学先のタイチェンマイにてひどいバージョンの食中毒にかかり、高熱にうなされた時のことを思い出していた。

留学生だった私は昼に食べた学食のソムタムプー(青パパイヤサラダに発酵させた生のカニが入ってるやつ)が原因で、夕方ごろから体調をくずし夜には嘔吐と下痢を繰り返し高熱を発していた。

当時私は2人1部屋の学生寮に住んでおり、イサーン(タイ東北部)出身の女の子のルームメイトがいた。

彼女は翌日大切な試験だったのにも関わらず、あまりにヤバそうな状況の私を見かね、バイクの後ろに私を乗せ、背中でぐったり倒れそうになるのを片手で支えつつ夜な夜な大学の付属病院まで運んでくれた。結局そのまま病院に入院することになり、計4日間寝たきりで点滴を受け続けることになった。

発熱にうなされ全身の関節がバッキバキに痛んでいる間、彼女がしてくれたことでとても気分が楽になったことがあった。


それは、手(&うで)マッサージだ。


きっと体が菌と闘っている間、知らず知らずのうちに緊張でこわばっていたのだろう、腕の根元から手のひらまで丁寧にマッサージしてもらうことでとてもリラックスできた。食中毒はとても苦しかったのだけど、熱心に看病してくれた彼女の腕マッサージに救われたことを強く覚えている。


夫が丸々3日間高熱で苦しんでいる最中、私はこの時のことを思い出し手のマッサージをしてあげた。その効果がとても高かったのか、夫から非常に感謝された。(なにかひとつ大きな借りができたくらいの感じだ)

とにかくもし目の前に熱と関節痛に苦しむ人がいたら、ぜひ試してあげてほしい。反対に自分が発熱した時には近くにいる人に手(&うで)をマッサージして欲しいと頼んで、ぜひともその効果を実感してほしいと思う。


そういえば元々タイマッサージというのは、病気を直すために開発されたものらしい。そのことを知ってから、タイに住んでいた頃は体調があやしくなりあれ風邪ひきそうかな?という時にはいつもとりあえずマッサージに行くようにしていた。そうすると、全身の血行がよくなって2回に1回くらいは風邪に至らずなんとか持ちこたえることができた。(けどダメな時はやっぱりダメだけれども) 


写真:風邪のときいつも食べたくなるタイ料理、ゲーンジュータオフー(たまご豆腐の優しいスープ)


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